2012年12月29日

静岡新聞の企画広告


<㈱静岡新聞社 協力>

12/15(土)の静岡新聞5面に第1回静岡書店大賞の企画広告が掲載されました。
受賞作品の表紙と、投票した書店員のコメントが見やすくレイアウトされていて、
とても嬉しい広告でした。フェア開催中の書店名も記載していただいています。
記事の左上にある下記のコメントも嬉しいです。ぜひご覧くださいface03

 「静岡の書店で働く書店員609人のみなさんが、県民のみなさんにぜひ読んで
  ほしい本を投票し、今年初めて選出された賞です。本のプロが選んだ本との
  出会いから、あなたの心に残る本、大切な人に贈りたい本がきっと見つかります。
  あなたも、ちょっと書店に立ち寄ってみませんか?」
   <企画・制作/静岡新聞社営業局>


素敵な企画・制作をしてくださった静岡新聞社営業局さん、広告にご協賛くださった
出版社さん、ありがとうございました。心より御礼申し上げますemoji49

年末年始、静岡書店大賞受賞作をぜひお読みいただければと思います。お近く
のフェア開催書店にお出かけください。心豊かな年明けとなることうけあいです196

今年は大変お世話になり、ありがとうございましたicon12
来たるべき新しい年が、皆様にとって幸せな日々でありますようにemoji52

  

Posted by 静岡書店大賞SST at 17:20お知らせ

2012年12月17日

2012 第1回静岡書店大賞 各部門上位作

第1回 静岡書店大賞の各部門上位作の獲得ポイントを公表しますemoji02県内の書店員が
「読んで面白かった。ぜひ多くの方に薦めたい!」と投票した小説、児童書(新作&名作
ロングセラー)をそれぞれ1位=3点、2位=2点、3位=1点で集計しました。4~10位の
作品もオススメですicon12ぜひご参照くださいface02

153(小説部門)
1位「きみはいい子」中脇初枝(ポプラ社) 71ポイント
2位「光圀伝」冲方丁(角川書店) 61ポイント
3位「三匹のおっさん ふたたび」有川浩(文藝春秋) 60ポイント

4位「本ボシ」曽根圭介(講談社) 55ポイント⇒静岡作家賞
5位「空飛ぶ広報室」有川浩(幻冬舎) 51ポイント
6位「ビブリア古書堂の事件帳③」三上延(メディアワークス) 36ポイント
7位「ソロモンの偽証 第一部」宮部みゆき(新潮社) 33ポイント
8位「楽園のカンヴァス」原田マハ(新潮社) 31ポイント
9位「屍者の帝国」伊藤計画×円城塔(河出書房新社) 28ポイント
10位「ナミヤ雑貨店の奇蹟」東野圭吾(角川書店) 26ポイント
10位「珈琲店タレーラン事件簿」岡崎琢磨(宝島社) 26ポイント
特別賞「おもかげ復元師」笹原留似子(ポプラ社) 16ポイント
※14位ノンフィクションであるにも関わらず10名程が投票

152(児童書部門 新作)
 1位「きょうのごはん」加藤休ミ(偕成社) 80ポイント
 2位「ふじさんファミリー」みやにしたつや(金の星社) 74ポイント
 3位「うどんのうーやん」岡田よしたか(ブロンズ新社) 72ポイント

 4位「どんぐりむらのおまわりさん」なかやみわ(学習研究社 )54ポイント
 5位「あさになったのでまどをあけますよ」荒井良二(偕成社) 50ポイント
 6位「ダースヴェイダーとルーク(4才)」とみながあきこ(辰巳出版) 36ポイント
 7位「おやすみくまちゃん」シャーリー・パレントー(岩崎書店) 23ポイント

151(児童書部門 名作ロングセラー)
 1位「100万回生きたねこ」佐野洋子(講談社) 79ポイント
 2位「ぐりとぐら」中川李枝子・大村百合子(福音館書店) 78ポイント
 3位「はらぺこあおむし」E・カール(偕成社) 48ポイント

 4位「おしいれのぼうけん」ふるたたるひ(童心社) 31ポイント
 4位「バムとケロの日曜日」島田ゆか(文溪堂) 31ポイント
 5位「どうぞのいす」香山美子(ひさかたチャイルド) 28ポイント
 6位「からすのパンやさん」かこさとし(偕成社) 27ポイント
 7位「絵本 地獄」白仁成昭(風濤社) 24ポイント
 7位「こんとあき」林明子(福音館書店) 24ポイント
 7位「ちいさなあなたへ」P・レイノルズ(主婦の友社) 24ポイント
  

Posted by 静岡書店大賞SST at 18:442012年 静岡書店大賞 受賞作

2012年12月03日

大賞受賞作家さんのコメントです。

第1回静岡書店大賞が発表となり、県内160店でフェアを開始し3日目となりますface02
各店でのお客様の反響はどうか、気になるところですemoji02

大賞受賞作の作家さん、出版社担当者さんから受賞コメントをいただきましたので、掲載させて
いただきます。皆さん、静岡書店大賞第1位に大変喜んでくださり、私共委員会も感激ですface03

 151小説部門 第1位 『きみはいい子』 (ポプラ社) 中脇初枝さん

 このたびは「第一回静岡書店大賞」をいただき、ありがとうございます。

 川に囲まれた小さな町で暮らしていたこどものころ、お小遣いをもらうと
 川べりの本屋さんへでかけて、文庫本を買っては読んでいました。単行
 本は高くて買えなかったので、立ち読みしていましたが、店員さんはい
 つも見逃してくれました。

 本を書く仕事をするようになって、一冊の本が、どれほど心をこめて本
 屋さんに並べられているのかを知りました。

 そんな書店員のみなさんにえらんでいただけたことを光栄に思います。

                  そして、この機会にあらためて、こどものころに見守っていただいたお礼
                  を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

                  あなたはいい子。わたしもいい子。

                  そんな思いが、たくさんのひとに伝わることを願っています。


中脇先生が通っていらした川べりの本屋さん、あたたかいお店なのでしょうね。中脇先生の心象風景に本屋さんがあり、作家として改めて、本と書店に思いを巡らせてくださっていること、とても嬉しくありがたく思います。静岡県内の書店も、多くの人の心に残る「本屋」であるといいなぁ…emoji52

虐待やいじめなど、いたましい事件が後を絶ちません。みんな「いい子」のはずなのに…。中脇先生のメッセージが伝わり、いたましい事件が起こらないようにと、願ってやみませんicon11


 152児童書 新作部門 第1位 『きょうのごはん』 (偕成社) 加藤休ミさん

 まず、受賞本当に嬉しく思っています。知らせがあったときは飛びあがっ
 て喜びました。絵本部門の大賞をいただけるなんて思いもよらないこと
 でしたから感激ひとしおです。

 私はクレヨンとクレパスで食べ物の絵を描くのが得意です。 『きょうの
 ごはん』はそれに加え、私の“こんな家族あったらいいな”の風景をそれ
                 ぞれ描きました。ご近所も商店街の風景も理想の街です。ですので、
                 こんなに好きな絵ばかり描いてさらに受賞までさせていただいて、恐縮
                 してしまうくらい。そして、富士山に登って喜びを叫びたいくらいです。

                 「静岡のみなさ~ん! きょうのごはんはな~に~?」


飛びあがって喜んでくださったなんて、こちらこそ、飛びあがってしまいます。加藤先生の理想とされる家族や風景、そしてもうヨダレの出そうになる、家族そろっていただくおいしそうなごはんの数々。日本の食卓はこうであってほしい!とだれもが思うことでしょうface03

「きょうのごはん」は日本全国共通のメニュー「焼きサンマ」「カレーライス」「オムライス」「コロッケ」「お寿司」ですが、静岡ならではの「きょうのごはん」って何だろう??黒ハンペンのフライ?サクラエビのかき揚げ?静岡県は横に長~いので、西部・中部・東部・伊豆では、ちょっと違うんですけどねface02


 153児童書 名作・ロングセラー部門 第1位 『100万回生きたねこ
   (講談社) 佐野洋子さん・・・講談社 担当編集者さんより

 『100万回生きたねこ』は、2012年に刊行35周年を迎えました。
 
 多くの読者に愛され読み継がれて、このたびこのような賞を受賞でき、
 佐野洋子氏の最後の担当者としまして、うれしく思います。
 
 佐野さんは、9歳のとき、大好きだったお兄さんを11歳で亡くしました。
 その喪失感と、自らの力で切り開いていった人生が、この絵本を生んだ
 のだと思います。

                   佐野さんの、生きていくことへの決意が、多くの人を感動させます。
                   子どもにも、大人にも読んでほしい、永遠の名作です。


著者の佐野洋子先生が故人(2009年11月5日 72歳で病没)のため、講談社の佐野洋子先生の最後の担当者さんがコメントをくださいました。担当者さんがおっしゃるとおり、永遠の名作である『100万回生きたねこ』。哲学的ともいわれ、子どもよりも大人の支持を集めるものかもしれませんface01

静岡育ちの佐野洋子先生が大賞というのは、嬉しいことです。担当者さん、ありがとうございましたemoji49  

Posted by 静岡書店大賞SST at 15:552012年 静岡書店大賞 受賞作