静岡書店大賞

この度、静岡県内の全ての書店が「今、いちばん読んで欲しい本！」を選ぶ「静岡書店大賞」
（ＳＳＴ）を立ち上げる運びとなりました。

静岡書店大賞は、静岡県内で営業するすべての新刊書店（従業員全て）が投票権を有し、
その投票結果のみで大賞を決定する静岡県書店独自のオープン文学賞です。

第一回の投票対象となる書籍は、2011年11月1日から2012年10月31日までの一年間に
刊行された日本の小説（オリジナルの文庫・新書も含む）、及び日本の児童書（絵本・童話）
です。　※児童書に於きましては、新刊部門とロングセラー部門を併設します。

投票は、県下書店で働く書店員が「読んで面白かった。是非、多くの方に薦めたい！」と願う本
を各ジャンル三作選び、順位をつけて推薦理由とともに投票します。その結果得点の多かった
上位十作品を選出。一位：3点、二位：2点、三位：１点が得点となり、各ジャンル獲得点数が
もっとも多かった本が大賞となるシステムです。大賞発表は、12月1日です。

子どもから大人まで活字離れと本離れが叫ばれる昨今。出版市場は縮小し、全国から書店が
消えつつあります。「このままではいけない。なんとかしなければいけない。」との念にかられ、
僭越ながらこのような地域文学賞を立ち上げさせて頂きました。県が読書推進活動を発表した
今年こそ、連動し盛り上げていく好機と思います。

折しも全国各地で独自の文学賞が設けられたり、「本屋大賞」に代表される読書文化活性の
動きも活発化しております。静岡県においても、我々書店員が立ち上がり、県民の皆様に
「本の素晴らしさ」を伝え、再び多くの読者が書店に足を運ぶ一助となれば嬉しく存じます。

ぜひとも県民の皆様、県内書店の皆さまのご理解とご賛同を賜りたく、ここに認めた次第です。

12月1日の発表に至るまでの間、新聞やテレビで取り上げられることもあると思います。ふじの
くに静岡県でもこのような草の根文学賞が産声を上げたこと、ぜひともお見知りおきくださいます
よう、よろしくお願い申し上げます。

投票期間・・・10月11日（木）～11月10日（土）　　 大賞発表・・・12月1日(土) 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

【静岡書店大賞実行委員会】
事務局長：高木久直（戸田書店）
委員：斉藤晋一郎，中土居一輝（谷島屋書店）、新村英希（江崎書店）、山本明広（BOOKアマノ）、
小川誠一(マルサン書店)、田中寛行（戸田書店）、西谷友子，吉見佳奈子（吉見書店）

【連絡先・投票先】
戸田書店　掛川西郷店　SST事務局　〒436－0342　掛川市上西郷508-1　担当：高木久直
　☎：0537-62-6777　Fax：0537-62-6778 　Mail：toda-saigo@galaxy.ocn.ne.jp