2013年05月15日
寸評③ 児童書名作部門
5月も半ば、陽射しが強くなり外では暑さを感じる日も。ですが爽やかな薫風が心地よい季節です
ね
緑の草の上に座り、木陰で読書…など、戸外で本を楽しむのもいいかもと思います
寸評の最後は児童書の名作部門です。書店員自身が子どもの頃から好きだった絵本、自分の
子どもや姪っ子などが気に入っている絵本、大人にもおすすめしたい絵本などなど、熱い思いが
感じられるコメントばかり。シリーズものの紹介も多いですよ
よいものはずっと読み継がれていくんですよね。児童書は特にそうだと思います。年月を経ても
色あせない魅力…。絵本の力ってすごいな~
ストーリーはもちろん、絵もとても大きな力があり
ますね。お話が同じでも、絵が違うと印象が大きく違います。メッセージ性のある絵本も多く、道徳
の授業にも使っていただくといいなぁと思ったり。下記の寸評をご覧いただき、皆さんの中の名作
をぜひ増やしていただきたいです
静岡書店大賞「児童書名作部門」~書店員たちの寸評~
●『ないしょのおともだち』 ほるぷ出版 ビバリー・ドノフリオ
マリアとネズネズは同じ家に住むないしょのおともだち。なんで内緒なのかって・・・ネズネズはネズミの女の子だから。ないしょ・・・秘密・・・子供たちの大好きな言葉ですねぇ。絵もお話も本当にステキです。最後のサプライズも楽しんでください。子供たちはもちろんステキな女性へのプレゼントにも最適です。
(マルサン書店仲見世店 土屋)
●『ぼくのかえりみち』 BL出版 ひがしちから
はじめて読んだとき、あれ?これは?と思ったでしょう。デジャヴ・・・やりましたよね?子供の頃。道路の白線から落ちたらダメ。どこまで行けるか。絵本の中の事なのに、いつしか手に汗を握りながらドキドキしてるあなた。家まであと少しのところで白線がない!?どうする?絵本の醍醐味を味わって下さい。(マルサン書店仲見世店 土屋)
●『はじめてのおつかい』 福音館 林明子
いつの時代になっても〈はじめて〉はドキドキ・ハラハラするもの。TVで特番組まれるくらい。見ている大人だってハラハラ・ドキドキしちゃいます。おつかいが終って、おかあさん見つけた時の安堵感。いつの時代も変わりません。うーん良い絵本。是非是非お子さんに読んであげてください。そして抱きしめてあげて下さい。
(マルサン書店仲見世店 土屋)
●『ころころにゃーん』 福音館 長新太
こんなにやさしい感情があるのか・・・となぜだか泣いてしまった本。この本の原稿が出版社へ届いた10日後に長さんはお亡くなりになったそうですが、最期に描く本がこんなに力強いなんて!!と書きながらまた泣けてきた・・・。
(マルサン書店仲見世店 本田)
●『わたしのワンピース』 こぐま社 にしまきかやこ
きっと初めての妄想体験だったはず。ワンピースの柄が変わるたびにその世界へとびこんでいき、色やにおいや感触まで鮮明に脳内体験したのを今でもはっきり覚えています。やはり子どもは本で経験しなくちゃ。
(マルサン書店仲見世店 本田)
●『大どろぼうホッツェンプロッツ』 偕成社 プロイスラー 中村浩三 訳
かぎたばことかコーヒーひきとかザワークラウトとか出てくるアイテムにいちいちドキドキして、この世界にあこがれていました。今でも家にある単行本をたまに読みますが、訳がつくりすぎずつくらなすぎず素晴らしいと思います。
(マルサン書店仲見世店 本田)
●『アンパンマン大図鑑公式キャラクター2000』 フレーベル館
とにかくアンパンマン好きにはたまらない一冊。やなせたかしさんが考えるキャラクターに酔いしれながらこんなキャラもいたのか!と驚きもある。大人になってからも楽しめるアンパンマンの魅力や周りのキャラクターの魅力がつまった一冊です。
(マルサン書店富士店 山島)
●『スキマノ国のポルタ』 講談社 荒井良二
NHKでアニメとして放映していました。荒井良二さんのシリーズものは初かと思われます。このスキマノ国の不思議さと絵の色彩が何ともストーリーに引き込まれて、ハマること間違いなし!
(マルサン書店富士店 山島)
●『100万回生きたねこ』 講談社 佐野洋子
幼い時から今に至るまで、何十回何百回読んでも飽きない絵本。一人一冊この本は持つべきではないでしょうか。奥深くて読むたびに新たな発見があり考えさせてくれる最高の一冊。
(マルサン書店富士店 山島)
●『ハリー・ポッター』シリーズ 静山社 J・K・ローリング
この作品は児童文学の小説でありながら子供だけでなく大人にまで人気のある年齢を問わず誰にでも読めるような魔法ファンタジー小説だけどファンタジーだけじゃなく主人公の成長や友達と築きあげる絆、恐怖に立ち向かう勇気など自分も一緒に成長できるようなそんな気持ちにしてくれる素敵な作品だから私の中で一番に心に残っています。
(マルサン書店 町田)
●『かいぞくポケットシリーズ』 あかね書房 寺村輝夫
小学生のころによく読んでいたシリーズです。ワンピースより先に海賊になって旅をする冒険活劇という意味では先進的な児童書だったのかもしれません。私も当時はワクワクしながら読んでいたような気がします。なので現在の小学生にもそれは通ずるものだと信じたいです。
(戸田書店江尻台店 小暮)
●『注文の多い料理店』 新潮社 宮沢賢治
この本を子どもの時に読んだ際は山猫に喰われそうになるという恐いイメージがありました。ただ大人になって読み返してみると、人間のエゴ(この場合動物を遊び半分で殺すハンターの発言)に対する戒めなのではないかと改めて思いました。子ども向けとはいえ、考えさせられる話です。子供ももちろんのこと大人も改めて読んでみることをおすすめします。
(戸田書店江尻台店 小暮)
●『てぶくろ』福音館書店 ウクライナ民話 内田莉莎子訳
幼稚園の時にこの本を題材にした劇をやったことを覚えています。私はちなみにクマの役でした。あらすじとしては動物が暖を求めて、老人の落とした手に次々と動物が住み込みという話です。絵がとてもきれいなのが印象的で、今の子ども達にもぜひ読んでもらい、幼稚園・保育園のお遊戯会で、クマの役をやってもらえれば幸いです。
(戸田書店江尻台店 小暮)
●『選ばなかった冒険 光の石の伝説』 偕成社 岡田淳
小学生の男女2人がテレビゲームの世界に入り込んでしまって……という、ちょっぴりダークな和製ファンタジー。子供だけでなく、RPGゲーム世代の大人が読んでも楽しめる骨太な一冊だと思う。血湧き肉躍るような冒険劇がくりひろげられているのは、漫画だけじゃない。本の面白さがギュッとつめこまれていると思う。これを読むことで、本好きに目覚めて!!
(戸田書店静岡本店 太田)
●『たんたのたんけん』 学習研究社 中川李枝子、山脇百合子
5歳の誕生日をむかえたたんたの元に舞いこんだ一枚の地図。たんたは宝の地図だ、と意気ごんで「たんけん」にでる。見返しに印刷された宝の地図を幾度も見ながら、わくわくと読んだのを覚えている。
(戸田書店静岡本店 太田)
●『なつのいちにち』 偕成社 はたこうしろう
男の子が、山にクワガタを採りに行くお話ですが、その林に行きつくまでの道のりの絵がすばらしい!美しい色彩、絵のアングルから、夏の暑さ、ひんやりとした空気、さわやかな風、せみしぐれ、川の流れる音、牛舎のにおい、林のにおい……夏そのものがたっぷり感じられる一冊です。星の数ほどある絵本の中で、1番大好きな作品です。読み聞かせをすると、子供たちが本にひきこまれていく「気」がぐいぐい感じられる本です。
(戸田書店江尻台店 中田)
●『こんとあき』 福音館書店 林明子
「あき」が生まれた時からずっと一緒にいるきつねのぬいぐるみの「こん」。こんの腕がほつれてとれかかってしまったのを直してもらいに、砂丘の町のおばあちゃんの家に行くことになります。2人で電車に乗って出かけますが……。この小さな冒険にハラハラドキドキしっぱなしです。女の子がまさにそこにたたずんでいるかのような、林明子さんの絵は、やわらかくて温かく、心がほっとします。
(戸田書店江尻台店 中田)
●『おへそのあな』 BL出版 長谷川義史
お母さんのおなかにいる赤ちゃんが、お母さんのおへそのあなからのぞいて見た、これから生まれていく家の家族の様子を描いた本です。家族みんなで赤ちゃんを心から楽しみに待っている様は、命の誕生の喜び、尊さを強く感じます。当店のお客様で、ご自分の娘さんと友人のお嬢さんにこの本をプレゼントしたところ、お二人とも、何日もしない内に無事赤ちゃんが生まれたということがありました。安産のお守りになるかもしれない(!?)不思議な絵本です。
(戸田書店江尻台店 中田)
●『ひみつのがっき』 偕成社 五味太郎
うちの娘のお気に入りです。何度も図書館で借りています。
(戸田書店江尻台店 坂井)
●『まどからおくりもの』 偕成社 五味太郎
(「ひみつのがっき」同様、)こちらも娘のお気に入り。ヘビーローテーションです。
(戸田書店江尻台店 坂井)
●『ぼくを探しに』 講談社 シェル・シルヴァスタイン
単純であっという間に読めてしまう。でもいろいろ考えさせられる1冊。奥が深いです。
(戸田書店江尻台店 坂井)
●『エルマーのぼうけん』 福音館 ルース・スタイルス・ガネット
子供の頃、夢中になって読んだ本です。
(戸田書店江尻台店 杉山)
●『はらぺこあおむし』 偕成社 エリック・カール
絵の色彩がきれいで遊びながら子どもと読める絵本。
(マルサン書店 スタッフ)
●『ちいさなあなたへ』 主婦の友社 アリスン・マギー
はじめてお母さんになる人にぜひ。
(マルサン書店 スタッフ)
●『ぐりとぐら』 福音館書店 中川李枝子
ぐりとぐらのかすてらを作るまで工程がとても楽しそうで、それをみんなでわけあって食べる姿がとてもほほえましい。
(マルサン書店 スタッフ)
●『おしいれのぼうけん』 童心社 ふるたたるひ、たばたせいいち
小さい頃読んで衝撃をうけたことは今でも鮮明に覚えています。怖いものから逃げずに立ち向かう2人に勇気をもらいました。小さい頃読んだ時よりも大人になって読んだ時のほうがメッセージ性が強く感じられ、また何年後に読み返したくなる作品だなとおもいました。
(マルサン書店 スタッフ)
●『ずーっとずっとだいすきだよ』 評論社 ハンス・ウィルヘルム
言葉で伝えることがどれだけ大切か教えてくれる絵本です。ペットを飼っている人は一緒に泣いてしまうかも?!時々読みたくなる絵本です。
(マルサン書店富士店 大畑)
●『バムとケロのにちようび』 文溪堂 島田ゆか
この本もシリーズで読んでいます。何気ない雨のにちようびもバムとケロはとてもにぎやかに楽しく過ごしています。個性的な絵も大好きで、子供と楽しく読めました。
(マルサン書店富士店 廣瀬)
●『100万回生きたねこ』 講談社 佐野洋子
小さな頃好きでよく読んでいた絵本です。大人になってから読んでも感動でき、より深く理解できるようになっても楽しめます。大人も子供も読める絵本です。
(マルサン書店富士店 渡辺)
●『ビロードのうさぎ』 ブロンズ新社 マージェリィ・ビアンコ、酒井駒子
ビロードのうさぎにとって何が幸せだったのか、分からないけど本当に泣けるお話。子供に読みきかせてあげたい絵本です。最後は(本物)幸せになれてよかった!ぼうやにも気づいてもらえて本当によかった!
(マルサン書店富士店 渡辺)
●『からすのパンやさん』 偕成社 かこさとし
小さい頃母によく読んでもらった思い出深い絵本です。心がホッコリあたたまるお話です。色々な種類のパンが1ページ全部がパンでカワイイです。
(マルサン書店富士店 渡辺)
●『エルマーのぼうけん』 福音館 ルース・スタイルス・ガネット
子供の冒険心をかきたてる本です。
(戸田書店御殿場店 スタッフ)
●『ぐりとぐら』 福音館 なかがわえりこ
この本を読むと、カステラを食べたくなってしまいます。
(戸田書店御殿場店 スタッフ)
●『100万回生きたねこ』 講談社 佐野洋子
生きること、愛すること、愛する人を失う悲しみを教えてくれる本です。大人の絵本だと思います。
(戸田書店御殿場店 スタッフ)
●『地球』 福音館 加古里子
子供のころ、この絵本が大好きで、ボロボロになるまで、飽きることなく、読んでいました。ミクロの視点からマクロの視点まで地球の大きさを実感させてくれました。
(戸田書店リブレ菊川店 福地)
●『うきわねこ』 ブロンズ新社 蜂飼耳、牧野千穂
昨年刊行の絵本なので、名作・ロングセラーとは言えないかもしれませんが、絵に惚れ込んでしまいました。とにかく猫がかわいらしい!猫好きには絶対オススメです。
(戸田書店リブレ菊川店 福地)
●『としょかんライオン』 岩崎書店 ミシェル・ヌードセン
ルールは守らなくてはいけないけれど、いつでも絶対というわけではない。ということが図書館という公の場にもしライオンがいたら?という例のおはなし。わかりやすいうえに、やさしい気持ちになれる絵本。
(マルサン書店富士店 遠藤)
●『てぶくろをかいに』 金の星社 新美南吉
人間ときつねがでてくる絵本はたくさんあるけど、このおはなしにでてくるきつねは悪いきつねじゃない。そして人間も良い人ではないけれど悪い人でもない。そこに無知な子ぎつねがでてきて思わず笑ってしまう少しだけ心あたたまる絵本。
(マルサン書店富士店 遠藤)
●『カロリーヌのガリバーりょこう』 BL出版 ピエール・プロブスト
このシリーズは学生時代から読んでいたのですが、外国の絵本だけどイラストもおはなしもかわいい!この作品はガリバーのオマージュにもなっていて2度楽しい本です。
(マルサン書店富士店 遠藤)
●『うんこ!』 文溪堂 サトシン
うんこネタ大好きなのに。子供の頃、誰しも記憶にある学校ではうんこできないタブーな思い出。生理的に当たり前なのに何でなんでしょう?堂々とうんこを出来る世の中にしなきゃ日本の未来はないぜ!は言いすぎだけどうんこに対する親近感があふれる一冊。子どもにうんこの大切さを教える為に最適でしょう。
(戸田書店掛川西郷店 高木)
●『はやくはやくっていわないで』 ミシマ社 益田ミリ
自分は自分、人は人、みんな同じように行かないのが個性。人と違うって変なこと?私が子どもの頃に出会いたかった一冊。とかく大人は比べながら子育てしてしまう。自我同一性の萌芽に最適な一冊。対象年齢は0歳~100歳と幅の広い絵本です。(笑)
(戸田書店掛川西郷店 高木)
●『こんとあき』 福音館 林明子
本屋になったからこそ出会えた最高の一冊。忘れかけていた純な気持ちに触れ、涙があふれました。あきは生まれた時からぬいぐるみのこんといつも一緒。どこでも一緒。2人で一緒に育っていきました。でもこんは、だんだんボロボロになっていきます…。林明子さんの優しいイラストにキュンとこない人は皆無でしょう。子供から大人まで是非おススメしたい一冊です。
(戸田書店掛川西郷店 高木)
●『ねないこだれだ』 福音館書店 せなけいこ
2歳の姪っ子が1番好きな本。大好きなお父さん、お母さんに見守られながらゆっくり読んで欲しい。
(谷島屋営業部副部長 中土居)
●『ぐりとぐら』 福音館書店 中川李枝子・大村百合子
定番中の定番すぎるけれど、やはり姪っ子の2番目に好きな本。お腹いっぱいの後でも、お菓子を食べたくなる魅惑の一冊。
(谷島屋営業部副部長 中土居)
●『でんしゃにのって』 アリス館 とよたかずひこ
2歳の姪っ子がいま3番目に好きな本。まだまだ1人ででんしゃには乗られないが、電車が大好きな様子でたくさんのどうぶつとのほのぼの具合ににこにこしながら読んでます。
(谷島屋営業部副部長 中土居)
●『くっついた』 こぐま社 三浦太郎
2歳の娘が、はじめてひとりで読むことができた本。
娘はひとりで読んだあと、必ず「くっちゅいた!」と言いながら、首に腕を回し、かなり無理な
体勢からでも強引にくっついてくる。それはとても幸せなひとときだが、その時に髭が伸びて
いると「ちくちくする」と泣かれるので夜は読めない。
(谷島屋専務取締役 斉藤)
●『ぐりとぐら』 福音館書店 中川李枝子・大村百合子
2歳の娘がいま2番目に好きな本。彼女は焼きあがったふわふわのカステラのページで、文字通り涎を垂らして「おなかぺこぺこ」と言う。この本は彼女に、カステラというなんとも美味しいお菓子の存在と、料理は大勢で食べると美味しいということを教えてくれた。
(谷島屋専務取締役 斉藤)
●『もこもこもこ』 文研出版 谷川俊太郎
2歳の娘がいま3番目に好きな本。彼女は「つん」のページで、必ず腹を抱えて笑う。難しい顔で読んでも、小声で読んでも、声色を変えて読んでも、訛り気味に「とぅん」と読んでも、やっぱりひっくりかえって笑う。いったいどのように読めば、娘を笑わさずに読め進められるのだろうか。
(谷島屋専務取締役] 斉藤)
●『ゲド戦記』 岩波書店 アーシュラ・K・ル=グウィン,清水真砂子・訳
言わずと知れた海外児童文学の名作。単に話を追うだけでも面白いのですが、そこに描かれた人間の業の深さや心理的な葛藤など、子供の頃には理解できなかった話の深さが成長して読み返すたびに心に響くのです。中学生~高校生の子らにぜひ読んでもらいたいし、大人になってまた読み返してくれるといいなあと思います。何度も読み返してもらいたい物語。2009年には岩波少年文庫に全6巻が収録され、入手しやすくなりました。ちなみに訳者の清水真砂子氏は、掛川西高から静岡大学に進み、県内での教員生活を経て、2011年まで青山学院女子短期大学の教授を務めておられました。確か掛川市にお住まいの筈。
(戸田書店リブレ菊川店 赤堀)
●『八郎』 福音館書店 斎藤隆介・作,滝平二郎・画
斎藤隆介・滝平次郎コンビの絵本が好きで、中でもこの『八郎』と『三コ』の二人の大男のお話はセットで印象深い。生きることの悲しみと、それでも強く生きていくことに貫かれる話は、大人になった今読むと更に深く感銘を受ける。八郎と三コのような生き方なんて自分にできる筈がない、と思いつつも憧れずにはいられない。その二人の事績が話の中に登場する『花さき山』もいいし、『モチモチの木』も大好きだし、この四冊は甲乙付けがたいのだけれど、代表して今回は一番好きな『八郎』を推薦する。
(戸田書店リブレ菊川店 赤堀)
●『ももいろのきりん』 福音館書店 中川李枝子・さく,中川宗弥・え
紙で作ったきりんが動き出す、という発想が面白くて、またそのももいろがすごくきれいで、濡れたら立てなくなって洗濯物の替わりに干されちゃったりするのが楽しくて、すごく好きで何回も何回も繰り返し読んだ。家にあったのは確か妹の本だったが、たぶん僕が一番読んでいたと思う。実はこの静岡書店大賞に投票するために児童書について調べるまではこの作品のことは忘れていたんだけれども、再び手にとってページをめくるたびに記憶がくすぐられ、懐かしさがこみ上げてくるのは愉快な体験だった。
(戸田書店リブレ菊川店 赤堀)
●『旅の絵本シリーズ』 福音館書店 安野光雄
この本は私が子供の時から今に至るまでずっと読み続けている絵本です。旅人が必ず立ち寄るお気に入りの場所、子供の時には発見出来なかった場所…。文字がないので毎回違ったストーリーが生まれ何度でも読める作品です。
(戸田書店城北店 伊藤)
●『絵本 地獄』 風濤社 白仁成昭・宮次男
絵やお話がとても怖いので、賛否両論あると思いますが、命の大切さや人としてやってはいけないことを学ぶには、とてもいい本ではないかと思います。
(戸田書店城北店 伊藤)
●『はらぺこあおむし』 偕成社 エリック・カール
あおむしが成長するようすをしかけなどで楽しみながら読めます。
(戸田書店城北店 スタッフ)
●『ぐりとぐら』 福音館 なかがわえりこ
やさしい絵と意外な展開を問いかけながら話が進んでいきます。
(戸田書店城北店 スタッフ)
●『はじめてのおつかい』 福音館書店 林明子
私が子供の頃に買ってもらった本を自分の娘も欲しがるとは思いませんでした。親子二代に渡って大好きな本。この絵本を読んで買い物に行く勇気をもらい、実際の自分と重ねて少しずつ成長している、そして改めて母親のあたたかさを感じさせてくれる絵本です。
(戸田書店城北店 スタッフ)
●『ふたりはいつも』 文化出版局 アーノルド・ローベル
2年生の国語の教科書の定番、「てがみ」が収録されたガマくんとカエルくんの作品です。小さい頃はただの教科書の本、としか認識していませんでしたが、大人になって読み返すとただただ面白くてほのぼのします。ガマくんのボケとカエルくんのつっこみ。本人たちはいたってマジメ。このユーモア大好き!
(戸田書店城北店 高木)
●『手ぶくろを買いに』 偕成社 新美南吉
ごんぎつねもそうですが、動物と人が係わるとアンハッピーエンドってとても多いと思います。動物からの無償の思いに人が裏切り悲しいラスト。その中でこの作品は正体がわかってもお店の主人は手袋を売ってくれました。冷めた見方をすれば「お金さえ出せばだれにでも売る」でしょうが、やっぱり私は「人間にもいい人間もいる」ということを母ギツネに伝えたいです。
(戸田書店城北店 高木)
●『あなたをずっとずっとあいしてる』 ポプラ社 宮西達也
世の中には血はつながっていなくても愛し合っている家族がいます。反対に血がつながっているのに互いに傷つけ合う家族もいます。どちらが幸せなのか?答えはないでしょう。でも、この本を読んだある教師はおいおい泣きながら息子を抱きしめていました。間違いなくその教師は息子を愛しています。(私の兄の話です。)
(戸田書店城北店 高木)
●『しろいうさぎとくろいうさぎ』 福音館 ガース・ウイリアムズ
何と言っても絵がキレイ、私がよく読んでいた絵本です。内容はあまりおぼえていませんが、イラストがとても好きでした。
(戸田書店城北店 松永)
●『きんぎょがにげた』 福音館 五味太郎
にげたきんぎょを探す旅、カラフルでかわいい。見ているだけでも楽しいです。
(戸田書店城北店 松永)
●『ちっちゃなウサちゃんおねんねよ』 評論社 アラン・ベイカー
大人になって始めて買った絵本(独身の時)です。まだ自分の子には買っていませんが、フサフサのしっぽや、ペタペタとか、色々さわれる絵本です。うさぎもかわいいです。
(戸田書店城北店 松永)
●『よあけ』 福音館書店 ユリー・シュルヴィッツ、瀬田貞二
表紙の暗さ、もの悲しさからは想像つかない程の中身のキレイさ。時の推移が擬態語で表されていて目と耳で良い意味で期待を裏切られる作品。
(戸田書店城北店 三浦)
●『もうすぐおしょうがつ』 福音館書店 西村繁男
大みそかから新年までの家族の様子がほのぼのと描かれている。古き良き日本の季節の行事が生き生きと描かれている。男の子と女の子のやんちゃっぷりもかわいい。
(戸田書店城北店 三浦)
●『こんとあき』 福音館書店 林明子
菜の花のような少女あきと、ビスケット色をしたキツネのぬいぐるみこん。お互いを大切に思い合ういくつもの場面は、暖かな日だまりの光に包まれている。幼い頃の私に優しさを教えてくれたいつまでも愛おしい絵本です。
(戸田書店掛川西郷店 渡辺)
●『ノンタン』 偕成社 キヨノサチコ
イタズラ好きでわがまま、だけど少し気弱で本当は優しい、甘い綿飴のような白猫の男の子。くるくる変わる表情や行動がとても可愛くて、幼い頃からずっと魅了されています。ノンタンの笑顔は本屋さんの太陽です。
(戸田書店掛川西郷店 渡辺)
●『ごんぎつね』 偕成社 新美南吉
小学校の時、授業で習い、知りました。残酷で悲しい結末に、子どもの頃はあまり好きではありませんでした。大人になって読み直した時、なぜか心に響き美しいお話だなあと感じました。黒井健の挿絵もこの物語に合っていて、素敵な一冊だと思います。
(谷島屋本沢合店 本多)
●『むくどりのゆめ』 金の星社 浜田廣介
亡くなった母どりを待ち続けるむくどりの子どもと、その父さん鳥の様子を描いた童話。母どりを恋しがるむくどりの子どものいじらしい様子が胸に痛い程せまってきます。むくどりの子どもの健気な様子と枯れ葉の音が、とてもマッチしていて、少し哀しい話ですが胸に残る作品です。
(谷島屋本沢合店 本多)
●『14ひきのあさごはん』 童心社 いわむらかずお
絵がとにかく可愛らしくて、引きこまれてしまいます。14ひきのねずみの家族が自然の中でいきいきと生活している様子が描かれており、見ているだけで楽しくなります。自分もねずみたちの間近にいる様に感じられ、子供の頃の気持ちに戻れる1冊です。
(谷島屋本沢合店 本多)
●『ぼくを探しに』 講談社 シェル・シルヴァスタイン
パックマンの様な形の主人公が足りないピースを探すけどなかなか見つからず、あるときは全然形の違うものを無理に当てはめてみたりしながら足りないピースを探し続け、ピッタリなピースが見つかったのだけど…。誰にもある欠けている何かを探すことが、たぶん人生なのかなと思います。
(谷島屋本沢合店 佐々木)
●『おおきな木』 あすなろ書房 シェル・シルヴァスタイン
1本の林檎の木が1人の少年の幸せのため自分に与えられる全ての物を与え続けていく物語。読む人によって様々な解釈ができる内容かなと思います。本田錦一郎さんの訳も読んでみたいです。
(谷島屋本沢合店 佐々木)
●『星の王子様』 岩波書店 サン=テグジュペリ、内藤濯
6年前にサハラ砂漠に不時着したパイロットの回想の物語。「星の王子様」というタイトルは岩波版の翻訳者内藤濯さんの考案だという話は有名ですね。ちなみに聖書の次に読まれている世代を越えたベストセラーだそうです。
(谷島屋本沢合店 佐々木)
●『おこだでませんように』 小学館 くすのきしげのり、石井聖岳
学校でも家でも何をやってもうまくいかず、おこられてばかりの男の子、七夕の願い事は「おこだでませんように」。涙なしでは読めませんでした。お母さん、お父さん、先生など大人にも読んでほしい一冊です。
(谷島屋本沢合店 平野)
●『ちょっとだけ』 福音館 瀧村有子
赤ちゃんが生まれて、私はおねえちゃん。いろいろがまんできるけど、でも、やっぱりママに甘えたいの。2人目、3人目が生まれたパパ、ママにおすすめします。
(谷島屋本沢合店 平野)
●『オオカミのごちそう』 偕成社 田島征三
オオカミが一匹のコブタを、どうしても食べたくて、他にいっぱいいるごちそうに見向きもせず、追いかけていくのですが…やっとみつけたコブタは、頭にうかべたコブタとは違っていたので、そのまま食べずにさがしつづけます。オオカミの頭の中のコブタが、どんどんどんどん大きくふとっていく様がとてもおもしろく、子供達に読み聞かせをすると、大ウケまちがいなしです。
(谷島屋本沢合店 犬塚)
●『にゃーご』 鈴木出版 宮西達也
3匹のネズミたちは、先生の注意を聞いていなかったので、ねこが恐ろしい動物だと知らず、てんぽの良いかけ合いでもも(果物)を分け合います。優しい気持ちになります。
(谷島屋本沢合店 犬塚)
●『うんちっち』 あすなろ書房 ステファニー・ブレイク、ふしみみさを
子供たちに読み聞かせをしたら、ぜったい大うけまちがいなしです。「うんちっち」としか言えないうさぎの坊やは、オオカミに「君を食べてもいいかい?」と言われると「うんちっち」と答えてしまい食べられてしまいます。その後は…お楽しみです。
(谷島屋本沢合店 犬塚)
●『モチモチの木』 岩崎書店 斎藤隆介
豆太は五歳。おじいさんと山奥暮らし、庭に大きなモチモチの木。臆病な豆太は真夜中はひとりで庭に出ることができない。そんな夜、おじいさんが病気に!臆病な豆太はおじいさんのためにふもとの村まで走る。大好きなおじいさんのために。そんなおじいさんが「自分で自分をよわむしだなんておもうな、人間やさしさがあればやらなきゃならないことはきっとやるもんだ」。わたしたちも時にはこんな言葉を自分にかけてあげたい。
(谷島屋本沢合店 小池)
●『だいじょうぶ だいじょうぶ 』講談社 いとうひろし
「このよのなか、そんなにわるいことばかりじゃない」。祖父母と孫の関係。毎日散歩していた時の出来事。「だいじょうぶ だいじょうぶ」は魔法の言葉。心あたたまる絵本。
(谷島屋本沢合店 小池)
●『ちいさなうさこちゃん』 福音館 ディック・ブルーナ
シリーズの中の一冊。絵がかわいくて、シンプルなのが大好きです。
(谷島屋本沢合店 小池)
●『うまれてきてくれてありがとう』 童心社 にしもとよう
子供を授かった時の喜びが思い出される作品。
(谷島屋磐田店 越田)
●『しっぺいたろう』 教育画劇 香山美子、太田大八
磐田市のマスコットキャラクターでとても可愛い。でも、本編は恐ろしい。このギャップがとてもいい。
(谷島屋磐田店 中村)
●『おおきなかぶ』 福音館 トルストイ、内田莉莎子
大人になっても忘れない「おじいさんをおばあさんがひっぱって…」。「とうとうかぶは抜けました」のすっきり感はたまらないのでは。
(谷島屋磐田店 スタッフ)
●『100万回生きたねこ』 講談社 佐野洋子
むしょうに泣ける。
(谷島屋磐田店 スタッフ)
●『のはらひめ おひめさま城のひみつ』 徳間書店 なかがわちひろ
おひめさまになるための修業をしたら、好きなドレスを選んで、自分にぴったりなおひめさまとしての名前を付けてもらえます。私ならどんなおひめさまになるだろう…、と小さい頃に何度も想像しました。
(戸田書店静岡本店 宇田)
●『めっきらもっきら どおんどん』 福音館書店 長谷川摂子、ふりやなな
こんな不気味な友達ができたら、ちょっと人には言いづらい。男の子はきっとお母さんに言えないような危ない遊びなんかも、こっそりしているんだろうな、と思います。得意になって遊んでいても、お母さんを思い出すととたんにこの世界に戻ってきてしまうところがかわい気があります。
(戸田書店静岡本店 宇田)
●『こんとあき』 福音館書店 林明子
今年は出版文化産業振興財団の「WISH MARK」のしおりを見て、久しぶりに「こん」のすべすべふわふわの毛並みを思い出しました。
(戸田書店静岡本店 宇田)
●『ミッケ!』 小学館 ウォルター・ウィック
いつまでも遊べる、家族で遊べる絵本。大人も子供も本気でさがしっこできます。子供の本だからカンタンでは?って思ってたら見つけられません。大人も本気にさせてしまうほどにむずかしく、でも楽しい本です。
(戸田書店静岡本店 スタッフ)
●『しましまぐるぐる』 学習研究社 柏原晃夫
赤ちゃんが初めて見る絵本シリーズとして発売。赤・白・黒とコントラストの強い配色で赤ちゃんを夢中にさせる絵本です。
(戸田書店静岡本店 スタッフ)
●『わすれられないおくりもの』 評論社 スーザン・バーレイ
先日大切な家族を亡くしました。この本を読み返し、アナグマさんと故人が重なり涙がとまりませんでした。誰でも大切な人を亡くす時が必ず来ます。そんな時こどもから大人までアナグマさんのようにたくさんの思い出を残してくれたと思える、そんな1冊です。
(戸田書店静岡本店 川崎)
●『子どものためのコルチャック先生』 ポプラ社 井上文勝
コルチャック先生の生き方は、子どもに大きな勇気を与えてくれます。子どもにも立派な人としての信念があることを教えてくれます。育児書としてもおすすめだと私は思っています。
(戸田書店静岡本店 川崎)
●『だいじょうぶ だいじょうぶ』 講談社 いとうひろし
「だいじょうぶ」の一言がどんなに年をとっても安心した気持ちにしてくれます。いつまでたっても大切にしたい一冊です。
(戸田書店静岡本店 川崎)
●『あめのもりのおくりもの』 福音館書店 ふくざわゆみこ
おおきなきまさんとちいさなヤマネくんの友情の物語です。絵のタッチもとてもかわいくて読み聞かせにもいいです。
(戸田書店静岡本店 スタッフ)
●『きょうはなんのひ?』 福音館書店 瀬田貞二
大人が読んでも心温まるストーリーにほっこりします。ワクワクします。林明子さんの絵も描写が細かく、丁寧に描かれていて、やさしい気持になれます。
(戸田書店静岡本店 スタッフ)
●『ちいさなくれよん』 金の星社 篠塚かをり
何度読んでも心にじ~んとくる絵本です。物を大切にする、他人を思いやる、人の役に立つうれしさ、当たり前のことですが、とても大事なことを改めて気づかせてくれる本です。
(戸田書店静岡本店 スタッフ)
●『だるまさんが』 ブロンズ新社 かがくいひろし
ロングセラーのおすすめ本ということですが、ここ10年以内に発行された作品の中で、今後もロングセラーとしてずっとすすめていきたいものを選んでみました。「だるまさんが」は言葉のひびきがユニークで絵も楽しく、小さなお子さんによろこんでもらえる絵本です。3冊セットもギフトとしてオススメしています。
(戸田書店静岡本店 平井)
●『ちょっとだけ』 福音館書店 瀧村有子、 鈴木永子
弟や妹が生まれてお兄さんやお姉さんになったお子さんにおすすめの絵本はありますか?とよく聞かれます。その時はこの絵本をすすめることが多いです。お姉ちゃんががんばるケナゲな姿に胸がキュンとなります。親御さんにも好評です。
(戸田書店静岡本店 平井)
●『100かいだてのいえ』 偕成社 岩井俊雄
この本が出版された時、斬新だなと思ったものです。本を縦にひらいて、下から読んでいくというそれだけのことで、ちゃんと階段を上がっていっている雰囲気が出るのでびっくりしました。今でも面白いし、ロングセラーとしてすすめている絵本です。
(戸田書店静岡本店 平井)
●『絵本 地獄』 風濤社 宮次男
子供にももちろんですが、大人も目が覚めるような内容です。まさに名作。人としての有り方を再度勉強させられました。
(焼津谷島屋登呂田 川口)
●『モチモチの木』 岩崎書店 斎藤隆介
幼い頃、初めて読んだ時に、何とも言えない衝撃を受けた作品です。切り絵独特の世界が豆太の臆病な心を増幅させ、その先の勇気とモチモチの木の美しさをより強く印象付けてくれる。いつまでも忘れない名作です。
(焼津谷島屋大富店 栗山)
●『きつねの窓』 ポプラ社 安房直子
読んでいる間は切なくて、読み終わったあとはもっと切ない。けれど、どこか温かさが伝わる作品です。指で窓を作ったその中に何が見えるのか知りたいけれど、のぞくのはやめておこう……。
(焼津谷島屋大富店 栗山)
●『ふたりはともだち』 文化出版局 アーノルド・ローベル
がきくんとかえるくんのやりとりが大好きです。「おてがみ」が最高です。ふりまわされているようで想い合っている二人(二匹?)が理想的です。
(谷島屋連尺店 大塚)
●『きょうはなんのひ?』 福音館書店 瀬田貞二
タイトル通り、“きょうはなんのひ”お父さんとお母さんのけっこん記念日おめでとうを1文字ずつ宝探しのようにして、お母さんにメモを見つけてもらう本です。最後にメモを並べると“けっこんきねんびおめでとう”のもじがそろうかわいいお話です。物やお金で祝えるお祝い事よりも、気持ちで伝えるお祝いもいいなと思う1冊です。
(戸田書店静岡本店 朝比奈)
●『しゅくだい』 岩崎書店 いもとようこ
子供たちへの読み聞かせでもよく“しゅくだい”は読みました。小学校低学年の子供たちに“今日のしゅくだいはだっこ”と本を読んだあと伝えると、恥ずかしいなあ…という声がありますが、実のところ、お母さんに甘えたいのか、うれしそうに“だっこ”がしゅくだい…と言うと保護者の方からもききます。とてもほのぼのした気持ちにさせてくれる絵本です。
(戸田書店静岡本店 朝比奈)
●『かおかおどんなかお』 こぐま社 柳原良平
はじめて赤ちゃんの顔に表情が出てきてから読み聞かせてあげる本にはよい本だったと思います。“かお”の表情は、おこった顔、わらった顔、泣いた顔、いろいろな表情をお母さんが声を出して顔をつくりながら子供と一緒にたのしめる本だと思います。
(戸田書店静岡本店 朝比奈)
●『ちいさいおうち』 岩波書店 バージニア・リー・バートン
小さいころに読んだ絵本で、何度も読み返した記憶が残っています。のどかな土地に建てられた家をめぐるお話なのですが、最後に幸せな様子のおうちを見ると今でも心が温かくなります。
(戸田書店静岡本店 増田)
●『ずっこけ三人組シリーズ』 ポプラ社 那須正幹
小学校のころ、よく読んでいたのは思い出です。
(戸田書店静岡本店 増田)
●『すももの夏』 徳間書店 ルーマー・ゴッデン
児童書ですが、大人が読んでも楽しめます。四人姉妹と弟、夏の思い出。夏の体験。映画化したら良さそう!文章もなんだかおしゃれです。
(戸田書店静岡本店 山梨)
●『ひとまねこざる』 岩波書店 H.A.レイ
おサルが好きです。じょーじの好奇心が素晴らしい。じょーじの姿を見てニヤニヤしています。親子で楽しめる絵本だと思います。
(戸田書店静岡本店 山梨)
●『もりのこびとたち』 福音館書店 エルサ・ベスコフ
森に住む、こびとたちの春・夏・秋・冬…1年が描かれています。コウモリの背中に乗って遊ぶ。まつかさで作った鎧を着て、ヘビ退治。月夜の晩に、ようせい達とシーソーごっこ…etc. 素敵な挿絵がもりだくさん。
(戸田書店静岡本店 山梨)
●『いっきょくいきまぁす』 PHP研究所 長谷川義史
親子で楽しめる絵本。うちの子どもはこれで「神田川」「津軽海峡冬景色」「もうどうにもとまらない」を歌えるようになりました。
(戸田書店リブレ菊川店 飯田)
●『おしいれのぼうけん』 童心社 古田足日
絵本にしては暗い絵なのに、話の内容にピッタリで、何回読んでもハラハラするので、何度も読みました。
(戸田書店リブレ菊川店 飯田)
●『モチモチの木』 岩崎書店 斉藤隆介
おじいちゃんっ子のおくびょうな豆太が、おじいちゃんのためにお医者さんを呼びに行く場面と、その後お医者様の背におぶわれて、モチモチの木を見る場面が、とにかく大好き。すごく寒かった後に、人のぬくもりと木のぬくもりを感じるというこの温度差が良い。
(戸田書店リブレ菊川店 飯田)
●『ぐりとぐら』 福音館書店 なかがわりえこ、おおむらゆりこ
子どもの頃大好きだった絵本です。やはり、最後に作るカステラを食べてみたいと思ったものです。自分の子どもにも、読んで聞かせ、子供たちにとっても大好きな絵本になりました。昔からの永遠のロングセラーだと思います。
(吉見書店外商部 高津)
●『チリとチリリ』 アリス館 どいかや
子どもが、まず絵がとても気に入り購入した絵本です。絵の雰囲気がかわいらしく、主人公たちもかわいいです。心があたたまる、ほのぼのした絵本です。
(吉見書店外商部 高津)
●『けんた・うさぎ』 のら書店 中川李枝子、山脇百合子
絵もとても気に入っていますが、お話がとても楽しく、子どもに読んで聞かせるととても喜びます。主人公の「けんた」がおもしろくて、かわいいです。
(吉見書店外商部 高津)
●『おつきさまこんばんは』 福音館書店 林明子
くつくつあるけシリーズが好きで(絵もかわいく、読みやすい)中でも「おつきさまこんばんは」は子供にせがまれ暗記してしまうほど読みました。夜、外出した時にまんまるのお月様を見て「こんばんは~」とおじぎした子供がとても愛おしくて忘れられません!なのでおすすめNo.1です。
(吉見書店外商部 鈴木)
●『いないいないばあ』 松谷みよ子 童心社
この本は、すり切れる(やぶける?)ほど読まされました。単調ですが、次に誰?というワクワク感がたまらないらしく、目を輝かせて聞いてくれていました。そのうち子供が次の動物がわかるようになるどどんどん次の動物を言っていき、スゴイスゴイとほめるとうれしそうでした。動物が憶えられるし、私は鳴きまねもしたりして…親子で楽しんで学べる本だと思います!
(吉見書店外商部 鈴木)
●『はらぺこあおむし』 偕成社 エリック・カール
この本は色彩がきれいで大好きです。私は小さめの本を購入。紙?折り紙?忘れましたが、カラフルなあおむし君を作って絵本のしかけにくぐらせて遊びながら読みました。あおむし君はよく行方不明になりましたが、簡単に作れるので、読む際にはあおむし君を作って子供に持たせてあげると楽しめると思います!
(吉見書店外商部 鈴木)
●『トビウオのぼうやはびょうきです』 金の星社 いぬいとみこ
子どものころに学校図書で読み、ボロボロと泣いたことを今でも覚えています。今読み返してみても、やりきれない切なさや戦争への憤りを強く感じ、目頭が熱くなりました…。
(アマノ三方原店 橋本)
●『100万回生きたねこ』講談社 佐野洋子
名作です。
(アマノ三方原店 橋本)
●『華々しき鼻血』 河出書房新社 エドワード・ゴーリー
大人が楽しむ絵本です。ブラックユーモアたっぷりの絵と文章で、思わずニヤニヤしてしまいます。
(アマノ三方原店 橋本)
●『モチモチの木』 岩崎書店 斉藤隆介
絵本といえばこれだ!滝平次郎の切り絵がすばらしい。
(アマノ三方原店 山﨑)
●『戦火のなかの子どもたち』 岩崎書店 いわさきちひろ
ちひろ作品はどれもすばらしいけれど、こんな時代ですので、ぜひこれを。
(アマノ三方原店 山﨑)
●『北極のムーシカミーシカ』 理論社 いぬいとみこ
読むたびに泣いていた(そうです)。
(アマノ三方原店 山﨑)
●『ムーミンシリーズ』 講談社 トーベ・ヤンソン
スナフキンが好きで好きで、小さい頃、ああーかっこいいなあースナフキンみたいに生きてみたいなあー、などと思っていました。大人になって読み返してみても楽しめます。筑摩書房より出ているムーミンコミックスもオススメです。
(アマノ入野店 松本)
●『はらぺこあおむし』 偕成社 エリック・カール
本に、といいますか、ページに仕掛けがある!というのは、子供心にとても魅力的でした。その仕掛けとともに、色鮮やかな蝶への羽化。感動です。ポップアップ絵本もオススメ!今はこういう選択肢があってとてもうらやましいです。
(アマノ入野店 松本)
●『エルマーのぼうけんシリーズ』 福音館 ルース・スタイルス・ガネット
エルマーの大冒険。想像力全開になって、自分まで冒険している気分になりますよね。
(アマノ入野店 松本)
●『ちょっとだけ』 福音館 滝村有子
いつまでたっても忘れたくない忘れちゃいけない母の子の愛。“だっこ”…。これにつきます。小2の娘も大好きで、私からしかられた日が続くと持ってきて“コレ読んで!”って言います。
(谷島屋書店サンストリート浜北店 鈴木)
●『どんぐりむらのぱんやさん』 学研 なかやみわ
絵もそうですが、ストーリーも心がほっこりします。忙しい中にも子を思う親の心、そんな親を思う子の心。うちの子にも似たような事があったなあ~、としみじみと親子っていいな~と思いました。
(谷島屋書店サンストリート浜北店 鈴木)
●『パパ、お月さまとって!』 偕成社 エリック・カール
パパの愛、感じますねー。もちろんこんな事はありえない事だけど、ロマンがあると思ませんか!?
(谷島屋書店サンストリート浜北店 鈴木)
●『どうぞのいす』 ひさかたチャイルド 香山美子
話や絵からも思いやりが感じられて、とってもあたたかな気持ちになれる。癒されます。
(江崎書店袋井店 鈴木)
●『手ぶくろを買いに』 偕成社 新美南吉
寒い季節になると、なんだか読みたくなる一冊です。心があたたかぁ~くなる優しい本です。
(江崎書店袋井店 鈴木)
●『100万回生きたねこ』 講談社 佐野洋子
小さな子には少し難しいかもしれませんが、大切な事を親子で考えながら読める本だと思います。
(江崎書店袋井店 鈴木)
●『10ぴきのかえるのふゆごもり』 PHP研究所 間所ひさこ
この本は、とても心暖まるお話なので寒い冬にぜひ読んでいただきたい一冊です。楽しい冬のすごし方を教えてくれました。
(マルサン書店 芹澤)
●『となりのせきのますだくん』 ポプラ社 武田美穂
ますだ君はとても魅力的で、私が幼い頃、何度も読んだとてもお気に入りの一冊です。
(マルサン書店 芹澤)
●『にじ』 福音館書店 さくらいじゅんじ、いせひでこ
まず、表紙の絵に惹かれて、思わず手を伸ばしたくなる作品です。いせさんの挿絵もとてもきれいですが、かがくの本だけあって、きれいだけでは終わらず、にじのふしぎさがとてもわかりやすくかかれていて、深みのある作品です。ぜひ、一度読んでみてほしい絵本です。
(戸田書店藤枝東店 柳沢)
●『もぐらバス』 偕成社 佐藤雅彦、うちのますみ
地下でこんな日常がくりひろげられていたら、と想像しただけでわくわくしてくる絵本です。次はバスはどこに行くんだろうとページをめくるのが楽しみな絵本です。
(戸田書店藤枝東店 柳沢)
●『なんのぎょうれつ?』 ポプラ社 オームラトモコ
なんのぎょうれつかも分からず、長い行列に並んでしまう動物たち。でも、待ち時間もとても楽しめるんです。いろんな動物たちの表情や行動が、かわいかったり、おもしろかったり、最後は待っていてよかったと期待を裏切らない壮大なスケールのイベントに大満足します。
(戸田書店藤枝東店 柳沢)
●『よるくま』 偕成社 酒井駒子
あたたかなストーリー、優しい絵、くまの子が突然家にやってきて一緒にお母さんぐまを探す小さな冒険はページをめくるごとにドキドキします。お母さんがぐまが釣った魚を売って自転車を買おうというセリフは初期の酒井駒子の画風とぴったり合って少しおかしく、くすりと笑ってしまいます。
(マルサン書店イシバシプラザ店 亀井)
●『くだもの』 福音館 平山和子
「読み聞かせにピッタリ!」のロングセラー。好きなくだもの、知っているくだものがあるとうれしい、楽しい!!シンプルなだけに読み手によって表情がかわるのも特徴です。子どもが大好きなくりかえしの一番最後に待っているのはバナナ。バナナのかわ上手にむけるかな?
(マルサン書店イシバシプラザ店 亀井)
●『いないいないばあ』 童心社 松谷みよ子
魔法がかかったような本です。その驚異の魔法力は発行部数と発行日を見れば一目瞭然。ファーストブックとしてオススメしたい1番の本です。声に出して「いないいないばあ!」と言うと読み手も聞き手も笑顔になれる、幸せがたくさんつまっている本。一度は手にとってもらいたい本です。
(マルサン書店イシバシプラザ店 亀井)
●『からすのパンやさん』 偕成社 かこさとし
おもわず食べたくなりそうなおいいそうなパンがページいっぱいにひろがって。子供が何度も何度も読みたくなる絵本。
(江崎書店 田中)
●『しろいうさぎとくろいうさぎ』 福音館 ガース・ウイリアムズ
ある時は悲しそうな顔をしているくろいうさぎに、しろいうさぎが心配そうに「どうしたの」と声をかけます。ちょっとドキドキする、そして誰かにすすめたくなる、プレゼントしたくなる絵本です。
(江崎書店 田中)
●『こねこムーの童話集』 ポプラ社 江崎雪子
ひとりぼっちのこねこのムーと公園の木馬との、やさしく、勇気のでる物語。
(江崎書店 田中)
●『レイトン教授とさまよえる城』 ポプラ社 柳原慧
本を読み進めると、所々に謎解きの問題があり、謎解きをしながら楽しく読み進めることができます。レイトン教授とルークと一緒に謎を解き冒険している気分になれます。ゲームもあるので親しみやすい作品です。
(江崎書店小鹿店 天野)
●『ヒックとドラゴン〈1〉伝説の怪物』 小峰書店 クレシッダ・コーウェル
とてもかわいい絵が所々に入っていて読みやすいファンタジー作品です。自分もドラゴンと一緒に冒険して戦ってみたいです。
(江崎書店小鹿店 天野)
●『紳士とオバケ氏』 フレーベル館 たかどのほうこ、飯野和好
真面目な紳士のマジヒコさんが、おばけのオバケ氏と出会って少しずつ変わっていく。話もおもしろく、おススメです。
(江崎書店小鹿店 川口)
●『大どろぼうホッツェンプロッツ』 偕成社 プロイスラー
シリーズにもなっている作品。ハラハラさせるストーリー、笑いもあり、読後も爽快、オススメ。
(江崎書店小鹿店 川口)
●『たいせつなこと』 フレーベル館 マーガレット・ワイズ・ブラウン、レナード・ワイスガード
「大切なこと」を詩的に語り、子どもから大人まで読んで感動できる本。
(江崎書店小鹿店 川口)
●『ぐりとぐらシリーズ』 福音館書店 なかがわりえこ、やまわきゆりこ
さし絵もかわいく、とても心温まるストーリー。
(吉見書店外商部 杉村)
●『ノンタンのたんじょうび』 偕成社 キヨノサチコ
ノンタンのゆれ動く気持ちや友だちとのかかわりがおもしろいです。
(吉見書店外商部 杉村)
●『どうぞのいす』 ひさかたチャイルド 香山美子
子どもの頃から、大好きな絵本です。
(戸田書店リブレ菊川店 坂下)
●『みけねこキャラコ』 偕成社 どいかや
自分の茶色の部分を、とても大切にするキャラコが可愛いです。
(戸田書店リブレ菊川店 坂下)
●『花』 星雲社 藤村信介、藤村弘美
言葉もなく、たんたんと地雷を撤去するロボットたちにぐっときます(涙)。
(戸田書店富士宮店 石川)
●『ふたりはともだち』 文化出版局 アーノルド・ロベール
“おてがみ”の話が一番好き。手紙が届くのに4日もかかった理由も。
(戸田書店富士宮店 石川)
●『手ぶくろを買いに』 偕成社 新美南吉、黒井健
子どもの頃から大好きなお話。何といっても、大好きな黒井健さんの幻想的な色鉛筆の絵がこの物語の世界そのもので、他の絵は考えられません。新美南吉さんの美しい日本語とあいまって、これはもうアート作品ともいえると思います。母ぎつねの子を思う気持ち、あたたかい帽子屋さん、未来にずっと伝えていきたい絵本です。
(吉見書店外商部 吉見)
●『カロリーヌうみへいく』 ビーエル出版 ピエール・プロブスト
お客様でまとめてご注文くださった方がいて、知りました。何てオシャレ、フランスのエスプリ?を感じる!!20冊以上出ている「カロリーヌとゆかいな8匹」シリーズの最初の巻です。どれもおもしろいのですが、海水浴の楽しさが満喫できる、この1冊を選びました。娘たちも大好きで、寝る前に何度読んだかわかりません。
(吉見書店外商部 吉見)
●『だるまちゃんとてんぐちゃん』 福音館書店 加古里子
「だるまちゃんとかみなりちゃん」も大好きでした。加古里子さんのたくさんのカラフルな絵を1つずつ眺めるのが大好きで、幼少期の原点のような気がします。お椀を帽子にしたり、お鼻をおもちで作ったり。なるほど~と子ども心に感心したものでした。今の子どもたちにこういう遊びを広げる力をつけてほしいです。
(吉見書店外商部 吉見)
●『てぶくろ ウクライナ民話』 福音館書店 ラチョウフ、内田莉莎子
雪の上に落ちた片方だけの手袋にねずみが住みついて、いろいろな動物がやってくる。どんどん手袋がいっぱいになってハラハラドキドキしながら読んだ本。手袋を野原に置いておいたら動物でいっぱいにならないかと子供のころ思っていました。
(戸田書店 スタッフ)
●『ふたりはともだち』 文化出版局 アーノルド・ローベル
「おてがみ」が小学校低学年の国語の教科書に採用されているらしい。手紙をもらったことがないとなげくがまくんに、かえるくんがこっそり手紙を書き、かたつむりにポストに届けてもらうはずが、なかなか届かなくて…ほんわかした物語が5編集められています。
(戸田書店 スタッフ)
●『三匹やぎのがらがらどん』 福音館 マーシャ・ブラウン
大きさのちがうやぎは3ひきとも名前ががらがらどん。ある時、草を食べに山に向かう。途中の橋の下に気味の悪い大きなトロルが住んでいて橋は自分の物だと思っている。やぎたちは小さいがらがらどんからその橋を渡っていく。大きいやぎが渡るときトロルが現れて対決になって…。リズミカルな文章が楽しくて母によく読んでもらったが、下の妹は絵本の橋に似た所がこわくて渡れないからやめてと言っていたので、こわがりさんには向かないかも。
(戸田書店 スタッフ)
●『どんぐりむらのパンやさん』 偕成社 なかやみわ
どんぐりむらシリーズは、絵がきれいで細かいところまでていねいに書かれているので好きな本です。ぱんやさんのパパとママ、かわいい子供たちの様子に心がなごみます。
(太輝音ベルシティ店 高草)
●『としょかんライオン』 岩崎書店 ミシェル・ヌードセン
きまりを破ってしまったライオンが図書館から出ていくときに感じるやるせないい持ち、きまりは何のためにあるのか考えさせられます。読み終えたあと温かい気持ちになれる絵本です。やさしい絵がほっとさせてくれます。
(太輝音ベルシティ店 高草)
●『おつきさまこんばんは』 福音館 林明子
今頃の時期には、一番のおすすめ絵本です。夜空にまんまるのお月さまがでていると思わず「おつきさま、こんばんは」って子供たちは言ってしまうかも!おつきさまのいろんな表情が楽しめる美しい絵本です。
(太輝音ベルシティ店 高草)
●『じゃあじゃあびりびり』 偕成社 まついのりこ
カラフルでシンプル、そして小さめで赤ちゃんにも持ちやすい絵本です。赤ちゃんはじゃあじゃあびりびりと擬音が好きで反応します。何回も読んで欲しいと言ってくれると思います。
(太輝音ベルシティ店 高草)
●『おおきなかぶ』 福音館 トルストイ/内田莉莎子
なかなかぬけない大きなかぶを、絵本を読みすすめていくうちに、自分の子どもの名前まで入れて創作したりもしました。どんな大きなかぶだったのかと思わせるほど、空想も広がります。親子で楽しめるロングセラーです。
(太輝音ベルシティ店 高草)
●『妖怪アパートの幽雅な日常』 講談社 香月日輪
これを読めばいじめも自殺も無気力もなくなると思いますよ。
(谷島屋イオンモール店 寺田)
●『おすわりくまちゃん』 岩崎書店 シャーリー・パレントー
くまちゃんかわいい!お話もほのぼので素敵!色使いもキレイだからこのくまちゃんたちのグッズ、でないかなぁとまで思います。
(谷島屋イオンモール店 寺田)
●『秘密の菜園』 ポプラ社 後藤みわこ
ボーイ・ミーツ・ボーイ小説。男同士の友情っていいなあと思います。女同士の友情とはまた違うんだよな。そこが良いんだよな。
(谷島屋イオンモール店 寺田)
●『ぐりとぐら』 福音館 なかがわりえこ、やまわきゆりこ
子供のころ何度も読んだ本です。スポンジがとてもおいしそうで、何度もつばをのみこんだのをよく覚えています。何年たっても色あせない名作!!
(谷島屋 スタッフ)
●『モチモチの木』 岩崎書店 斉藤隆介
小学生の時に授業でやった作品で、すごくよく覚えています。豆太の勇気と感動的な最後が印象に強くのこっています。大人になっても、何度も読み返してしまう名作です。
(谷島屋 スタッフ)
●『まんが日本昔ばなし』 講談社 川内彩友美
この作品たちと、共に育ちました。何時間も読んだことを記憶しています。悲しい話、楽しい話、笑ってしまう話、教訓としたい話。短いので読みやすく、かつ記憶にのこりやすい話ばかりです。特に「かっぱの雨ごい」は涙なしには語れません。先日、ひさしぶりに読んだのですが、また泣いてしまいました。今の子供たちにも…いえ、いまの子供たちだからこそ読んでもらいたい作品たちです。
(谷島屋 スタッフ)
●『犬たちをおくる日 この命、灰になるために生まれてきたんじゃない』 金の星社 今西乃子
飼っていた犬を、自分勝手な理由で保健所に連れてきて、あげくに記念に社員撮影までしていった親子がいたという。ショックを受けた。もし自分が檻に入れられた犬の立場だったらどんな気持ちがしただろうか。ショッキングな事柄を包み隠さず描いており、ページをめくる手も震えるほどだが、子どもたちへ命の大切さを伝える一助となる一冊であり、お勧めさせて頂いています。
(焼津谷島屋書店アピタ島田店 森竹)
●『クッキー・カウント』 大日本絵画 ロバート・サブダ
1、2、3…順番におかしの数をかぞえていったら10で素敵なおかしの家のできあがり!「こんな豪華なしかけ絵本はまだうちの子には早いんじゃないかしら…と心配されるお客様もいらっしゃいますが、ページを開いたときの感動に年齢は関係ありません!眺めていると笑顔になってしまうステキな一冊です。
(焼津谷島屋書店アピタ島田店 森竹)
●『絵本・極楽』 風濤社 西川隆範
「わたしが君をまもっているから、なにがあってもだいじょうぶだ。どんなふうでもいいから、どこまでも生きていくんだよ」。阿弥陀様の言葉にはほっと息をつかせる安心感があると思います。ブームとなった「絵本・地獄」とともに道徳教育のための一冊としてお勧めさせて頂いています。
(焼津谷島屋書店アピタ島田店 森竹)
●『教室はまちがうところだ』 子どもの未来社 蒔田晋治・作/長谷川知子・絵
作者の蒔田晋治さん(静岡生まれ)は、教師として小学校や中学校で教鞭をとってこられた方です。この絵本の詩は、ある中学校の担任をしていた時、学級新聞で生徒に呼びかけたものだそうです。教室は「まちがうところ」とし、積極的に自分の意見を言い、間違いに怯えることなく、伸び伸びと成長して欲しいという思いが込められた作品です。学校の先生に、教室で朗読してもらいたい一冊。
(戸田書店静岡本店 井谷)
●『かいじゅうたちのいるところ』 冨山房 モーリス・センダック
表紙の絵がインパクトあって、思わずページをめくる子どもがかいじゅうたちと仲良く遊んだり、おどったり、すごく楽しそうな物語ですね。
(吉見書店外商部 手塚)
●『はてしない物語』 岩波書店 ミヒャエル・エンデ
映画にもなりましたが、本の方が断然おもしろい。ストーリーも引き込まれるが、痛烈な社会風刺もあり、素晴らしい作品です。
(吉見書店外商部 手塚)
●『ちいさなあなたへ』 主婦の友社 アリスン・マギー/なかがわちひろ
生まれて老いるまでの長い道のり、短い言葉で、人生の大切さ、家族のありがたさを教えてくれる本です。自然に「ありがとう」の気持ちがこみ上げてきます。
(吉見書店外商部 戸崎)
●『ぼちぼちいこか』 偕成社 マイク・セイラー/ロバート・グロスマン
はじめは元気よくいろんな職業に挑戦するかばくん。けれど・・・体が大きかったり、重かったりで全て失敗。だんだん顔がしょんぼりしてきて一言“どないしたらええんやろ”。人生で何度か“どないしたらええんやろ”という場面に遭遇しました。けれどいつもこの絵本の最後までかばくんが言う言葉“ま、ぼちぼちいこかーということや”に元気をもらってきました。
(吉見書店外商部 西谷)
●『SOMEDAY」 ほるぷ出版 シャーロット・ゾロトウ/アーノルド・ローベル
“いつかはね”この言葉は魔法の言葉。この言葉一つで何だってできちゃう。何にだってなれちゃうんだから!小さな女の子が「SOMEDAY いつかはね」といろんな夢を語っていきます。その夢は、小さい時思った私の夢と重なり、私の“夢絵本”になりました。叶えられない夢もあったけれど、今でも絵本を開ければ、あの時のキラキラした気持ちになれる。そんな一冊です。
(吉見書店外商部 西谷)
●『旅の絵本Ⅳ』 福音館書店 安野光雅
物語が好きな小学生だった私が、この絵本と出会った時の感想は、“文字のない絵本なんてつまらない”。けれど、細密な絵の中に青い服の旅人を見つけたとき、その絵本は壮大なアメリカの物語になりました。言葉はないのに、旅人と現地の人たちとの会話が聞こえてくる。気持ちが伝わってくる・・・読み終えた後は物語一冊分読んだ充実感があります。
(吉見書店外商部 西谷)
●『皇帝にもらった花のたね』 徳間書店 デミ/武本佳奈絵
お話の内容も素晴らしいのですが、絵が可愛すぎです。
(戸田書店函南店 坂元)
●『綱渡りの男』 小峰書店 モーデイカイ・ガースティ/川本三郎
実話にも出てくるというのが凄いです。絵も臨場感にあふれていて素晴らしいです。今はもうないツインタワーということで、子供達との話が広がります。
(戸田書店函南店 坂元)
●『おふろだいすき』 福音館書店 松岡享子・林明子
次から次へと創造の世界が広がる素敵な絵本です。林明子さんの絵がとても可愛らしい、子供に何回もせがまれた作品です。
(マルサン書店駅北店 桐下)
●『しろくまちゃんのホットケーキ』 こぐま社 わかやまけん
おいしいもの絵本の定番でしょうか。何回読んであげたかわかりません。中学生になった息子ですが、今でもホットケーキは大好物です。
(マルサン書店駅北店 桐下)
●『かいじゅうたちのいるところ』 冨山房 モーリス・センダック
怪獣の絵が怖そうで優しそうで、大人も楽しめる作品だと思います。
(マルサン書店駅北店 桐下)
●『スザンナのお人形/ビロードうさぎ』 岩波書店 ビアンコ・M/石井桃子/高野三三男
一冊で二話おいしい石井桃子さん訳の名作。特に“ビロードうさぎ”は現代風のものが今は有名ですが、私はこちらの版を読むと必ず泣きます。何故でしょう・・・?
(マルサン書店駅北店 出山)
●『黒ねこのおきゃくさま』 福音館 エインズワース/荒このみ/山内ふじ江
冬の寒い季節に、大人にプレゼントしたい一冊。美しい挿絵と文章にホッとします。
(マルサン書店駅北店 出山)
●『あおい目のこねこ』 福音館 エゴン・マチーセン/瀬田貞二
小さい頃、ボロボロになるほど、いや、ボロボロになっても読み続けた一冊です。一ページ一ページをめくりながら犬とその背中にのったこねこと山を疾走しました。ドキドキの一冊です。いじめに効くかも・・・。
(マルサン書店駅北店 桐下)
●『びりっかすの神さま』 偕成社 岡田淳
びりっかすの神さまを見たい為にわざとびりになる子供たち。段々びりになる子が増えていって・・・。最後の結末が面白いです。最後に子供たちが気づいた事は、一生懸命頑張る事の大切さ、すがすがしさ・・・?読んでいて楽しいし考えさせられる本です。
(戸田書店掛川西郷店 清水)
●『歯みがきつくって億万長者』 偕成社 ジーンメリル/岡本さゆり/平野恵理子
いろんなものを修理したり、作ったり、「お店で買うと高い」と、自分でどうにかできないかと、いつも考えているルーファス。ある時、歯みがき粉を自分で作れないかと考えて・・・。ルーファスの作っている歯みがき粉が口コミで話題になり、注文が段々増えていって・・・。経済のしくみが楽しくわかる本です。最後の結末も面白いです。
(戸田書店掛川西郷店 清水)
●『おおきいトンとちいさいポン』 偕成社 いわむらかずお
最初はお互いに自分のほうがおおきくていい、ちいさくていいと思っているのですが、助け合って最後には、相手のいいろころにも気づき、おおきいのもいいね。ちいさいのもいいね。と認め合うところが単純だけど大人の人にも身にしみる本ではないかと思います。
(戸田書店掛川西郷店 清水)
●『おおきなおおきなおいも』 福音館 赤羽末吉
小さい頃からずーっと好きでした。自分の子供にも読みましたが、今ひとつ素晴らしさが伝わらず(笑)
今、大人になってもこんなおいも欲しいなぁ・・・。あれと、これと・・・作りたい、食べたいとひらいています。
(戸田書店掛川西郷店 中村)
●『パパ、お月さまとって』 偕成社 エリック・カール
初めて子供の幼稚園で読み聞かせに読んだ本です。“バッ”って月を広げるところで子供たちの目がキラキラ。絵本としての配色もすばらしい一冊だと思います。
(戸田書店掛川西郷店 中村)
●『ごんぎつね』 偕成社 新見南吉/黒井健
読めばいろんなことを考えさせられるが、絶対に答えが出ないから、とてつもなくやるせない。現代日本人が今こそ読んでおきたい絵本。連発される「絆」、ケータイやネットで手軽に誰かとつながりを持とうとする安易さ。目に見えるものしか見えない浅はかさ。生きるってそんなに簡単じゃないよ、と痛みとともに教えてくれる傑作。
(戸田書店掛川西郷店 山崎)
●『三びきのやぎのがらがらどん』 福音館 マーシャ・ブラウン/瀬田貞二
怖い。大人になって読んでもやっぱりなんか怖い。人間は出てこない。でも最後の文章でちらっと顔をのぞかせる。それが怖い。「恐怖」は人間の最も根源的な感情なのだそう。歴史的名画だって大抵どこかしら怖い。人間てやっぱり「怖いもの見たさ」は一生直らない。だから、この絵本は読み継がれてきたのだろうし、私も忘れずにいたのだと思う。怖いけどおもしろい。不思議な名作絵本。
(戸田書店掛川西郷店 山崎)
●『チロヌップのきつね』 金の星社 たかはしひろゆき
泣ける絵本は数あれど「悲しい、かわいそう」だけで他人事のように泣いてはいけない(と思う)作品のひとつ。キツネ親子の深い情愛のストーリーと相反して、人間の身勝手に向けられた静かな怒りは痛烈。命に対する謙虚な気持ちを呼び起こさせてくれる。まさしく教科書的な一冊。
(戸田書店掛川西郷店 山崎)
●『ねないこだれだ』 福音館書店 せなけいこ
自分の子どもの頃読んだ名作です。せなさんの作品はこわいものが多く子どもには恐怖の作品なのではないでしょうか。なにがこわいのか?それは、めでたしめでたしが無いからです。寝ない悪い子はおばけになって飛んで行ってしまうぞ!結局そのまま帰ってきません。しつけにはもってこいなのでは・・・。
(マルサン書店駅北店 川口慶)
●『おまえうまそうだな』 ポプラ社 宮西達也
地元出身の作家さんなので応援しています。この作品は親になってまもないころ読んだ作品です。泣けて泣けて・・・。子どもとの出会いから巣立ちまで体験できるすばらしい作品です。
(マルサン書店駅北店 川口慶)
●『おつきさまこんばんは』 福音館書店 林明子
子どもが幼稚園ぐらいまで寝る前によく読んであげた作品です。林さんの絵が良いですね。やさしい暖かい絵です。子どももニコニコして聞いていました。小さい頃はこのような作品をたくさん読んであげてください。
(マルサン書店駅北店 川口慶)
●『おこだでませんように』 小学館 くすのきしげのり
泣きました。自分で何度か読み、ある教育講演会での朗読を聞き、胸にこみ上げるものがありました。いつも怒られてばかりの「ぼく」が七夕の短冊に覚えたてのひらがなで書いたこの言葉・・・。子供を持つ親としてはなかりくるものがありました。子供に・・・というより大人の方にぜひ読んで欲しい一冊です。
(谷島屋エキマチ店 松本)
●『ふたりはいつも』 アーノルド・ロベール 文化出版局
かえるくんとがまくんのやりとりがほほえましいです。小さいおはなしの集まりですが、ひとつひとつが季節を感じたり、友情を感じたり、やさしさが詰まっています。シリーズで何冊か出ているので、そちらもおすすめです。
(谷島屋浜松本店 前嶋)
●『ぐりとぐら』 中川李枝子 福音館書店
誰もが知っているお話です。読むたびに、ぐりとぐらの作るカステラがおいしそうでおいしそうで…、食べてみたい!と思ってしまいます。焼きあがったカステラをみんなで分けて食べるのもいいですね。
(谷島屋浜松本店 前嶋)
●『しろくまちゃんのほっとけーき』 わかやまけん こぐま社
しろくまちゃんがおかあさんとほっとけーきを作るおはなしです。擬音が楽しさをおいしさをそそります。一生けんめいほっとけーきを作るしろくまちゃんがかわいらしいです。読み終わると、食べたくなります、ホットケーキ。
(谷島屋浜松本店 前嶋)
●『ぼくがラーメンたべてるとき』 長谷川義史 教育画劇
うっかり涙した。心の準備をして読む本だった。
(谷島屋浜松本店 坪井)
●『綱渡りの男』 モーディカイ・ガースティン 小峰書店
わくわくどきどき。実話というところが好きです。
(谷島屋浜松本店 坪井)
●『ビロードのうさぎ』 マージェリィ・W・ビアンコ ブロンズ新社
自分が子供の頃に大切にしていたぬいぐるみのことを思い出します。あのぬいぐるみも「ほんもの」になっていればいいなあとノスタルジックな気持ちになる。大人にもすすめたい1冊です。
(村上書店下田とうきゅう店 桜田)
●『としょかんライオン』 ミシェル・ヌードセン 岩崎書店
ルールを守ることは大切だが、それよりももっと大切なことがあると気づかせてくれる1冊。図書館でいきいきと過ごすライオンがとても微笑ましい。
(村上書店下田とうきゅう店 桜田)
●『ぼくの町に電車がきた』 鈴木まもる 岩崎書店
自分の最寄駅が、この物語の舞台である伊豆急線にあるので、とても身近に感じました。静岡での書店大賞ということなので、地元の描かれたものをすすめてみたいと思いました。
(村上書店下田とうきゅう店 桜田)
●『はじめてのおつかい』 筒井頼子、林明子 福音館書店
今まで1人で出掛けたことのない、みいちゃんのはじめてのおつかい。ママにおつかいを頼まれ、誇らしげに出掛けて、みいちゃんに起こるハプニングがお話と絵で緊迫感があり、ドキドキします。読み終えると、みいちゃんの勇気と一生懸命な様子がとてもかわいらしく、あたたかな気持ちになれます。
(谷島屋高松店 服部)
●『フェリックスの手紙』 アネッテ・ランゲン ブロンズ新社
現在シリーズ7まで出ていますが、私は小さい頃一番最初に出版されたものをプレゼントしてもらい、今も大事に持っている絵本です。ただの絵本ではなく、世界中を旅行するぬいぐるみのフェリックスが家にいるソフィーに手紙を送る。ページを開くごとにフェリックスの手紙が入っています。フェリックスからの手紙とたまに写真とステッカーが入っている、とってもかわいい本です。
(戸田書店沼津店 鈴木)
●『わかったさんのおかしシリーズ』 寺村輝夫 あかね書房
このシリーズは小学生のころ学校の図書室で借りて全シリーズ読みました。楽しいお話が進んでいく中にお菓子作りのカギがあるというお話の流れです。本の最後には、お菓子の作り方が書いてあってお母さんに手伝ってもらいながらお菓子を作ってみたりもしました。
(戸田書店沼津店 鈴木)
●『エルマーのぼうけん』 ルース・スタイルス・ガネット 福音館書店
こどものりゅうを助けるためにどうぶつ島に乗り込んだエルマーにさまざまな困難が待ちかまえているお話。様々などうぶつが出てきてさし絵も入っているので想像がしやすい物語。朝読書の時に読ませるにはピッタリの本だと思います。
(戸田書店沼津店 鈴木)
●『バムとケロシリーズ』 島田ゆか 文溪堂
どの本も、ちょっとした日常を描いていて、とても可愛らしい。ひとつの絵に色々なものが隠されていて、そんなものを見つける楽しさもあります。
(谷島屋高松店 生沢)
●『あらしのよるに』 木村裕一、あべ弘士 講談社
誰もが耳にしたことのある話ではありますが、ガブとメイの育む友情を通じ、“絆”とは何なのか、考えさえられる1冊です。
(谷島屋富士宮店 佐野)
●『ぼくらの七日間戦争』 宗田理 ポプラ社
私自身が中学生の頃に夢中になったシリーズがポプラ社より児童書として刊行されています。(私は文庫で読みました。)ワクワクしながら読んだことを今でも覚えています。今の小・中学生が購入していくのを見ると、おもしろい作品は世代を越えて読まれるものなんだなぁ…と、うれしくなります。
(谷島屋富士宮店 佐藤)
●『星の王子さま』 サン・テグジュペリ 岩波書店
大切なものは目に見えない。星の王子さまが残したこの言葉が、ちょっとした気持ちの行き違いが起きたときにふと頭に浮かびます。だから大切にしなければいけないんだと思い出させてくれる、いつまでも心に残る素敵な本です。
(谷島屋富士宮店 小澤)
●『きょうはなんのひ?』 瀬田貞二、林明子 福音館書店
なぞときと宝物さがしが家の中でできるなんてすごい!!と小学生の時にわくわくして読みました。マネして手紙捜しをいくつも作ってしまうほどでした。
(谷島屋富士宮店 小澤)
●『ふしぎなおきゃく』 肥田美代子、岡本颯子 ひさかたチャイルド
子供の時に読み、ラーメン屋にきて、ひと口ふた口だけ食べて帰ってしまうお客のあとを追っていく話をすごくドキドキして読みました。大人になってもう一度読んでみたかったのですが、タイトルを忘れてしまい、残念に思っていたら、2006年に新装改訂して復刊。再び読むことができた思い出ある絵本です。
(谷島屋富士宮店 小澤)
●『モチモチの木』 斉藤隆介 岩崎書店
おくびょうものの豆太が、大好きな爺さまをたすけるために、夜道を泣きながらひた走ります。じ~んとする本です。滝平二郎の切り絵も良いです。
(谷島屋浜松本店 清水)
●『はっぱのおうち』 征矢清、林明子 福音館書店
はっぱの下で、雨やどりするお話ですが、そこにいろんな虫がやってきて、気持ちがしずみがちな雨がなんだか楽しい時間となり、気が付けば雨がやんでいる。心がなごみます。
(谷島屋浜松本店 清水)
●『どうぶつのおやこ』 薮内正幸 福音館書店
文字はなく、動物の親子がリアルに丁寧に描かれていて、どんな会話をしているのか想像して話してあげたりもでき、絵の雰囲気もやさしい感じで、すばらしい。
(谷島屋浜松本店 清水)
●『はっぴいさん』 荒井良二 偕成社
欠点だと思っているところが、ちょっと視点を変えれば長所になったり、こういう人だ、とお思い込んでいたけれどそんなことなかったり…。日々なんとなく凝り固まってしまっている心の中をほぐしてくれる。荒井良二のこの絵本はあたたかい目線に満ちていると思う。
(谷島屋浜松本店 永山)
●『宇宙』 加古里子 福音館書店
宇宙の絵本や図鑑が好きで、中でも特にこの本が好き。子ども向けに書かれているとは思えないほど細かくて種類の多いデータが渋い。詳しいことはわからなくても、聞いたことのない星や人工衛星の情報を眺めてはワクワクできるインドア向け絵本。
(谷島屋浜松本店 永山)
●『がいこつさん』 五味太郎 文化出版局
ちょっとコワイ、でも何かカワイイ。がいこつさんの存在を周りがスルーしているのが何気にシュール。何をするか忘れたがいこつさんの行動に逐一ツッコミを入れる天の声(?)との掛け合いのテンポが小気味よい。
(谷島屋浜松本店 永山)
●『モモ』 ミヒャエル・エンデ 岩波書店
「時間のせつやく?だれの為に…?」モモと一緒に時間の旅に出てみませんか?今、使ってる時間の使い方…間違っているかも!?大人の方…!ぜひ読んでみて下さいっ!
(谷島屋呉服町本店 鈴木)
●『ぎゅっ』 ジェズ・オールバラ 徳間書店
でてくる言葉は“ぎゅっ”だけ。動物の親子がとっても愛くるしくて…☆☆親子でぎゅっ☆☆大切な人とぎゅっ☆ってしたくなる絵本。たくさんの言葉より、ぎゅっだけでいい。絆…深まりますよっ!!
(谷島屋呉服町本店 鈴木)
●『だるまさんシリーズ』 かがくいひろし ブロンズ新社
だるまさんが転んだり、笑ったり、おならまで…“笑”。もお、笑いが止まりません!!もお、笑いが止まりません!!プレゼントでも喜ばれるし、泣く子は笑顔になるし!万能絵本っ!だるまさんと“ぽにん”ってしてみたい…☆☆
(谷島屋呉服町本店 鈴木)
●『おしいれのぼうけん』 ふるたたるひ、たばたせいいち 童心社
自分が小学1年生のときに読んでもらった絵本。わくわく、こわさ、ドキドキ。この1冊にいっぱいつまっていました。ただ、ずっと反省のとき入れられるおしいれが楽しみの時間になってしまい、母は失敗したという顔でしたが…。
(谷島屋 鈴木)
●『絵本 地獄』 風濤社
こちらも子供の頃に読み聞かされました。まさか近年ブームがくるとは思わなかったですが…。恐ろしい内容ではありますが、周りの大人達がしっかりとフォローすればとてもよい絵本です。ただ子供に恐怖のトラウマをあたえるのではなく、いのちの大切さをしっかり伝えてほしい。
(谷島屋 鈴木)
●『どうぞのいす』 香山美子、柿本幸造 ひさかたチャイルド
「どうぞ」未就学児でもよく使う言葉のひとつです。「どうぞ」「どうぞ」でやさしさがつながっていき、親切にするということを自然と学べる1冊。
(谷島屋 鈴木)
●『ピヨピヨスーパーマーケット』 工藤ノリコ 佼成出版社
工藤のノリコさんのヒヨコシリーズの中の1冊です。たくさん欲しいものがあるけれど1人1コとお母さんに言われます。しょんぼりして家に帰ってきますが…。最後は思わずほのぼのとしてしまいます。
(サガミヤ書店湯の花店 山下)
●『ねえだっこして』 竹下文子 金の星社
お気に入りの場所だったおかあさんのひざに、今は赤ちゃんがいつもいます。私のこと忘れちゃったの?さみしくなんかないけど、ちょっとだけだっこしてね。強がってみせるネコのせつない気持ちが伝わってきます。
(サガミヤ書店湯の花店 山下)
●『テレビごっこ』 高木さんご ひさかたチャイルド
いぬくんときつねくんがテレビごっこをして遊んでいます。大がたテレビ、とびだすテレビ、ニュースや天気予報。でも何だか物足りません。やっぱり一番好きなのは外で元気に遊ぶこと。テレビごっこはまた今度ね。
(サガミヤ書店湯の花店 山下)
●『ちいさいおうち』 バージニア・リー・バートン 岩波書店
小さいころに読んだ絵本で、何度も読み返した記憶が残っています。のどかな土地に建てられた家をめぐるお話なのですが、最後に幸せな様子のおうちを見ると今でも心が温かくなります。
(戸田書店静岡本店 増田)
●『ずっこけ三人組シリーズ』 那須正幹 ポプラ社
小学校のころ、よく読んでいたのは思い出です。
(戸田書店静岡本店 増田)
●『泣いた赤おに』 偕成社
自分の身近にいる人達が、いかに大切な人かを感じさせる良い絵本です。
(谷島屋 海野)
●『ねぎぼうずのあさたろう』 飯野和好 福音館
擬人化された野菜達が東海道を旅する話で、身近に感じられるのではないでしょうか。
(済生堂書店 塚本)
●『そらまめくんのベッド』 なかやみわ 福音館
そらまめくんのじまんの宝物ふわふわベッド。宝物は1人じめするよりも、分けあった方がよろこびも倍になるということをほんのり感じる優しい絵本です。絵もかわいく、こまかい設定で大人もたのしめる本だと思います。
(藤枝江崎書店 スタッフ)
●『ゴリラのパンやさん』 白井三香子、渡辺あきお 金の星社
おいしいパンやさんは顔を怖がられてパンを食べてもらえません。何とか食べてもらおうとするのですが…。人を見た目だけの情報で判断することは損することだと教えてくれる絵本です。ラストのラストまでしっかり読んで頂きたい絵本だと思います。
(藤枝江崎書店 スタッフ)
●『バムとケロのにちようび』 島田ゆか 文溪堂
せっかくの日曜日なのに雨が降っている…でもそんな日曜日、雨が降っていてもあきない毎日!とにかくかわいい、こまかい、おもわず大人も楽しめちゃうすてきな絵本です。犬好きさん、カエル好きさん、必見!
(藤枝江崎書店 スタッフ)
●『だれも知らない小さな国』 佐藤さとる 講談社
この本を読んだ時の感動を今でも覚えています。ページをめくるごとにワクワクして目を閉じればこの部屋にコロボックルが歩いてたりかくれているのではないか…。庭山にお家を作りお菓子を置いて待っていました(笑)。この感動を子供たちに伝えていきたいと思っています。
(サガミヤデュオ店 杉本)
●『からすのパンやさん』 かこさとし 偕成社
小さなころ何度も何度も読みました。私の兄弟もこの本にでてくる4匹のからすといっしょで4兄弟でしたので、母が名前を私達に変えて読んでくれたの覚えています。おいしそうなパンがたくさんでてくるページを毎回楽しみに、そのページがでると大騒ぎしたことも思い出です。この本のおかげでお手伝いもたくさんしたそうです。伝えていきたい絵本の一つです。
(サガミヤデュオ店 杉本)
●『やさしいライオン』 やなせたかし フレーベル館
はじめて泣いた絵本でした。子供ながらに勇気あるやさしいライオンに心を打たれました。小さな子供のうちに読んであげたい大切な一冊です。
(サガミヤデュオ店 杉本)
●『わすれられないおくりもの』 スーザン・バーレイ 評論社
主人公アナグマと友人の思い出の生活がおくりものと感じていく日々の友人たちの心の変化と思いが深く感じられます。
(サガミヤデュオ店 山本)
●『おしゃべりなたまごやき』 寺村輝夫、長新太 福音館
みんなが大好きなたまごやき。王様なのにごく普通のたまごやきが好きなおちゃめな王様と家来の会話も楽しくて、失敗をかくそうとする王様の行動が笑いのツボ!!
(サガミヤデュオ店 山本)
●『どうぞのいす』 香山美子、柿本幸造 ひさかたチャイルド
親しみのある動物の心あたたまるお話。1つ1つの品物に心が込められています。
(サガミヤデュオ店 山本)
●『だめよ、デイビッド』 デイビッド・シャノン 評論社
主人公デイビッドのいきいきした表情が大好きです。自分の子どものときのイタズラ心を思い出します。
(島田書店外商部 佐塚)
●『考える絵本2 死』 谷川俊太郎 大月書店
「死」という難しいテーマをやさしく伝えてくれます。大人が読んでも考えさせられます。ページ毎の文章によって絵のトーン・色がガラリと変わっています。
(島田書店外商部 佐塚)
●『きょうはなんのひ?』 瀬田貞二 福音館書店
タイトル通り“きょうはなんのひ”。お父さんとお母さんのけっこん記念日おめでとうを1文字ずつ、宝探しのようにして、お母さんにメモを見つけてもらう本です。最後にメモを並べると“けっこんきねんびおめでとう”の文字がそろうかわいいお話です。物やお金で祝えるお祝いごとよりも、気持ちで伝えるお祝いもいいなと思う1冊です。
(戸田書店静岡本店 朝比奈)
●『しゅくだい』 いもとようこ 岩崎書店
子供達への読み聞かせでもよく『しゅくだい』は読みました。小学校低学年の子供達に「今日のしゅくだいは“だっこ”」と本を読んだ後に伝えると、恥ずかしいなあ…という声があがりますが、実のところお母さんに甘えたいのか、うれしそうに「“だっこ”がしゅくだい…」と言う、と保護者の方からも聞きます。とてもほのぼのした気持ちにさせてくれる絵本です。
(戸田書店静岡本店 朝比奈)
●『かお かお どんなかお』 柳原良平 こぐま社
はじめて赤ちゃんの顔に表情が出てきてから読み聞かせてあげる本にはよい本だったと思います。“かお”の表情は、おこった顔、わらった顔、泣いた顔、色々な表情をお母さんが声を出して顔を作りながら子供と一緒にたのしめる本だと思います。
(戸田書店静岡本店 朝比奈)
●『おしいれのぼうけん』 ふるたたるひ 童心社
とにかくおもしろい!さくら幼稚園で恐がられている「おしいれ」に入れられた さとしとあきら。二人を待っていたのはドキドキワクワクの大冒険だった。勇気と友情と冒険がつまった一冊です。
(江崎書店袋井店 久野)
●『ねないこだれだ』 せなけいこ 福音館
我が家の読み聞かせナンバーワン。ほとんど毎日(夜)読みました。20年以上経っても本を見ないで話せます。
(江崎書店袋井店 久野)
●『ハリーポッター 全七巻』 J・Kローリング 静山社
発売されて読み、映画を見ては読み、完結した時には1巻から読みました。何回読んでも面白く新しい発見があります。
(江崎書店袋井店 久野)
●『エルマーのぼうけん』 ルース・スタイルス・ガネット 福音館
エルマーが竜を助ける冒険に旅立つ物語です。賢いエルマーの勇気と知恵にわくわくします。何回読んでも楽しいです。
(江崎書店袋井店 小林)
●『おしいれのぼうけん』 ふるたたるひ 童心社
幼稚園の押入れの中でいろいろなことが起こる物語です。スリル満点の展開でドキドキします。
(江崎書店袋井店 小林)
●『からすのパンやさん』 かこさとし 偕成社
いろんな形のパンがとてもおいしそうで想像力が刺激されます。話の展開も単純に面白いです。
(江崎書店袋井店 小林)
●『人魚姫』 アンデルセン/清川あさみ(リトル・モア)、『ルフラン ルフラン』荒井良二(プチグラパブリッシング)、『アンジュール ある犬の物語』ガブリエル・バンサン(BL出版)
3作とも弊店歴代の芸術書担当者がギフトブックのシーズンの度にせっせせっせと売場に並べていた絵本。いま時分になると必ずそのことを思い出すので、ここに書き留めておきたいと思った次第。
(戸田書店静岡本店 仕入部 藤浪)
●『はれときどきぶた』 矢玉四郎 岩崎書店
でたらめ書いた日記がこんな風に本当になったらすごいなあ!と思いながら何度も読みました。でもそのたびに、本当にぶたが降ってきたら怖いなあ。とも思いました。
(BOOKアマノ入野店 山本)
●『ちびくろ・さんぼ』 ヘレン・バンナーマン 絵:フランク・ドビアス 訳:光吉夏弥 瑞雲舎
グルグルと木の周りを回った虎がバターになるのにびっくりしましたが、そのバターを使ったホットケーキがなんとも美味しそうで。いまだにあのホットケーキは、本の中で出てくる食べ物で食べたいものナンバーワンです。
(BOOKアマノ入野店 山本)
●『ノンタンシリーズ』 キヨノサチコ 偕成社
とにかくノンタンがかわいい!ノンタンが笑っていれば読んでいる自分も笑顔になるし、ノンタンが泣いていれば読んでいる自分も悲しくなるし、幼少期はとにかく「ノンタンといっしょ」でした。
(BOOKアマノ入野店 山本)
●『どうぞのいす』 香山美子 ひさかたチャイルド
まず、とにかく絵が可愛らしい!!柿本幸造さんの絵が大好きで、絵本を20冊くらい買い集めた時期がありました。ストーリーもあったかくて、可愛いオチもついていて、パーフェクトです!やさしくて、あったかくて、秋になると必ず面陳に(下手したら年中)する絵本です。
(BOOKアマノ アクト北店 杉村)
●『おこだでませんように』 くすのきしげのり 小学館
いそがしい日々を送っていると、つい、気持ちがはりつめてやさしさや思いやりを見失う大人側の心情ももちろんですが、とにかく主人公の男の子の気持ちがわかりすぎます!子供時代の自分を振り返って…というのに加え、今の自分がまだ共感しちゃっているのは問題かもしれませんが…絵を担当された石井聖斗さんは静岡の方なので、ますますなじみ深い!
(BOOKアマノ アクト北店 杉村)
●『おへんじください』 山脇恭 偕成社
7,8年位前に夏の読書感想文の(幼児向きだったかな?)県のすいせん図書だったと思います。絵のかわいさにひかれてページをパラパラめくっていく内にひきこまれて購入しました。児童書も扱う担当になったばかりの時期で「絵本にもストーリーがあって面白い!しかも絵があって最高にすてきなもの」という感覚をこの本に出会って知り、以後良い絵本があると思わず購入しています。
(BOOKアマノ アクト北店 杉村)
●『ぐるんぱのようちえん』 西内みなみ 福音館
小さいときは、大きい!楽しい!おいしそう!とか、ぐるんぱよかったねーと思っていた絵本です。大きくなってあらためて読みなおしてみると、ぐるんぱの苦労や悲しみが見えてきました。働くことの大変さ、誰かに必要とされる喜びなどを改めて感じ、胸が苦しくなるシーンも有ります。結局最後はぐるんぱよかったね!大きい!おいしそう!になるのですが。
(BOOKアマノ入野店 杢屋)
●『となりのせきのますだくん』 武田美穂 ポプラ社
「こっからでたらぶつからな」表紙のセリフ。悪い!悪いよますだくん!そんなインパクトも有りながらも本当は優しいんです。小学校低学年向けですが、新一年生になる年長さんにもぜひ。新しい生活に向けて読んでもらいたい一冊。学校生活を楽しみに、楽しくしてくれたら良いなと思う本です。
(BOOKアマノ入野店 杢屋)
●『いつもいっしょに』 こんのひとみルース 絵・いもとようこ 金の星社
大人になってから読んだ本、きっと読めば「あ...」と思ってしまう内容です。子ども向けではないのかもしれないけれど、いもとようこさんの優しい絵柄が少しでも心に残って、大人になったときに読んで、いつもそばにいてくれる人に優しい気持ちになってくれたら良いなと思います。
(BOOKアマノ入野店 杢屋)
●『100万回生きたねこ』 佐野洋子 講談社
1つの生に1年生きたとして100万年かかるわけだが、ずいぶんと長く生きたものである。もしくは、同時代に複数のねこがいたと考えるべきか。感動します。
(江崎書店 袋井店 豊島)
●『新ウォーリーをさがせ』 マーティン・ハンドフォード フレーベル館
小さな頃から、ウォーリーは探され続けている。赤と白の服は囚人服?という噂もきいたことがあるが、はたして本当だろうか・・・。
(江崎書店 袋井店 豊島)
●『ドラゴン~飼い方 育て方』 ジョン・トプセル 原書房
ドラゴンの飼い方育て方がイラスト付きで説明されています。お子様の情操教育にドラゴンの飼育はいかが?
(江崎書店 袋井店 豊島)
●『どうぞのいす』 香山美子 ひさかたチャイルド
「自分は良い思いをしたけれど、このあと来る人が悲しい思いをするかもしれない、なんとかしておこう」と思う気持ちは大切だと思う。
(戸田書店静岡本店 田中)
●『モモ』 ミヒャエル・エンデ 岩波書店
時間をケチケチすることで、ほんとうは別のなにか、とても大切ななにかをケチケチしていることに誰も気づかない、そして生活が日ごとに貧しく、冷たくなっていく、という一節に心うたれた。
(戸田書店静岡本店 田中)
●『風が吹くとき』 レイモンド・ブリッグズ あすなろ書房
「風」とは核ミサイルのこと。はじめて読んだときびっくりした。ほのぼのしたタッチながら衝撃的な内容です。
(戸田書店静岡本店 田中)
●『ビロードのうさぎ』 酒井駒子 ブロンズ新社
子供の頃、誰もが一度は経験したであろうお話。本書を読んであらためてその経験をいい思い出に昇華できるかと思います。酒井駒子さんのノスタルジックで繊細な挿絵もグッド。切なくも懐かしい・・・ああ、あの頃はよかったと思い出に浸る私。
(戸田書店 函南店 内田)
●『もぐらとじどうしゃ』 E・ペチシカ 福音館書店
自動車や背景の植物など何か近未来を思わせるサイケな図柄が楽しめる一冊。不思議とこの本(絵)に魅了された子どもの時分の私。主人公が有名なキャラだったとはNHKで放送されたアニメで初めて知りました。きっと「イーヤー」の決め台詞は今や全国区!?
(戸田書店 函南店 内田)
●『チェブラーシュカ わにのゲーナとおともだち』 エドゥアールト・ウスペンスキー 平凡社
見知らぬ土地にハプニングでやって来た一人ぼっちのチュブラーシュカ。そんな環境でおおくの友達を得るチェブラーシュカの前向きさと行動力に励まされます。また、映画では語られていない人物像や関係性がこの本を読むとよくわかります。寒―い国の心温まるお話。最後に一言「ウ~ラ~」
(戸田書店 函南店 内田)
●『きつねのでんわボックス』 戸田和代 金の星社
幼い頃に一番感動した本です。何度も何度も読み返したことを覚えています。
(江崎書店沼津アントレ店 大石)
●『ズッコケ三人組シリーズ』 那須正幹 ポプラ社
私が子どもの頃よく読んでいた本がこのズッコケ三人組でした。シリーズ作もたくさんあって楽しいです。どれもオススメです。
(江崎書店沼津アントレ店 大石)
●『こびとずかん』 なばたとしたか 長崎書店
顔が面白いです。シュールなところが子ども向けっぽくなくて大人にも人気のポイントです。
(江崎書店沼津アントレ店 大石)
●『おこだでませんように』 くすのきしげのり 小学館
「おかあさんに読んでもらいたい絵本NO.1」か何かに選ばれたこともある子を持つ親なら誰でもついつい怒ってしまうことはよくあると思いますが、親には身につまされる内容の絵本です。子どもの気持ちをもっとよく考えなきゃいけないと感じさせられます。
(江崎書店 室伏)
●『ゲド戦記シリーズ』 ル・グイン 岩波書店
物語の世界観とゲドの成長と活躍に心惹かれてドキドキしながら読みました。心に残る奥深い作品です。
(戸田書店掛川西郷店 後藤)
●『おおきな木』 シェル・シルヴァスタイン あすなろ書房
本当の優しさって何だろう?と考えてしまうお話です。愛する少年に、自分の持っているものなら何でも与えてあげたい。その気持ちはとても優しいけれど切ないものです。でも、そんな誰かを持てた木は寂しいけれど幸せなような少しうらやましいような気持にもなりました。
(戸田書店掛川西郷店 後藤)
●『ワニ』 梨木香歩・出久根育 理論社
色彩豊かな絵がとてもきれいです。自分とライオン以外には愛した価値を感じていないワニが、最後はパクリとライオンに食べられてしまうのは驚きですが、その時ワニの気持ちがなんだか少しわかるような、不思議な親しみを感じる印象的な絵本です。
(戸田書店掛川西郷店 後藤)
●『君のためにできるコト』 菊田まりこ 学習研究社
自分の気持ちを伝えることの大切さ。恋人同士に限らず親子、友人と関わる中で、つい「言わなくてもわかってほしい」と思ってしまうこともありますが、気持ちは「言わなければ伝わらない」と教えてくれた絵本です。口ベタでも勇気を出して気持ちを伝えれば相手からも気持ちが返ってくると・・・。菊田さんの絵はシンプルでとてもかわいらしくて大好きです。
(戸田書店函南店 内田典)
●『すずおばあさんのハーモニカ』 あまんきみこ・黒井健 ひさかたチャイルド
心の交流にほっと癒されます。黒井健さんの絵がとてもきれいです。おばあさんの優しさと子ぎつねの愛らしさに胸が温かくなります。
(戸田書店函南店 内田典)
●『おでかけのまえに』 筒井頼子・林明子 福音館書店
林明子さんの絵本はどれも好きですが、特にこの絵本が大好きです。子供の頃、菜箸とかお鍋とか「うちのとそっくり!」というところに共感しました。失敗しても見守ってくれる誰かがいれば子も親も安心して育っていけるのかなと思います。
(戸田書店函南店 内田典)
●『11ぴきのねこ』 馬場のぼる こぐま社
自分が小さい頃、はじめて買ってもらった絵本でとても親しみがあります。たくさんのシリーズの中でもやはり一番初期の作品が好きです。この憎めないキャラが引き立てます。
(マルサン書店富士店 鈴木)
●『あかいふうせん』 イエラ・マリ ほるぷ出版
字や言葉が無く、イラストだけの本です。タイトル通り子どもの想像をふくらませます。読み聞かせには難しいですが、是非子供に見せたくなる絵本です。
(マルサン書店富士店 鈴木)
●『白雪姫 ぶたいしかけ絵本』 大日本絵画
しかけ絵本の中でも、舞台版といわれるしかけ絵本です。本を縦にしてとびだす仕掛けは大人でもとても楽しいです。
(マルサン書店富士店 鈴木)
●『三びきのやぎのがらがらどん』 マーシャ・ブラウン 福音館書店
美しい色、ストーリー、オチのシュールさ。。。大好きです。
(戸田書店リブレ菊川店 白岩)
●『かばくん』岸田衿子・中谷千代子 福音館書店
かばのフォルムのたまらなさよ。詩的なことばのシュールさよ。
(戸田書店リブレ菊川店 白岩)
●『かいじゅうたちのいるところ』 センダック 冨山房
誰がなんと言おうと「かいじゅうたちのいるところ」が僕にとっての永遠のNO.1であることは、これからもきっと変わらない。我が子にこの絵本を読んであげられた喜びと子どもがこの絵本を同じように好きになってくれたことは、より一層この絵本が自分にとって特別であることを認識させてくれた。本当に全て大好きです。
(谷島屋浜松本店 野尻)
●『きょうはみんなでクマがりだ』 マイケル・カーゼン 評論社
絵本として、とても完成度の高い、すてきな線をした絵本。ことばのリズム、展開がユニークで、わが子も大好きな絵本です。
(谷島屋浜松本店 野尻)
●『しろくまちゃんのほっとけーき』 若山憲 こぐま社
子どもがはじめて自分で暗記して、まるで読み聞かせをしているようにページをめくりながら読んだ本。その姿がとても印象的で、それだけでこの絵本の素晴らしさが伝わった。
(谷島屋浜松本店 野尻)
●『よるくま』 酒井駒子 偕成社
小さい時には、夜ってすこし暗くてこわくて不安でした。そんな頃を何となく思い出してしまいます。何といっても“くま”がかわいすぎる。
(谷島屋浜松本店 合谷)
●『へんしんトンネル』 あきやまただし 金の星社
小学校に読み聞かせボランティアに行っていたとき、この本を読むとどんな子もたいてい笑ってくれました。子どもは繰り返しの展開に弱い。
(谷島屋浜松本店 合谷)
●『きょうは、なんのひ?』 林明子 福音館
子どもが小さい頃、何度も読み聞かせをしました。私の誕生日に、そっくり同じことをしてくれた時は嬉しくて涙が出ました。忘れられない一冊です。
(谷島屋浜松本店 合谷)
●『かようびのよる』 デビッド・ウィーズナー 徳間書店
かようびのよるだけのステキなファンタジー☆いたずら心いっぱいの楽しいカエル達が自由に飛び回り、ページをめくるワクワク感がたまりません。
(三原屋書店アピタ店 木下)
●『だるまさんが』 かがくいひろし ブロンズ新社
単純な繰り返しが楽しい絵本です。
(三原屋書店アピタ店 木下)
●『コロボックル物語シリーズ』 佐藤さとる 講談社
大好きだけど秘密にしたい・・・そんな宝物のような本です。そっと葉っぱをめくってコロボックル達を探したくなります。
(三原屋書店アピタ店 木下)
●『ここにいる』 舟崎克彦 ポプラ社
静かなという言葉がぴったり詩が絵にマッチしている。
(谷島屋本店 阿部)
●『なっちゃんときげんのわるいおおかみ』 香坂直 ポプラ社
ニコニコしてしまう読んで元気になる。頑張れ!なっちゃんとエールを送りたくなります。
(谷島屋本店 阿部)
●『トマトさん』 田中清代 福音館書店
トマトさんの顔、佇まい、そのすべてが一度見たら、読んだら忘れられません。愛すべきトマトです。
(谷島屋浜松本店 丸林)
●『ふしぎなナイフ』 中村牧江ほか 福音館書店
ドキっとする!絵本。この発想、この表現に大人も子供も大ハマリ間違い無し。
(谷島屋浜松本店 丸林)
●『ゆうびんやさんのホネホネさん』 にしむらあつこ 福音館書店
どこだろうとお手紙を届けてくれるホネホネさん。ガイコツだけど恐くない。ギコギコキーと自転車に乗ってみんなの想いを届ける。コミカルなホネホネさんが大好きです。
(谷島屋浜松本店 丸林)
●『おこだでませんように』 くすのきしげのり 小学館
子育て真っ最中、一生懸命すぎてゆとりがなく、悩んでいた時にこの本に出会っていたら子どもの話をもっとゆっくり聞いてあげて違った子育てができたのかもしれません。子育て中のお母さんにも是非読んでもらいたい絵本です。
(未来屋書店蒲原店 入澤)
●『こんとあき』 林明子 福音館書店
こんとあきの旅の途中で起こるハプニングに読んでるこちらもハラハラドキドキします。あきの表情の豊かさとこんのかわいさとなんともいえない一冊です。
(谷島屋高松店 杉山)
●『よるくま』 酒井駒子 偕成社
母親をさがす、よるくまの心細い気持ちとよるくまを助けてあげたい男の子の優しい気持ちがよく描かれています。
(谷島屋高松店 杉山)
●『しろいうさぎとくろいうさぎ』 ガース・ウィリアムズ 福音館書店
しろいうさぎとくろいうさぎがお互いにおもいやる気持ちがなんともいえません。やさしい絵は、見ているだけで、心を穏やかにしてくれます。
(谷島屋高松店 杉山)
●『しろいうさぎとくろいうさぎ』 ガース・ウィリアムズ 福音館書店
大好きだから一緒にいる。結婚のお祝にオススメな絵本。やさしい絵も大好きです。
(未来屋書店清水店 前本)
●『きんぎょがにげた』 五味太郎 福音館書店
読み聞かせ会では、子どもたちのくいつきがはんぱじゃない!みんなで一斉にきんぎょを見つけて教えてくれるんです。楽しい時間を過ごせます。
(未来屋書店清水店 前本)
●『いないいないばぁ』 松谷みよ子 童心社
赤ちゃんをあやす遊びが絵本になっているので、読んであげる方も赤ちゃんを笑わせようと思いをこめて読み聞かせできる絵本だと思います。かくれていたものが見えるという遊びがページをめくる行為に重なり、めくるタイミングは赤ちゃんの反応に合わせてあげると、より楽しめる絵本です。生まれて初めての絵本にふさわしい本だと思います。
(谷島屋新流通店 井澤)
●『きんぎょがにげた』 五味太郎 福音館書店
“はじめて子供に読み聞かせをする”という方にもおすすめの1冊。「どこ?」と問いかけながら赤ちゃんの反応を気にするので、一緒に絵本を楽しんでいるという実感があります。他でもないわが子がきんぎょを見つけたときは、本当にその成長に感動します。そして、いっぱいほめてあげて欲しい。親子を幸せな気持ちにしてくれる絵本だと思います。
(谷島屋新流通店 井澤)
●『わたしのワンピース』 西巻芽子 こぐま社
ページをめくると「あらっ」と、ワンピースの模様が、まわりの風景に合わせて変わっていくという発想が、子供らしくてとても魅力的だと思います。子供の気持ちを大切にしてくれているように感じます。まっしろだった「わたしのワンピース」が最後には「わたしのすてきなワンピース」になったところも好きです。とくに女の子には読んであげたいなぁと思います。
(谷島屋新流通店 井澤)
●『しんせつなともだち』 ファン・イーチュン 福音館書店
“食べものを2つ持っていたら、ひとつは友だちにわけてあげよう”子供時代にこんなふうに、友だちのことができたらなんてすてきなんでしょう。この絵本で子供たちにシンプルに伝えることができます。最後にうさぎが「ともだちがわざわざ持ってきてくれたんだな」と気づくことができたのも、仲間を信頼している証拠。本当にすてきな絵本です。
(谷島屋新流通店 井澤)
●『スイミー』 レオ・レオニ 好学社
“みんなけっしてはなればなれにならないこと。もちばをまもること”というスイミーの教えで、1人ではできなかった大きな敵に立ち向かうことが、みんなの力を合わせてできたという成功話を、子供らしい発想で子供たちに伝えることができる絵本です。大人の私たちも生きていく上で大切なことであり、私の仕事のバイブルでもある絵本です。
(谷島屋新流通店 井澤)
●『ちいさいおうち』 バージニア・リー・バートン 岩波書店
装丁は絵本ですが、とても長く、深みのあるお話。環境問題について考えさせられる内容の絵本が、こんな昔から作られていたことにおどろきます。自然と共に四季の移り変わりの喜びがあることに気づかせてくれます。こういう絵本を子供たちに残していきたいと思います。文章にあったさし絵のつくりもとても魅力的です。
(谷島屋新流通店 井澤)
ね


寸評の最後は児童書の名作部門です。書店員自身が子どもの頃から好きだった絵本、自分の
子どもや姪っ子などが気に入っている絵本、大人にもおすすめしたい絵本などなど、熱い思いが
感じられるコメントばかり。シリーズものの紹介も多いですよ

よいものはずっと読み継がれていくんですよね。児童書は特にそうだと思います。年月を経ても
色あせない魅力…。絵本の力ってすごいな~

ますね。お話が同じでも、絵が違うと印象が大きく違います。メッセージ性のある絵本も多く、道徳
の授業にも使っていただくといいなぁと思ったり。下記の寸評をご覧いただき、皆さんの中の名作
をぜひ増やしていただきたいです

静岡書店大賞「児童書名作部門」~書店員たちの寸評~
●『ないしょのおともだち』 ほるぷ出版 ビバリー・ドノフリオ
マリアとネズネズは同じ家に住むないしょのおともだち。なんで内緒なのかって・・・ネズネズはネズミの女の子だから。ないしょ・・・秘密・・・子供たちの大好きな言葉ですねぇ。絵もお話も本当にステキです。最後のサプライズも楽しんでください。子供たちはもちろんステキな女性へのプレゼントにも最適です。
(マルサン書店仲見世店 土屋)
●『ぼくのかえりみち』 BL出版 ひがしちから
はじめて読んだとき、あれ?これは?と思ったでしょう。デジャヴ・・・やりましたよね?子供の頃。道路の白線から落ちたらダメ。どこまで行けるか。絵本の中の事なのに、いつしか手に汗を握りながらドキドキしてるあなた。家まであと少しのところで白線がない!?どうする?絵本の醍醐味を味わって下さい。(マルサン書店仲見世店 土屋)
●『はじめてのおつかい』 福音館 林明子
いつの時代になっても〈はじめて〉はドキドキ・ハラハラするもの。TVで特番組まれるくらい。見ている大人だってハラハラ・ドキドキしちゃいます。おつかいが終って、おかあさん見つけた時の安堵感。いつの時代も変わりません。うーん良い絵本。是非是非お子さんに読んであげてください。そして抱きしめてあげて下さい。
(マルサン書店仲見世店 土屋)
●『ころころにゃーん』 福音館 長新太
こんなにやさしい感情があるのか・・・となぜだか泣いてしまった本。この本の原稿が出版社へ届いた10日後に長さんはお亡くなりになったそうですが、最期に描く本がこんなに力強いなんて!!と書きながらまた泣けてきた・・・。
(マルサン書店仲見世店 本田)
●『わたしのワンピース』 こぐま社 にしまきかやこ
きっと初めての妄想体験だったはず。ワンピースの柄が変わるたびにその世界へとびこんでいき、色やにおいや感触まで鮮明に脳内体験したのを今でもはっきり覚えています。やはり子どもは本で経験しなくちゃ。
(マルサン書店仲見世店 本田)
●『大どろぼうホッツェンプロッツ』 偕成社 プロイスラー 中村浩三 訳
かぎたばことかコーヒーひきとかザワークラウトとか出てくるアイテムにいちいちドキドキして、この世界にあこがれていました。今でも家にある単行本をたまに読みますが、訳がつくりすぎずつくらなすぎず素晴らしいと思います。
(マルサン書店仲見世店 本田)
●『アンパンマン大図鑑公式キャラクター2000』 フレーベル館
とにかくアンパンマン好きにはたまらない一冊。やなせたかしさんが考えるキャラクターに酔いしれながらこんなキャラもいたのか!と驚きもある。大人になってからも楽しめるアンパンマンの魅力や周りのキャラクターの魅力がつまった一冊です。
(マルサン書店富士店 山島)
●『スキマノ国のポルタ』 講談社 荒井良二
NHKでアニメとして放映していました。荒井良二さんのシリーズものは初かと思われます。このスキマノ国の不思議さと絵の色彩が何ともストーリーに引き込まれて、ハマること間違いなし!
(マルサン書店富士店 山島)
●『100万回生きたねこ』 講談社 佐野洋子
幼い時から今に至るまで、何十回何百回読んでも飽きない絵本。一人一冊この本は持つべきではないでしょうか。奥深くて読むたびに新たな発見があり考えさせてくれる最高の一冊。
(マルサン書店富士店 山島)
●『ハリー・ポッター』シリーズ 静山社 J・K・ローリング
この作品は児童文学の小説でありながら子供だけでなく大人にまで人気のある年齢を問わず誰にでも読めるような魔法ファンタジー小説だけどファンタジーだけじゃなく主人公の成長や友達と築きあげる絆、恐怖に立ち向かう勇気など自分も一緒に成長できるようなそんな気持ちにしてくれる素敵な作品だから私の中で一番に心に残っています。
(マルサン書店 町田)
●『かいぞくポケットシリーズ』 あかね書房 寺村輝夫
小学生のころによく読んでいたシリーズです。ワンピースより先に海賊になって旅をする冒険活劇という意味では先進的な児童書だったのかもしれません。私も当時はワクワクしながら読んでいたような気がします。なので現在の小学生にもそれは通ずるものだと信じたいです。
(戸田書店江尻台店 小暮)
●『注文の多い料理店』 新潮社 宮沢賢治
この本を子どもの時に読んだ際は山猫に喰われそうになるという恐いイメージがありました。ただ大人になって読み返してみると、人間のエゴ(この場合動物を遊び半分で殺すハンターの発言)に対する戒めなのではないかと改めて思いました。子ども向けとはいえ、考えさせられる話です。子供ももちろんのこと大人も改めて読んでみることをおすすめします。
(戸田書店江尻台店 小暮)
●『てぶくろ』福音館書店 ウクライナ民話 内田莉莎子訳
幼稚園の時にこの本を題材にした劇をやったことを覚えています。私はちなみにクマの役でした。あらすじとしては動物が暖を求めて、老人の落とした手に次々と動物が住み込みという話です。絵がとてもきれいなのが印象的で、今の子ども達にもぜひ読んでもらい、幼稚園・保育園のお遊戯会で、クマの役をやってもらえれば幸いです。
(戸田書店江尻台店 小暮)
●『選ばなかった冒険 光の石の伝説』 偕成社 岡田淳
小学生の男女2人がテレビゲームの世界に入り込んでしまって……という、ちょっぴりダークな和製ファンタジー。子供だけでなく、RPGゲーム世代の大人が読んでも楽しめる骨太な一冊だと思う。血湧き肉躍るような冒険劇がくりひろげられているのは、漫画だけじゃない。本の面白さがギュッとつめこまれていると思う。これを読むことで、本好きに目覚めて!!
(戸田書店静岡本店 太田)
●『たんたのたんけん』 学習研究社 中川李枝子、山脇百合子
5歳の誕生日をむかえたたんたの元に舞いこんだ一枚の地図。たんたは宝の地図だ、と意気ごんで「たんけん」にでる。見返しに印刷された宝の地図を幾度も見ながら、わくわくと読んだのを覚えている。
(戸田書店静岡本店 太田)
●『なつのいちにち』 偕成社 はたこうしろう
男の子が、山にクワガタを採りに行くお話ですが、その林に行きつくまでの道のりの絵がすばらしい!美しい色彩、絵のアングルから、夏の暑さ、ひんやりとした空気、さわやかな風、せみしぐれ、川の流れる音、牛舎のにおい、林のにおい……夏そのものがたっぷり感じられる一冊です。星の数ほどある絵本の中で、1番大好きな作品です。読み聞かせをすると、子供たちが本にひきこまれていく「気」がぐいぐい感じられる本です。
(戸田書店江尻台店 中田)
●『こんとあき』 福音館書店 林明子
「あき」が生まれた時からずっと一緒にいるきつねのぬいぐるみの「こん」。こんの腕がほつれてとれかかってしまったのを直してもらいに、砂丘の町のおばあちゃんの家に行くことになります。2人で電車に乗って出かけますが……。この小さな冒険にハラハラドキドキしっぱなしです。女の子がまさにそこにたたずんでいるかのような、林明子さんの絵は、やわらかくて温かく、心がほっとします。
(戸田書店江尻台店 中田)
●『おへそのあな』 BL出版 長谷川義史
お母さんのおなかにいる赤ちゃんが、お母さんのおへそのあなからのぞいて見た、これから生まれていく家の家族の様子を描いた本です。家族みんなで赤ちゃんを心から楽しみに待っている様は、命の誕生の喜び、尊さを強く感じます。当店のお客様で、ご自分の娘さんと友人のお嬢さんにこの本をプレゼントしたところ、お二人とも、何日もしない内に無事赤ちゃんが生まれたということがありました。安産のお守りになるかもしれない(!?)不思議な絵本です。
(戸田書店江尻台店 中田)
●『ひみつのがっき』 偕成社 五味太郎
うちの娘のお気に入りです。何度も図書館で借りています。
(戸田書店江尻台店 坂井)
●『まどからおくりもの』 偕成社 五味太郎
(「ひみつのがっき」同様、)こちらも娘のお気に入り。ヘビーローテーションです。
(戸田書店江尻台店 坂井)
●『ぼくを探しに』 講談社 シェル・シルヴァスタイン
単純であっという間に読めてしまう。でもいろいろ考えさせられる1冊。奥が深いです。
(戸田書店江尻台店 坂井)
●『エルマーのぼうけん』 福音館 ルース・スタイルス・ガネット
子供の頃、夢中になって読んだ本です。
(戸田書店江尻台店 杉山)
●『はらぺこあおむし』 偕成社 エリック・カール
絵の色彩がきれいで遊びながら子どもと読める絵本。
(マルサン書店 スタッフ)
●『ちいさなあなたへ』 主婦の友社 アリスン・マギー
はじめてお母さんになる人にぜひ。
(マルサン書店 スタッフ)
●『ぐりとぐら』 福音館書店 中川李枝子
ぐりとぐらのかすてらを作るまで工程がとても楽しそうで、それをみんなでわけあって食べる姿がとてもほほえましい。
(マルサン書店 スタッフ)
●『おしいれのぼうけん』 童心社 ふるたたるひ、たばたせいいち
小さい頃読んで衝撃をうけたことは今でも鮮明に覚えています。怖いものから逃げずに立ち向かう2人に勇気をもらいました。小さい頃読んだ時よりも大人になって読んだ時のほうがメッセージ性が強く感じられ、また何年後に読み返したくなる作品だなとおもいました。
(マルサン書店 スタッフ)
●『ずーっとずっとだいすきだよ』 評論社 ハンス・ウィルヘルム
言葉で伝えることがどれだけ大切か教えてくれる絵本です。ペットを飼っている人は一緒に泣いてしまうかも?!時々読みたくなる絵本です。
(マルサン書店富士店 大畑)
●『バムとケロのにちようび』 文溪堂 島田ゆか
この本もシリーズで読んでいます。何気ない雨のにちようびもバムとケロはとてもにぎやかに楽しく過ごしています。個性的な絵も大好きで、子供と楽しく読めました。
(マルサン書店富士店 廣瀬)
●『100万回生きたねこ』 講談社 佐野洋子
小さな頃好きでよく読んでいた絵本です。大人になってから読んでも感動でき、より深く理解できるようになっても楽しめます。大人も子供も読める絵本です。
(マルサン書店富士店 渡辺)
●『ビロードのうさぎ』 ブロンズ新社 マージェリィ・ビアンコ、酒井駒子
ビロードのうさぎにとって何が幸せだったのか、分からないけど本当に泣けるお話。子供に読みきかせてあげたい絵本です。最後は(本物)幸せになれてよかった!ぼうやにも気づいてもらえて本当によかった!
(マルサン書店富士店 渡辺)
●『からすのパンやさん』 偕成社 かこさとし
小さい頃母によく読んでもらった思い出深い絵本です。心がホッコリあたたまるお話です。色々な種類のパンが1ページ全部がパンでカワイイです。
(マルサン書店富士店 渡辺)
●『エルマーのぼうけん』 福音館 ルース・スタイルス・ガネット
子供の冒険心をかきたてる本です。
(戸田書店御殿場店 スタッフ)
●『ぐりとぐら』 福音館 なかがわえりこ
この本を読むと、カステラを食べたくなってしまいます。
(戸田書店御殿場店 スタッフ)
●『100万回生きたねこ』 講談社 佐野洋子
生きること、愛すること、愛する人を失う悲しみを教えてくれる本です。大人の絵本だと思います。
(戸田書店御殿場店 スタッフ)
●『地球』 福音館 加古里子
子供のころ、この絵本が大好きで、ボロボロになるまで、飽きることなく、読んでいました。ミクロの視点からマクロの視点まで地球の大きさを実感させてくれました。
(戸田書店リブレ菊川店 福地)
●『うきわねこ』 ブロンズ新社 蜂飼耳、牧野千穂
昨年刊行の絵本なので、名作・ロングセラーとは言えないかもしれませんが、絵に惚れ込んでしまいました。とにかく猫がかわいらしい!猫好きには絶対オススメです。
(戸田書店リブレ菊川店 福地)
●『としょかんライオン』 岩崎書店 ミシェル・ヌードセン
ルールは守らなくてはいけないけれど、いつでも絶対というわけではない。ということが図書館という公の場にもしライオンがいたら?という例のおはなし。わかりやすいうえに、やさしい気持ちになれる絵本。
(マルサン書店富士店 遠藤)
●『てぶくろをかいに』 金の星社 新美南吉
人間ときつねがでてくる絵本はたくさんあるけど、このおはなしにでてくるきつねは悪いきつねじゃない。そして人間も良い人ではないけれど悪い人でもない。そこに無知な子ぎつねがでてきて思わず笑ってしまう少しだけ心あたたまる絵本。
(マルサン書店富士店 遠藤)
●『カロリーヌのガリバーりょこう』 BL出版 ピエール・プロブスト
このシリーズは学生時代から読んでいたのですが、外国の絵本だけどイラストもおはなしもかわいい!この作品はガリバーのオマージュにもなっていて2度楽しい本です。
(マルサン書店富士店 遠藤)
●『うんこ!』 文溪堂 サトシン
うんこネタ大好きなのに。子供の頃、誰しも記憶にある学校ではうんこできないタブーな思い出。生理的に当たり前なのに何でなんでしょう?堂々とうんこを出来る世の中にしなきゃ日本の未来はないぜ!は言いすぎだけどうんこに対する親近感があふれる一冊。子どもにうんこの大切さを教える為に最適でしょう。
(戸田書店掛川西郷店 高木)
●『はやくはやくっていわないで』 ミシマ社 益田ミリ
自分は自分、人は人、みんな同じように行かないのが個性。人と違うって変なこと?私が子どもの頃に出会いたかった一冊。とかく大人は比べながら子育てしてしまう。自我同一性の萌芽に最適な一冊。対象年齢は0歳~100歳と幅の広い絵本です。(笑)
(戸田書店掛川西郷店 高木)
●『こんとあき』 福音館 林明子
本屋になったからこそ出会えた最高の一冊。忘れかけていた純な気持ちに触れ、涙があふれました。あきは生まれた時からぬいぐるみのこんといつも一緒。どこでも一緒。2人で一緒に育っていきました。でもこんは、だんだんボロボロになっていきます…。林明子さんの優しいイラストにキュンとこない人は皆無でしょう。子供から大人まで是非おススメしたい一冊です。
(戸田書店掛川西郷店 高木)
●『ねないこだれだ』 福音館書店 せなけいこ
2歳の姪っ子が1番好きな本。大好きなお父さん、お母さんに見守られながらゆっくり読んで欲しい。
(谷島屋営業部副部長 中土居)
●『ぐりとぐら』 福音館書店 中川李枝子・大村百合子
定番中の定番すぎるけれど、やはり姪っ子の2番目に好きな本。お腹いっぱいの後でも、お菓子を食べたくなる魅惑の一冊。
(谷島屋営業部副部長 中土居)
●『でんしゃにのって』 アリス館 とよたかずひこ
2歳の姪っ子がいま3番目に好きな本。まだまだ1人ででんしゃには乗られないが、電車が大好きな様子でたくさんのどうぶつとのほのぼの具合ににこにこしながら読んでます。
(谷島屋営業部副部長 中土居)
●『くっついた』 こぐま社 三浦太郎
2歳の娘が、はじめてひとりで読むことができた本。
娘はひとりで読んだあと、必ず「くっちゅいた!」と言いながら、首に腕を回し、かなり無理な
体勢からでも強引にくっついてくる。それはとても幸せなひとときだが、その時に髭が伸びて
いると「ちくちくする」と泣かれるので夜は読めない。
(谷島屋専務取締役 斉藤)
●『ぐりとぐら』 福音館書店 中川李枝子・大村百合子
2歳の娘がいま2番目に好きな本。彼女は焼きあがったふわふわのカステラのページで、文字通り涎を垂らして「おなかぺこぺこ」と言う。この本は彼女に、カステラというなんとも美味しいお菓子の存在と、料理は大勢で食べると美味しいということを教えてくれた。
(谷島屋専務取締役 斉藤)
●『もこもこもこ』 文研出版 谷川俊太郎
2歳の娘がいま3番目に好きな本。彼女は「つん」のページで、必ず腹を抱えて笑う。難しい顔で読んでも、小声で読んでも、声色を変えて読んでも、訛り気味に「とぅん」と読んでも、やっぱりひっくりかえって笑う。いったいどのように読めば、娘を笑わさずに読め進められるのだろうか。
(谷島屋専務取締役] 斉藤)
●『ゲド戦記』 岩波書店 アーシュラ・K・ル=グウィン,清水真砂子・訳
言わずと知れた海外児童文学の名作。単に話を追うだけでも面白いのですが、そこに描かれた人間の業の深さや心理的な葛藤など、子供の頃には理解できなかった話の深さが成長して読み返すたびに心に響くのです。中学生~高校生の子らにぜひ読んでもらいたいし、大人になってまた読み返してくれるといいなあと思います。何度も読み返してもらいたい物語。2009年には岩波少年文庫に全6巻が収録され、入手しやすくなりました。ちなみに訳者の清水真砂子氏は、掛川西高から静岡大学に進み、県内での教員生活を経て、2011年まで青山学院女子短期大学の教授を務めておられました。確か掛川市にお住まいの筈。
(戸田書店リブレ菊川店 赤堀)
●『八郎』 福音館書店 斎藤隆介・作,滝平二郎・画
斎藤隆介・滝平次郎コンビの絵本が好きで、中でもこの『八郎』と『三コ』の二人の大男のお話はセットで印象深い。生きることの悲しみと、それでも強く生きていくことに貫かれる話は、大人になった今読むと更に深く感銘を受ける。八郎と三コのような生き方なんて自分にできる筈がない、と思いつつも憧れずにはいられない。その二人の事績が話の中に登場する『花さき山』もいいし、『モチモチの木』も大好きだし、この四冊は甲乙付けがたいのだけれど、代表して今回は一番好きな『八郎』を推薦する。
(戸田書店リブレ菊川店 赤堀)
●『ももいろのきりん』 福音館書店 中川李枝子・さく,中川宗弥・え
紙で作ったきりんが動き出す、という発想が面白くて、またそのももいろがすごくきれいで、濡れたら立てなくなって洗濯物の替わりに干されちゃったりするのが楽しくて、すごく好きで何回も何回も繰り返し読んだ。家にあったのは確か妹の本だったが、たぶん僕が一番読んでいたと思う。実はこの静岡書店大賞に投票するために児童書について調べるまではこの作品のことは忘れていたんだけれども、再び手にとってページをめくるたびに記憶がくすぐられ、懐かしさがこみ上げてくるのは愉快な体験だった。
(戸田書店リブレ菊川店 赤堀)
●『旅の絵本シリーズ』 福音館書店 安野光雄
この本は私が子供の時から今に至るまでずっと読み続けている絵本です。旅人が必ず立ち寄るお気に入りの場所、子供の時には発見出来なかった場所…。文字がないので毎回違ったストーリーが生まれ何度でも読める作品です。
(戸田書店城北店 伊藤)
●『絵本 地獄』 風濤社 白仁成昭・宮次男
絵やお話がとても怖いので、賛否両論あると思いますが、命の大切さや人としてやってはいけないことを学ぶには、とてもいい本ではないかと思います。
(戸田書店城北店 伊藤)
●『はらぺこあおむし』 偕成社 エリック・カール
あおむしが成長するようすをしかけなどで楽しみながら読めます。
(戸田書店城北店 スタッフ)
●『ぐりとぐら』 福音館 なかがわえりこ
やさしい絵と意外な展開を問いかけながら話が進んでいきます。
(戸田書店城北店 スタッフ)
●『はじめてのおつかい』 福音館書店 林明子
私が子供の頃に買ってもらった本を自分の娘も欲しがるとは思いませんでした。親子二代に渡って大好きな本。この絵本を読んで買い物に行く勇気をもらい、実際の自分と重ねて少しずつ成長している、そして改めて母親のあたたかさを感じさせてくれる絵本です。
(戸田書店城北店 スタッフ)
●『ふたりはいつも』 文化出版局 アーノルド・ローベル
2年生の国語の教科書の定番、「てがみ」が収録されたガマくんとカエルくんの作品です。小さい頃はただの教科書の本、としか認識していませんでしたが、大人になって読み返すとただただ面白くてほのぼのします。ガマくんのボケとカエルくんのつっこみ。本人たちはいたってマジメ。このユーモア大好き!
(戸田書店城北店 高木)
●『手ぶくろを買いに』 偕成社 新美南吉
ごんぎつねもそうですが、動物と人が係わるとアンハッピーエンドってとても多いと思います。動物からの無償の思いに人が裏切り悲しいラスト。その中でこの作品は正体がわかってもお店の主人は手袋を売ってくれました。冷めた見方をすれば「お金さえ出せばだれにでも売る」でしょうが、やっぱり私は「人間にもいい人間もいる」ということを母ギツネに伝えたいです。
(戸田書店城北店 高木)
●『あなたをずっとずっとあいしてる』 ポプラ社 宮西達也
世の中には血はつながっていなくても愛し合っている家族がいます。反対に血がつながっているのに互いに傷つけ合う家族もいます。どちらが幸せなのか?答えはないでしょう。でも、この本を読んだある教師はおいおい泣きながら息子を抱きしめていました。間違いなくその教師は息子を愛しています。(私の兄の話です。)
(戸田書店城北店 高木)
●『しろいうさぎとくろいうさぎ』 福音館 ガース・ウイリアムズ
何と言っても絵がキレイ、私がよく読んでいた絵本です。内容はあまりおぼえていませんが、イラストがとても好きでした。
(戸田書店城北店 松永)
●『きんぎょがにげた』 福音館 五味太郎
にげたきんぎょを探す旅、カラフルでかわいい。見ているだけでも楽しいです。
(戸田書店城北店 松永)
●『ちっちゃなウサちゃんおねんねよ』 評論社 アラン・ベイカー
大人になって始めて買った絵本(独身の時)です。まだ自分の子には買っていませんが、フサフサのしっぽや、ペタペタとか、色々さわれる絵本です。うさぎもかわいいです。
(戸田書店城北店 松永)
●『よあけ』 福音館書店 ユリー・シュルヴィッツ、瀬田貞二
表紙の暗さ、もの悲しさからは想像つかない程の中身のキレイさ。時の推移が擬態語で表されていて目と耳で良い意味で期待を裏切られる作品。
(戸田書店城北店 三浦)
●『もうすぐおしょうがつ』 福音館書店 西村繁男
大みそかから新年までの家族の様子がほのぼのと描かれている。古き良き日本の季節の行事が生き生きと描かれている。男の子と女の子のやんちゃっぷりもかわいい。
(戸田書店城北店 三浦)
●『こんとあき』 福音館書店 林明子
菜の花のような少女あきと、ビスケット色をしたキツネのぬいぐるみこん。お互いを大切に思い合ういくつもの場面は、暖かな日だまりの光に包まれている。幼い頃の私に優しさを教えてくれたいつまでも愛おしい絵本です。
(戸田書店掛川西郷店 渡辺)
●『ノンタン』 偕成社 キヨノサチコ
イタズラ好きでわがまま、だけど少し気弱で本当は優しい、甘い綿飴のような白猫の男の子。くるくる変わる表情や行動がとても可愛くて、幼い頃からずっと魅了されています。ノンタンの笑顔は本屋さんの太陽です。
(戸田書店掛川西郷店 渡辺)
●『ごんぎつね』 偕成社 新美南吉
小学校の時、授業で習い、知りました。残酷で悲しい結末に、子どもの頃はあまり好きではありませんでした。大人になって読み直した時、なぜか心に響き美しいお話だなあと感じました。黒井健の挿絵もこの物語に合っていて、素敵な一冊だと思います。
(谷島屋本沢合店 本多)
●『むくどりのゆめ』 金の星社 浜田廣介
亡くなった母どりを待ち続けるむくどりの子どもと、その父さん鳥の様子を描いた童話。母どりを恋しがるむくどりの子どものいじらしい様子が胸に痛い程せまってきます。むくどりの子どもの健気な様子と枯れ葉の音が、とてもマッチしていて、少し哀しい話ですが胸に残る作品です。
(谷島屋本沢合店 本多)
●『14ひきのあさごはん』 童心社 いわむらかずお
絵がとにかく可愛らしくて、引きこまれてしまいます。14ひきのねずみの家族が自然の中でいきいきと生活している様子が描かれており、見ているだけで楽しくなります。自分もねずみたちの間近にいる様に感じられ、子供の頃の気持ちに戻れる1冊です。
(谷島屋本沢合店 本多)
●『ぼくを探しに』 講談社 シェル・シルヴァスタイン
パックマンの様な形の主人公が足りないピースを探すけどなかなか見つからず、あるときは全然形の違うものを無理に当てはめてみたりしながら足りないピースを探し続け、ピッタリなピースが見つかったのだけど…。誰にもある欠けている何かを探すことが、たぶん人生なのかなと思います。
(谷島屋本沢合店 佐々木)
●『おおきな木』 あすなろ書房 シェル・シルヴァスタイン
1本の林檎の木が1人の少年の幸せのため自分に与えられる全ての物を与え続けていく物語。読む人によって様々な解釈ができる内容かなと思います。本田錦一郎さんの訳も読んでみたいです。
(谷島屋本沢合店 佐々木)
●『星の王子様』 岩波書店 サン=テグジュペリ、内藤濯
6年前にサハラ砂漠に不時着したパイロットの回想の物語。「星の王子様」というタイトルは岩波版の翻訳者内藤濯さんの考案だという話は有名ですね。ちなみに聖書の次に読まれている世代を越えたベストセラーだそうです。
(谷島屋本沢合店 佐々木)
●『おこだでませんように』 小学館 くすのきしげのり、石井聖岳
学校でも家でも何をやってもうまくいかず、おこられてばかりの男の子、七夕の願い事は「おこだでませんように」。涙なしでは読めませんでした。お母さん、お父さん、先生など大人にも読んでほしい一冊です。
(谷島屋本沢合店 平野)
●『ちょっとだけ』 福音館 瀧村有子
赤ちゃんが生まれて、私はおねえちゃん。いろいろがまんできるけど、でも、やっぱりママに甘えたいの。2人目、3人目が生まれたパパ、ママにおすすめします。
(谷島屋本沢合店 平野)
●『オオカミのごちそう』 偕成社 田島征三
オオカミが一匹のコブタを、どうしても食べたくて、他にいっぱいいるごちそうに見向きもせず、追いかけていくのですが…やっとみつけたコブタは、頭にうかべたコブタとは違っていたので、そのまま食べずにさがしつづけます。オオカミの頭の中のコブタが、どんどんどんどん大きくふとっていく様がとてもおもしろく、子供達に読み聞かせをすると、大ウケまちがいなしです。
(谷島屋本沢合店 犬塚)
●『にゃーご』 鈴木出版 宮西達也
3匹のネズミたちは、先生の注意を聞いていなかったので、ねこが恐ろしい動物だと知らず、てんぽの良いかけ合いでもも(果物)を分け合います。優しい気持ちになります。
(谷島屋本沢合店 犬塚)
●『うんちっち』 あすなろ書房 ステファニー・ブレイク、ふしみみさを
子供たちに読み聞かせをしたら、ぜったい大うけまちがいなしです。「うんちっち」としか言えないうさぎの坊やは、オオカミに「君を食べてもいいかい?」と言われると「うんちっち」と答えてしまい食べられてしまいます。その後は…お楽しみです。
(谷島屋本沢合店 犬塚)
●『モチモチの木』 岩崎書店 斎藤隆介
豆太は五歳。おじいさんと山奥暮らし、庭に大きなモチモチの木。臆病な豆太は真夜中はひとりで庭に出ることができない。そんな夜、おじいさんが病気に!臆病な豆太はおじいさんのためにふもとの村まで走る。大好きなおじいさんのために。そんなおじいさんが「自分で自分をよわむしだなんておもうな、人間やさしさがあればやらなきゃならないことはきっとやるもんだ」。わたしたちも時にはこんな言葉を自分にかけてあげたい。
(谷島屋本沢合店 小池)
●『だいじょうぶ だいじょうぶ 』講談社 いとうひろし
「このよのなか、そんなにわるいことばかりじゃない」。祖父母と孫の関係。毎日散歩していた時の出来事。「だいじょうぶ だいじょうぶ」は魔法の言葉。心あたたまる絵本。
(谷島屋本沢合店 小池)
●『ちいさなうさこちゃん』 福音館 ディック・ブルーナ
シリーズの中の一冊。絵がかわいくて、シンプルなのが大好きです。
(谷島屋本沢合店 小池)
●『うまれてきてくれてありがとう』 童心社 にしもとよう
子供を授かった時の喜びが思い出される作品。
(谷島屋磐田店 越田)
●『しっぺいたろう』 教育画劇 香山美子、太田大八
磐田市のマスコットキャラクターでとても可愛い。でも、本編は恐ろしい。このギャップがとてもいい。
(谷島屋磐田店 中村)
●『おおきなかぶ』 福音館 トルストイ、内田莉莎子
大人になっても忘れない「おじいさんをおばあさんがひっぱって…」。「とうとうかぶは抜けました」のすっきり感はたまらないのでは。
(谷島屋磐田店 スタッフ)
●『100万回生きたねこ』 講談社 佐野洋子
むしょうに泣ける。
(谷島屋磐田店 スタッフ)
●『のはらひめ おひめさま城のひみつ』 徳間書店 なかがわちひろ
おひめさまになるための修業をしたら、好きなドレスを選んで、自分にぴったりなおひめさまとしての名前を付けてもらえます。私ならどんなおひめさまになるだろう…、と小さい頃に何度も想像しました。
(戸田書店静岡本店 宇田)
●『めっきらもっきら どおんどん』 福音館書店 長谷川摂子、ふりやなな
こんな不気味な友達ができたら、ちょっと人には言いづらい。男の子はきっとお母さんに言えないような危ない遊びなんかも、こっそりしているんだろうな、と思います。得意になって遊んでいても、お母さんを思い出すととたんにこの世界に戻ってきてしまうところがかわい気があります。
(戸田書店静岡本店 宇田)
●『こんとあき』 福音館書店 林明子
今年は出版文化産業振興財団の「WISH MARK」のしおりを見て、久しぶりに「こん」のすべすべふわふわの毛並みを思い出しました。
(戸田書店静岡本店 宇田)
●『ミッケ!』 小学館 ウォルター・ウィック
いつまでも遊べる、家族で遊べる絵本。大人も子供も本気でさがしっこできます。子供の本だからカンタンでは?って思ってたら見つけられません。大人も本気にさせてしまうほどにむずかしく、でも楽しい本です。
(戸田書店静岡本店 スタッフ)
●『しましまぐるぐる』 学習研究社 柏原晃夫
赤ちゃんが初めて見る絵本シリーズとして発売。赤・白・黒とコントラストの強い配色で赤ちゃんを夢中にさせる絵本です。
(戸田書店静岡本店 スタッフ)
●『わすれられないおくりもの』 評論社 スーザン・バーレイ
先日大切な家族を亡くしました。この本を読み返し、アナグマさんと故人が重なり涙がとまりませんでした。誰でも大切な人を亡くす時が必ず来ます。そんな時こどもから大人までアナグマさんのようにたくさんの思い出を残してくれたと思える、そんな1冊です。
(戸田書店静岡本店 川崎)
●『子どものためのコルチャック先生』 ポプラ社 井上文勝
コルチャック先生の生き方は、子どもに大きな勇気を与えてくれます。子どもにも立派な人としての信念があることを教えてくれます。育児書としてもおすすめだと私は思っています。
(戸田書店静岡本店 川崎)
●『だいじょうぶ だいじょうぶ』 講談社 いとうひろし
「だいじょうぶ」の一言がどんなに年をとっても安心した気持ちにしてくれます。いつまでたっても大切にしたい一冊です。
(戸田書店静岡本店 川崎)
●『あめのもりのおくりもの』 福音館書店 ふくざわゆみこ
おおきなきまさんとちいさなヤマネくんの友情の物語です。絵のタッチもとてもかわいくて読み聞かせにもいいです。
(戸田書店静岡本店 スタッフ)
●『きょうはなんのひ?』 福音館書店 瀬田貞二
大人が読んでも心温まるストーリーにほっこりします。ワクワクします。林明子さんの絵も描写が細かく、丁寧に描かれていて、やさしい気持になれます。
(戸田書店静岡本店 スタッフ)
●『ちいさなくれよん』 金の星社 篠塚かをり
何度読んでも心にじ~んとくる絵本です。物を大切にする、他人を思いやる、人の役に立つうれしさ、当たり前のことですが、とても大事なことを改めて気づかせてくれる本です。
(戸田書店静岡本店 スタッフ)
●『だるまさんが』 ブロンズ新社 かがくいひろし
ロングセラーのおすすめ本ということですが、ここ10年以内に発行された作品の中で、今後もロングセラーとしてずっとすすめていきたいものを選んでみました。「だるまさんが」は言葉のひびきがユニークで絵も楽しく、小さなお子さんによろこんでもらえる絵本です。3冊セットもギフトとしてオススメしています。
(戸田書店静岡本店 平井)
●『ちょっとだけ』 福音館書店 瀧村有子、 鈴木永子
弟や妹が生まれてお兄さんやお姉さんになったお子さんにおすすめの絵本はありますか?とよく聞かれます。その時はこの絵本をすすめることが多いです。お姉ちゃんががんばるケナゲな姿に胸がキュンとなります。親御さんにも好評です。
(戸田書店静岡本店 平井)
●『100かいだてのいえ』 偕成社 岩井俊雄
この本が出版された時、斬新だなと思ったものです。本を縦にひらいて、下から読んでいくというそれだけのことで、ちゃんと階段を上がっていっている雰囲気が出るのでびっくりしました。今でも面白いし、ロングセラーとしてすすめている絵本です。
(戸田書店静岡本店 平井)
●『絵本 地獄』 風濤社 宮次男
子供にももちろんですが、大人も目が覚めるような内容です。まさに名作。人としての有り方を再度勉強させられました。
(焼津谷島屋登呂田 川口)
●『モチモチの木』 岩崎書店 斎藤隆介
幼い頃、初めて読んだ時に、何とも言えない衝撃を受けた作品です。切り絵独特の世界が豆太の臆病な心を増幅させ、その先の勇気とモチモチの木の美しさをより強く印象付けてくれる。いつまでも忘れない名作です。
(焼津谷島屋大富店 栗山)
●『きつねの窓』 ポプラ社 安房直子
読んでいる間は切なくて、読み終わったあとはもっと切ない。けれど、どこか温かさが伝わる作品です。指で窓を作ったその中に何が見えるのか知りたいけれど、のぞくのはやめておこう……。
(焼津谷島屋大富店 栗山)
●『ふたりはともだち』 文化出版局 アーノルド・ローベル
がきくんとかえるくんのやりとりが大好きです。「おてがみ」が最高です。ふりまわされているようで想い合っている二人(二匹?)が理想的です。
(谷島屋連尺店 大塚)
●『きょうはなんのひ?』 福音館書店 瀬田貞二
タイトル通り、“きょうはなんのひ”お父さんとお母さんのけっこん記念日おめでとうを1文字ずつ宝探しのようにして、お母さんにメモを見つけてもらう本です。最後にメモを並べると“けっこんきねんびおめでとう”のもじがそろうかわいいお話です。物やお金で祝えるお祝い事よりも、気持ちで伝えるお祝いもいいなと思う1冊です。
(戸田書店静岡本店 朝比奈)
●『しゅくだい』 岩崎書店 いもとようこ
子供たちへの読み聞かせでもよく“しゅくだい”は読みました。小学校低学年の子供たちに“今日のしゅくだいはだっこ”と本を読んだあと伝えると、恥ずかしいなあ…という声がありますが、実のところ、お母さんに甘えたいのか、うれしそうに“だっこ”がしゅくだい…と言うと保護者の方からもききます。とてもほのぼのした気持ちにさせてくれる絵本です。
(戸田書店静岡本店 朝比奈)
●『かおかおどんなかお』 こぐま社 柳原良平
はじめて赤ちゃんの顔に表情が出てきてから読み聞かせてあげる本にはよい本だったと思います。“かお”の表情は、おこった顔、わらった顔、泣いた顔、いろいろな表情をお母さんが声を出して顔をつくりながら子供と一緒にたのしめる本だと思います。
(戸田書店静岡本店 朝比奈)
●『ちいさいおうち』 岩波書店 バージニア・リー・バートン
小さいころに読んだ絵本で、何度も読み返した記憶が残っています。のどかな土地に建てられた家をめぐるお話なのですが、最後に幸せな様子のおうちを見ると今でも心が温かくなります。
(戸田書店静岡本店 増田)
●『ずっこけ三人組シリーズ』 ポプラ社 那須正幹
小学校のころ、よく読んでいたのは思い出です。
(戸田書店静岡本店 増田)
●『すももの夏』 徳間書店 ルーマー・ゴッデン
児童書ですが、大人が読んでも楽しめます。四人姉妹と弟、夏の思い出。夏の体験。映画化したら良さそう!文章もなんだかおしゃれです。
(戸田書店静岡本店 山梨)
●『ひとまねこざる』 岩波書店 H.A.レイ
おサルが好きです。じょーじの好奇心が素晴らしい。じょーじの姿を見てニヤニヤしています。親子で楽しめる絵本だと思います。
(戸田書店静岡本店 山梨)
●『もりのこびとたち』 福音館書店 エルサ・ベスコフ
森に住む、こびとたちの春・夏・秋・冬…1年が描かれています。コウモリの背中に乗って遊ぶ。まつかさで作った鎧を着て、ヘビ退治。月夜の晩に、ようせい達とシーソーごっこ…etc. 素敵な挿絵がもりだくさん。
(戸田書店静岡本店 山梨)
●『いっきょくいきまぁす』 PHP研究所 長谷川義史
親子で楽しめる絵本。うちの子どもはこれで「神田川」「津軽海峡冬景色」「もうどうにもとまらない」を歌えるようになりました。
(戸田書店リブレ菊川店 飯田)
●『おしいれのぼうけん』 童心社 古田足日
絵本にしては暗い絵なのに、話の内容にピッタリで、何回読んでもハラハラするので、何度も読みました。
(戸田書店リブレ菊川店 飯田)
●『モチモチの木』 岩崎書店 斉藤隆介
おじいちゃんっ子のおくびょうな豆太が、おじいちゃんのためにお医者さんを呼びに行く場面と、その後お医者様の背におぶわれて、モチモチの木を見る場面が、とにかく大好き。すごく寒かった後に、人のぬくもりと木のぬくもりを感じるというこの温度差が良い。
(戸田書店リブレ菊川店 飯田)
●『ぐりとぐら』 福音館書店 なかがわりえこ、おおむらゆりこ
子どもの頃大好きだった絵本です。やはり、最後に作るカステラを食べてみたいと思ったものです。自分の子どもにも、読んで聞かせ、子供たちにとっても大好きな絵本になりました。昔からの永遠のロングセラーだと思います。
(吉見書店外商部 高津)
●『チリとチリリ』 アリス館 どいかや
子どもが、まず絵がとても気に入り購入した絵本です。絵の雰囲気がかわいらしく、主人公たちもかわいいです。心があたたまる、ほのぼのした絵本です。
(吉見書店外商部 高津)
●『けんた・うさぎ』 のら書店 中川李枝子、山脇百合子
絵もとても気に入っていますが、お話がとても楽しく、子どもに読んで聞かせるととても喜びます。主人公の「けんた」がおもしろくて、かわいいです。
(吉見書店外商部 高津)
●『おつきさまこんばんは』 福音館書店 林明子
くつくつあるけシリーズが好きで(絵もかわいく、読みやすい)中でも「おつきさまこんばんは」は子供にせがまれ暗記してしまうほど読みました。夜、外出した時にまんまるのお月様を見て「こんばんは~」とおじぎした子供がとても愛おしくて忘れられません!なのでおすすめNo.1です。
(吉見書店外商部 鈴木)
●『いないいないばあ』 松谷みよ子 童心社
この本は、すり切れる(やぶける?)ほど読まされました。単調ですが、次に誰?というワクワク感がたまらないらしく、目を輝かせて聞いてくれていました。そのうち子供が次の動物がわかるようになるどどんどん次の動物を言っていき、スゴイスゴイとほめるとうれしそうでした。動物が憶えられるし、私は鳴きまねもしたりして…親子で楽しんで学べる本だと思います!
(吉見書店外商部 鈴木)
●『はらぺこあおむし』 偕成社 エリック・カール
この本は色彩がきれいで大好きです。私は小さめの本を購入。紙?折り紙?忘れましたが、カラフルなあおむし君を作って絵本のしかけにくぐらせて遊びながら読みました。あおむし君はよく行方不明になりましたが、簡単に作れるので、読む際にはあおむし君を作って子供に持たせてあげると楽しめると思います!
(吉見書店外商部 鈴木)
●『トビウオのぼうやはびょうきです』 金の星社 いぬいとみこ
子どものころに学校図書で読み、ボロボロと泣いたことを今でも覚えています。今読み返してみても、やりきれない切なさや戦争への憤りを強く感じ、目頭が熱くなりました…。
(アマノ三方原店 橋本)
●『100万回生きたねこ』講談社 佐野洋子
名作です。
(アマノ三方原店 橋本)
●『華々しき鼻血』 河出書房新社 エドワード・ゴーリー
大人が楽しむ絵本です。ブラックユーモアたっぷりの絵と文章で、思わずニヤニヤしてしまいます。
(アマノ三方原店 橋本)
●『モチモチの木』 岩崎書店 斉藤隆介
絵本といえばこれだ!滝平次郎の切り絵がすばらしい。
(アマノ三方原店 山﨑)
●『戦火のなかの子どもたち』 岩崎書店 いわさきちひろ
ちひろ作品はどれもすばらしいけれど、こんな時代ですので、ぜひこれを。
(アマノ三方原店 山﨑)
●『北極のムーシカミーシカ』 理論社 いぬいとみこ
読むたびに泣いていた(そうです)。
(アマノ三方原店 山﨑)
●『ムーミンシリーズ』 講談社 トーベ・ヤンソン
スナフキンが好きで好きで、小さい頃、ああーかっこいいなあースナフキンみたいに生きてみたいなあー、などと思っていました。大人になって読み返してみても楽しめます。筑摩書房より出ているムーミンコミックスもオススメです。
(アマノ入野店 松本)
●『はらぺこあおむし』 偕成社 エリック・カール
本に、といいますか、ページに仕掛けがある!というのは、子供心にとても魅力的でした。その仕掛けとともに、色鮮やかな蝶への羽化。感動です。ポップアップ絵本もオススメ!今はこういう選択肢があってとてもうらやましいです。
(アマノ入野店 松本)
●『エルマーのぼうけんシリーズ』 福音館 ルース・スタイルス・ガネット
エルマーの大冒険。想像力全開になって、自分まで冒険している気分になりますよね。
(アマノ入野店 松本)
●『ちょっとだけ』 福音館 滝村有子
いつまでたっても忘れたくない忘れちゃいけない母の子の愛。“だっこ”…。これにつきます。小2の娘も大好きで、私からしかられた日が続くと持ってきて“コレ読んで!”って言います。
(谷島屋書店サンストリート浜北店 鈴木)
●『どんぐりむらのぱんやさん』 学研 なかやみわ
絵もそうですが、ストーリーも心がほっこりします。忙しい中にも子を思う親の心、そんな親を思う子の心。うちの子にも似たような事があったなあ~、としみじみと親子っていいな~と思いました。
(谷島屋書店サンストリート浜北店 鈴木)
●『パパ、お月さまとって!』 偕成社 エリック・カール
パパの愛、感じますねー。もちろんこんな事はありえない事だけど、ロマンがあると思ませんか!?
(谷島屋書店サンストリート浜北店 鈴木)
●『どうぞのいす』 ひさかたチャイルド 香山美子
話や絵からも思いやりが感じられて、とってもあたたかな気持ちになれる。癒されます。
(江崎書店袋井店 鈴木)
●『手ぶくろを買いに』 偕成社 新美南吉
寒い季節になると、なんだか読みたくなる一冊です。心があたたかぁ~くなる優しい本です。
(江崎書店袋井店 鈴木)
●『100万回生きたねこ』 講談社 佐野洋子
小さな子には少し難しいかもしれませんが、大切な事を親子で考えながら読める本だと思います。
(江崎書店袋井店 鈴木)
●『10ぴきのかえるのふゆごもり』 PHP研究所 間所ひさこ
この本は、とても心暖まるお話なので寒い冬にぜひ読んでいただきたい一冊です。楽しい冬のすごし方を教えてくれました。
(マルサン書店 芹澤)
●『となりのせきのますだくん』 ポプラ社 武田美穂
ますだ君はとても魅力的で、私が幼い頃、何度も読んだとてもお気に入りの一冊です。
(マルサン書店 芹澤)
●『にじ』 福音館書店 さくらいじゅんじ、いせひでこ
まず、表紙の絵に惹かれて、思わず手を伸ばしたくなる作品です。いせさんの挿絵もとてもきれいですが、かがくの本だけあって、きれいだけでは終わらず、にじのふしぎさがとてもわかりやすくかかれていて、深みのある作品です。ぜひ、一度読んでみてほしい絵本です。
(戸田書店藤枝東店 柳沢)
●『もぐらバス』 偕成社 佐藤雅彦、うちのますみ
地下でこんな日常がくりひろげられていたら、と想像しただけでわくわくしてくる絵本です。次はバスはどこに行くんだろうとページをめくるのが楽しみな絵本です。
(戸田書店藤枝東店 柳沢)
●『なんのぎょうれつ?』 ポプラ社 オームラトモコ
なんのぎょうれつかも分からず、長い行列に並んでしまう動物たち。でも、待ち時間もとても楽しめるんです。いろんな動物たちの表情や行動が、かわいかったり、おもしろかったり、最後は待っていてよかったと期待を裏切らない壮大なスケールのイベントに大満足します。
(戸田書店藤枝東店 柳沢)
●『よるくま』 偕成社 酒井駒子
あたたかなストーリー、優しい絵、くまの子が突然家にやってきて一緒にお母さんぐまを探す小さな冒険はページをめくるごとにドキドキします。お母さんがぐまが釣った魚を売って自転車を買おうというセリフは初期の酒井駒子の画風とぴったり合って少しおかしく、くすりと笑ってしまいます。
(マルサン書店イシバシプラザ店 亀井)
●『くだもの』 福音館 平山和子
「読み聞かせにピッタリ!」のロングセラー。好きなくだもの、知っているくだものがあるとうれしい、楽しい!!シンプルなだけに読み手によって表情がかわるのも特徴です。子どもが大好きなくりかえしの一番最後に待っているのはバナナ。バナナのかわ上手にむけるかな?
(マルサン書店イシバシプラザ店 亀井)
●『いないいないばあ』 童心社 松谷みよ子
魔法がかかったような本です。その驚異の魔法力は発行部数と発行日を見れば一目瞭然。ファーストブックとしてオススメしたい1番の本です。声に出して「いないいないばあ!」と言うと読み手も聞き手も笑顔になれる、幸せがたくさんつまっている本。一度は手にとってもらいたい本です。
(マルサン書店イシバシプラザ店 亀井)
●『からすのパンやさん』 偕成社 かこさとし
おもわず食べたくなりそうなおいいそうなパンがページいっぱいにひろがって。子供が何度も何度も読みたくなる絵本。
(江崎書店 田中)
●『しろいうさぎとくろいうさぎ』 福音館 ガース・ウイリアムズ
ある時は悲しそうな顔をしているくろいうさぎに、しろいうさぎが心配そうに「どうしたの」と声をかけます。ちょっとドキドキする、そして誰かにすすめたくなる、プレゼントしたくなる絵本です。
(江崎書店 田中)
●『こねこムーの童話集』 ポプラ社 江崎雪子
ひとりぼっちのこねこのムーと公園の木馬との、やさしく、勇気のでる物語。
(江崎書店 田中)
●『レイトン教授とさまよえる城』 ポプラ社 柳原慧
本を読み進めると、所々に謎解きの問題があり、謎解きをしながら楽しく読み進めることができます。レイトン教授とルークと一緒に謎を解き冒険している気分になれます。ゲームもあるので親しみやすい作品です。
(江崎書店小鹿店 天野)
●『ヒックとドラゴン〈1〉伝説の怪物』 小峰書店 クレシッダ・コーウェル
とてもかわいい絵が所々に入っていて読みやすいファンタジー作品です。自分もドラゴンと一緒に冒険して戦ってみたいです。
(江崎書店小鹿店 天野)
●『紳士とオバケ氏』 フレーベル館 たかどのほうこ、飯野和好
真面目な紳士のマジヒコさんが、おばけのオバケ氏と出会って少しずつ変わっていく。話もおもしろく、おススメです。
(江崎書店小鹿店 川口)
●『大どろぼうホッツェンプロッツ』 偕成社 プロイスラー
シリーズにもなっている作品。ハラハラさせるストーリー、笑いもあり、読後も爽快、オススメ。
(江崎書店小鹿店 川口)
●『たいせつなこと』 フレーベル館 マーガレット・ワイズ・ブラウン、レナード・ワイスガード
「大切なこと」を詩的に語り、子どもから大人まで読んで感動できる本。
(江崎書店小鹿店 川口)
●『ぐりとぐらシリーズ』 福音館書店 なかがわりえこ、やまわきゆりこ
さし絵もかわいく、とても心温まるストーリー。
(吉見書店外商部 杉村)
●『ノンタンのたんじょうび』 偕成社 キヨノサチコ
ノンタンのゆれ動く気持ちや友だちとのかかわりがおもしろいです。
(吉見書店外商部 杉村)
●『どうぞのいす』 ひさかたチャイルド 香山美子
子どもの頃から、大好きな絵本です。
(戸田書店リブレ菊川店 坂下)
●『みけねこキャラコ』 偕成社 どいかや
自分の茶色の部分を、とても大切にするキャラコが可愛いです。
(戸田書店リブレ菊川店 坂下)
●『花』 星雲社 藤村信介、藤村弘美
言葉もなく、たんたんと地雷を撤去するロボットたちにぐっときます(涙)。
(戸田書店富士宮店 石川)
●『ふたりはともだち』 文化出版局 アーノルド・ロベール
“おてがみ”の話が一番好き。手紙が届くのに4日もかかった理由も。
(戸田書店富士宮店 石川)
●『手ぶくろを買いに』 偕成社 新美南吉、黒井健
子どもの頃から大好きなお話。何といっても、大好きな黒井健さんの幻想的な色鉛筆の絵がこの物語の世界そのもので、他の絵は考えられません。新美南吉さんの美しい日本語とあいまって、これはもうアート作品ともいえると思います。母ぎつねの子を思う気持ち、あたたかい帽子屋さん、未来にずっと伝えていきたい絵本です。
(吉見書店外商部 吉見)
●『カロリーヌうみへいく』 ビーエル出版 ピエール・プロブスト
お客様でまとめてご注文くださった方がいて、知りました。何てオシャレ、フランスのエスプリ?を感じる!!20冊以上出ている「カロリーヌとゆかいな8匹」シリーズの最初の巻です。どれもおもしろいのですが、海水浴の楽しさが満喫できる、この1冊を選びました。娘たちも大好きで、寝る前に何度読んだかわかりません。
(吉見書店外商部 吉見)
●『だるまちゃんとてんぐちゃん』 福音館書店 加古里子
「だるまちゃんとかみなりちゃん」も大好きでした。加古里子さんのたくさんのカラフルな絵を1つずつ眺めるのが大好きで、幼少期の原点のような気がします。お椀を帽子にしたり、お鼻をおもちで作ったり。なるほど~と子ども心に感心したものでした。今の子どもたちにこういう遊びを広げる力をつけてほしいです。
(吉見書店外商部 吉見)
●『てぶくろ ウクライナ民話』 福音館書店 ラチョウフ、内田莉莎子
雪の上に落ちた片方だけの手袋にねずみが住みついて、いろいろな動物がやってくる。どんどん手袋がいっぱいになってハラハラドキドキしながら読んだ本。手袋を野原に置いておいたら動物でいっぱいにならないかと子供のころ思っていました。
(戸田書店 スタッフ)
●『ふたりはともだち』 文化出版局 アーノルド・ローベル
「おてがみ」が小学校低学年の国語の教科書に採用されているらしい。手紙をもらったことがないとなげくがまくんに、かえるくんがこっそり手紙を書き、かたつむりにポストに届けてもらうはずが、なかなか届かなくて…ほんわかした物語が5編集められています。
(戸田書店 スタッフ)
●『三匹やぎのがらがらどん』 福音館 マーシャ・ブラウン
大きさのちがうやぎは3ひきとも名前ががらがらどん。ある時、草を食べに山に向かう。途中の橋の下に気味の悪い大きなトロルが住んでいて橋は自分の物だと思っている。やぎたちは小さいがらがらどんからその橋を渡っていく。大きいやぎが渡るときトロルが現れて対決になって…。リズミカルな文章が楽しくて母によく読んでもらったが、下の妹は絵本の橋に似た所がこわくて渡れないからやめてと言っていたので、こわがりさんには向かないかも。
(戸田書店 スタッフ)
●『どんぐりむらのパンやさん』 偕成社 なかやみわ
どんぐりむらシリーズは、絵がきれいで細かいところまでていねいに書かれているので好きな本です。ぱんやさんのパパとママ、かわいい子供たちの様子に心がなごみます。
(太輝音ベルシティ店 高草)
●『としょかんライオン』 岩崎書店 ミシェル・ヌードセン
きまりを破ってしまったライオンが図書館から出ていくときに感じるやるせないい持ち、きまりは何のためにあるのか考えさせられます。読み終えたあと温かい気持ちになれる絵本です。やさしい絵がほっとさせてくれます。
(太輝音ベルシティ店 高草)
●『おつきさまこんばんは』 福音館 林明子
今頃の時期には、一番のおすすめ絵本です。夜空にまんまるのお月さまがでていると思わず「おつきさま、こんばんは」って子供たちは言ってしまうかも!おつきさまのいろんな表情が楽しめる美しい絵本です。
(太輝音ベルシティ店 高草)
●『じゃあじゃあびりびり』 偕成社 まついのりこ
カラフルでシンプル、そして小さめで赤ちゃんにも持ちやすい絵本です。赤ちゃんはじゃあじゃあびりびりと擬音が好きで反応します。何回も読んで欲しいと言ってくれると思います。
(太輝音ベルシティ店 高草)
●『おおきなかぶ』 福音館 トルストイ/内田莉莎子
なかなかぬけない大きなかぶを、絵本を読みすすめていくうちに、自分の子どもの名前まで入れて創作したりもしました。どんな大きなかぶだったのかと思わせるほど、空想も広がります。親子で楽しめるロングセラーです。
(太輝音ベルシティ店 高草)
●『妖怪アパートの幽雅な日常』 講談社 香月日輪
これを読めばいじめも自殺も無気力もなくなると思いますよ。
(谷島屋イオンモール店 寺田)
●『おすわりくまちゃん』 岩崎書店 シャーリー・パレントー
くまちゃんかわいい!お話もほのぼので素敵!色使いもキレイだからこのくまちゃんたちのグッズ、でないかなぁとまで思います。
(谷島屋イオンモール店 寺田)
●『秘密の菜園』 ポプラ社 後藤みわこ
ボーイ・ミーツ・ボーイ小説。男同士の友情っていいなあと思います。女同士の友情とはまた違うんだよな。そこが良いんだよな。
(谷島屋イオンモール店 寺田)
●『ぐりとぐら』 福音館 なかがわりえこ、やまわきゆりこ
子供のころ何度も読んだ本です。スポンジがとてもおいしそうで、何度もつばをのみこんだのをよく覚えています。何年たっても色あせない名作!!
(谷島屋 スタッフ)
●『モチモチの木』 岩崎書店 斉藤隆介
小学生の時に授業でやった作品で、すごくよく覚えています。豆太の勇気と感動的な最後が印象に強くのこっています。大人になっても、何度も読み返してしまう名作です。
(谷島屋 スタッフ)
●『まんが日本昔ばなし』 講談社 川内彩友美
この作品たちと、共に育ちました。何時間も読んだことを記憶しています。悲しい話、楽しい話、笑ってしまう話、教訓としたい話。短いので読みやすく、かつ記憶にのこりやすい話ばかりです。特に「かっぱの雨ごい」は涙なしには語れません。先日、ひさしぶりに読んだのですが、また泣いてしまいました。今の子供たちにも…いえ、いまの子供たちだからこそ読んでもらいたい作品たちです。
(谷島屋 スタッフ)
●『犬たちをおくる日 この命、灰になるために生まれてきたんじゃない』 金の星社 今西乃子
飼っていた犬を、自分勝手な理由で保健所に連れてきて、あげくに記念に社員撮影までしていった親子がいたという。ショックを受けた。もし自分が檻に入れられた犬の立場だったらどんな気持ちがしただろうか。ショッキングな事柄を包み隠さず描いており、ページをめくる手も震えるほどだが、子どもたちへ命の大切さを伝える一助となる一冊であり、お勧めさせて頂いています。
(焼津谷島屋書店アピタ島田店 森竹)
●『クッキー・カウント』 大日本絵画 ロバート・サブダ
1、2、3…順番におかしの数をかぞえていったら10で素敵なおかしの家のできあがり!「こんな豪華なしかけ絵本はまだうちの子には早いんじゃないかしら…と心配されるお客様もいらっしゃいますが、ページを開いたときの感動に年齢は関係ありません!眺めていると笑顔になってしまうステキな一冊です。
(焼津谷島屋書店アピタ島田店 森竹)
●『絵本・極楽』 風濤社 西川隆範
「わたしが君をまもっているから、なにがあってもだいじょうぶだ。どんなふうでもいいから、どこまでも生きていくんだよ」。阿弥陀様の言葉にはほっと息をつかせる安心感があると思います。ブームとなった「絵本・地獄」とともに道徳教育のための一冊としてお勧めさせて頂いています。
(焼津谷島屋書店アピタ島田店 森竹)
●『教室はまちがうところだ』 子どもの未来社 蒔田晋治・作/長谷川知子・絵
作者の蒔田晋治さん(静岡生まれ)は、教師として小学校や中学校で教鞭をとってこられた方です。この絵本の詩は、ある中学校の担任をしていた時、学級新聞で生徒に呼びかけたものだそうです。教室は「まちがうところ」とし、積極的に自分の意見を言い、間違いに怯えることなく、伸び伸びと成長して欲しいという思いが込められた作品です。学校の先生に、教室で朗読してもらいたい一冊。
(戸田書店静岡本店 井谷)
●『かいじゅうたちのいるところ』 冨山房 モーリス・センダック
表紙の絵がインパクトあって、思わずページをめくる子どもがかいじゅうたちと仲良く遊んだり、おどったり、すごく楽しそうな物語ですね。
(吉見書店外商部 手塚)
●『はてしない物語』 岩波書店 ミヒャエル・エンデ
映画にもなりましたが、本の方が断然おもしろい。ストーリーも引き込まれるが、痛烈な社会風刺もあり、素晴らしい作品です。
(吉見書店外商部 手塚)
●『ちいさなあなたへ』 主婦の友社 アリスン・マギー/なかがわちひろ
生まれて老いるまでの長い道のり、短い言葉で、人生の大切さ、家族のありがたさを教えてくれる本です。自然に「ありがとう」の気持ちがこみ上げてきます。
(吉見書店外商部 戸崎)
●『ぼちぼちいこか』 偕成社 マイク・セイラー/ロバート・グロスマン
はじめは元気よくいろんな職業に挑戦するかばくん。けれど・・・体が大きかったり、重かったりで全て失敗。だんだん顔がしょんぼりしてきて一言“どないしたらええんやろ”。人生で何度か“どないしたらええんやろ”という場面に遭遇しました。けれどいつもこの絵本の最後までかばくんが言う言葉“ま、ぼちぼちいこかーということや”に元気をもらってきました。
(吉見書店外商部 西谷)
●『SOMEDAY」 ほるぷ出版 シャーロット・ゾロトウ/アーノルド・ローベル
“いつかはね”この言葉は魔法の言葉。この言葉一つで何だってできちゃう。何にだってなれちゃうんだから!小さな女の子が「SOMEDAY いつかはね」といろんな夢を語っていきます。その夢は、小さい時思った私の夢と重なり、私の“夢絵本”になりました。叶えられない夢もあったけれど、今でも絵本を開ければ、あの時のキラキラした気持ちになれる。そんな一冊です。
(吉見書店外商部 西谷)
●『旅の絵本Ⅳ』 福音館書店 安野光雅
物語が好きな小学生だった私が、この絵本と出会った時の感想は、“文字のない絵本なんてつまらない”。けれど、細密な絵の中に青い服の旅人を見つけたとき、その絵本は壮大なアメリカの物語になりました。言葉はないのに、旅人と現地の人たちとの会話が聞こえてくる。気持ちが伝わってくる・・・読み終えた後は物語一冊分読んだ充実感があります。
(吉見書店外商部 西谷)
●『皇帝にもらった花のたね』 徳間書店 デミ/武本佳奈絵
お話の内容も素晴らしいのですが、絵が可愛すぎです。
(戸田書店函南店 坂元)
●『綱渡りの男』 小峰書店 モーデイカイ・ガースティ/川本三郎
実話にも出てくるというのが凄いです。絵も臨場感にあふれていて素晴らしいです。今はもうないツインタワーということで、子供達との話が広がります。
(戸田書店函南店 坂元)
●『おふろだいすき』 福音館書店 松岡享子・林明子
次から次へと創造の世界が広がる素敵な絵本です。林明子さんの絵がとても可愛らしい、子供に何回もせがまれた作品です。
(マルサン書店駅北店 桐下)
●『しろくまちゃんのホットケーキ』 こぐま社 わかやまけん
おいしいもの絵本の定番でしょうか。何回読んであげたかわかりません。中学生になった息子ですが、今でもホットケーキは大好物です。
(マルサン書店駅北店 桐下)
●『かいじゅうたちのいるところ』 冨山房 モーリス・センダック
怪獣の絵が怖そうで優しそうで、大人も楽しめる作品だと思います。
(マルサン書店駅北店 桐下)
●『スザンナのお人形/ビロードうさぎ』 岩波書店 ビアンコ・M/石井桃子/高野三三男
一冊で二話おいしい石井桃子さん訳の名作。特に“ビロードうさぎ”は現代風のものが今は有名ですが、私はこちらの版を読むと必ず泣きます。何故でしょう・・・?
(マルサン書店駅北店 出山)
●『黒ねこのおきゃくさま』 福音館 エインズワース/荒このみ/山内ふじ江
冬の寒い季節に、大人にプレゼントしたい一冊。美しい挿絵と文章にホッとします。
(マルサン書店駅北店 出山)
●『あおい目のこねこ』 福音館 エゴン・マチーセン/瀬田貞二
小さい頃、ボロボロになるほど、いや、ボロボロになっても読み続けた一冊です。一ページ一ページをめくりながら犬とその背中にのったこねこと山を疾走しました。ドキドキの一冊です。いじめに効くかも・・・。
(マルサン書店駅北店 桐下)
●『びりっかすの神さま』 偕成社 岡田淳
びりっかすの神さまを見たい為にわざとびりになる子供たち。段々びりになる子が増えていって・・・。最後の結末が面白いです。最後に子供たちが気づいた事は、一生懸命頑張る事の大切さ、すがすがしさ・・・?読んでいて楽しいし考えさせられる本です。
(戸田書店掛川西郷店 清水)
●『歯みがきつくって億万長者』 偕成社 ジーンメリル/岡本さゆり/平野恵理子
いろんなものを修理したり、作ったり、「お店で買うと高い」と、自分でどうにかできないかと、いつも考えているルーファス。ある時、歯みがき粉を自分で作れないかと考えて・・・。ルーファスの作っている歯みがき粉が口コミで話題になり、注文が段々増えていって・・・。経済のしくみが楽しくわかる本です。最後の結末も面白いです。
(戸田書店掛川西郷店 清水)
●『おおきいトンとちいさいポン』 偕成社 いわむらかずお
最初はお互いに自分のほうがおおきくていい、ちいさくていいと思っているのですが、助け合って最後には、相手のいいろころにも気づき、おおきいのもいいね。ちいさいのもいいね。と認め合うところが単純だけど大人の人にも身にしみる本ではないかと思います。
(戸田書店掛川西郷店 清水)
●『おおきなおおきなおいも』 福音館 赤羽末吉
小さい頃からずーっと好きでした。自分の子供にも読みましたが、今ひとつ素晴らしさが伝わらず(笑)
今、大人になってもこんなおいも欲しいなぁ・・・。あれと、これと・・・作りたい、食べたいとひらいています。
(戸田書店掛川西郷店 中村)
●『パパ、お月さまとって』 偕成社 エリック・カール
初めて子供の幼稚園で読み聞かせに読んだ本です。“バッ”って月を広げるところで子供たちの目がキラキラ。絵本としての配色もすばらしい一冊だと思います。
(戸田書店掛川西郷店 中村)
●『ごんぎつね』 偕成社 新見南吉/黒井健
読めばいろんなことを考えさせられるが、絶対に答えが出ないから、とてつもなくやるせない。現代日本人が今こそ読んでおきたい絵本。連発される「絆」、ケータイやネットで手軽に誰かとつながりを持とうとする安易さ。目に見えるものしか見えない浅はかさ。生きるってそんなに簡単じゃないよ、と痛みとともに教えてくれる傑作。
(戸田書店掛川西郷店 山崎)
●『三びきのやぎのがらがらどん』 福音館 マーシャ・ブラウン/瀬田貞二
怖い。大人になって読んでもやっぱりなんか怖い。人間は出てこない。でも最後の文章でちらっと顔をのぞかせる。それが怖い。「恐怖」は人間の最も根源的な感情なのだそう。歴史的名画だって大抵どこかしら怖い。人間てやっぱり「怖いもの見たさ」は一生直らない。だから、この絵本は読み継がれてきたのだろうし、私も忘れずにいたのだと思う。怖いけどおもしろい。不思議な名作絵本。
(戸田書店掛川西郷店 山崎)
●『チロヌップのきつね』 金の星社 たかはしひろゆき
泣ける絵本は数あれど「悲しい、かわいそう」だけで他人事のように泣いてはいけない(と思う)作品のひとつ。キツネ親子の深い情愛のストーリーと相反して、人間の身勝手に向けられた静かな怒りは痛烈。命に対する謙虚な気持ちを呼び起こさせてくれる。まさしく教科書的な一冊。
(戸田書店掛川西郷店 山崎)
●『ねないこだれだ』 福音館書店 せなけいこ
自分の子どもの頃読んだ名作です。せなさんの作品はこわいものが多く子どもには恐怖の作品なのではないでしょうか。なにがこわいのか?それは、めでたしめでたしが無いからです。寝ない悪い子はおばけになって飛んで行ってしまうぞ!結局そのまま帰ってきません。しつけにはもってこいなのでは・・・。
(マルサン書店駅北店 川口慶)
●『おまえうまそうだな』 ポプラ社 宮西達也
地元出身の作家さんなので応援しています。この作品は親になってまもないころ読んだ作品です。泣けて泣けて・・・。子どもとの出会いから巣立ちまで体験できるすばらしい作品です。
(マルサン書店駅北店 川口慶)
●『おつきさまこんばんは』 福音館書店 林明子
子どもが幼稚園ぐらいまで寝る前によく読んであげた作品です。林さんの絵が良いですね。やさしい暖かい絵です。子どももニコニコして聞いていました。小さい頃はこのような作品をたくさん読んであげてください。
(マルサン書店駅北店 川口慶)
●『おこだでませんように』 小学館 くすのきしげのり
泣きました。自分で何度か読み、ある教育講演会での朗読を聞き、胸にこみ上げるものがありました。いつも怒られてばかりの「ぼく」が七夕の短冊に覚えたてのひらがなで書いたこの言葉・・・。子供を持つ親としてはなかりくるものがありました。子供に・・・というより大人の方にぜひ読んで欲しい一冊です。
(谷島屋エキマチ店 松本)
●『ふたりはいつも』 アーノルド・ロベール 文化出版局
かえるくんとがまくんのやりとりがほほえましいです。小さいおはなしの集まりですが、ひとつひとつが季節を感じたり、友情を感じたり、やさしさが詰まっています。シリーズで何冊か出ているので、そちらもおすすめです。
(谷島屋浜松本店 前嶋)
●『ぐりとぐら』 中川李枝子 福音館書店
誰もが知っているお話です。読むたびに、ぐりとぐらの作るカステラがおいしそうでおいしそうで…、食べてみたい!と思ってしまいます。焼きあがったカステラをみんなで分けて食べるのもいいですね。
(谷島屋浜松本店 前嶋)
●『しろくまちゃんのほっとけーき』 わかやまけん こぐま社
しろくまちゃんがおかあさんとほっとけーきを作るおはなしです。擬音が楽しさをおいしさをそそります。一生けんめいほっとけーきを作るしろくまちゃんがかわいらしいです。読み終わると、食べたくなります、ホットケーキ。
(谷島屋浜松本店 前嶋)
●『ぼくがラーメンたべてるとき』 長谷川義史 教育画劇
うっかり涙した。心の準備をして読む本だった。
(谷島屋浜松本店 坪井)
●『綱渡りの男』 モーディカイ・ガースティン 小峰書店
わくわくどきどき。実話というところが好きです。
(谷島屋浜松本店 坪井)
●『ビロードのうさぎ』 マージェリィ・W・ビアンコ ブロンズ新社
自分が子供の頃に大切にしていたぬいぐるみのことを思い出します。あのぬいぐるみも「ほんもの」になっていればいいなあとノスタルジックな気持ちになる。大人にもすすめたい1冊です。
(村上書店下田とうきゅう店 桜田)
●『としょかんライオン』 ミシェル・ヌードセン 岩崎書店
ルールを守ることは大切だが、それよりももっと大切なことがあると気づかせてくれる1冊。図書館でいきいきと過ごすライオンがとても微笑ましい。
(村上書店下田とうきゅう店 桜田)
●『ぼくの町に電車がきた』 鈴木まもる 岩崎書店
自分の最寄駅が、この物語の舞台である伊豆急線にあるので、とても身近に感じました。静岡での書店大賞ということなので、地元の描かれたものをすすめてみたいと思いました。
(村上書店下田とうきゅう店 桜田)
●『はじめてのおつかい』 筒井頼子、林明子 福音館書店
今まで1人で出掛けたことのない、みいちゃんのはじめてのおつかい。ママにおつかいを頼まれ、誇らしげに出掛けて、みいちゃんに起こるハプニングがお話と絵で緊迫感があり、ドキドキします。読み終えると、みいちゃんの勇気と一生懸命な様子がとてもかわいらしく、あたたかな気持ちになれます。
(谷島屋高松店 服部)
●『フェリックスの手紙』 アネッテ・ランゲン ブロンズ新社
現在シリーズ7まで出ていますが、私は小さい頃一番最初に出版されたものをプレゼントしてもらい、今も大事に持っている絵本です。ただの絵本ではなく、世界中を旅行するぬいぐるみのフェリックスが家にいるソフィーに手紙を送る。ページを開くごとにフェリックスの手紙が入っています。フェリックスからの手紙とたまに写真とステッカーが入っている、とってもかわいい本です。
(戸田書店沼津店 鈴木)
●『わかったさんのおかしシリーズ』 寺村輝夫 あかね書房
このシリーズは小学生のころ学校の図書室で借りて全シリーズ読みました。楽しいお話が進んでいく中にお菓子作りのカギがあるというお話の流れです。本の最後には、お菓子の作り方が書いてあってお母さんに手伝ってもらいながらお菓子を作ってみたりもしました。
(戸田書店沼津店 鈴木)
●『エルマーのぼうけん』 ルース・スタイルス・ガネット 福音館書店
こどものりゅうを助けるためにどうぶつ島に乗り込んだエルマーにさまざまな困難が待ちかまえているお話。様々などうぶつが出てきてさし絵も入っているので想像がしやすい物語。朝読書の時に読ませるにはピッタリの本だと思います。
(戸田書店沼津店 鈴木)
●『バムとケロシリーズ』 島田ゆか 文溪堂
どの本も、ちょっとした日常を描いていて、とても可愛らしい。ひとつの絵に色々なものが隠されていて、そんなものを見つける楽しさもあります。
(谷島屋高松店 生沢)
●『あらしのよるに』 木村裕一、あべ弘士 講談社
誰もが耳にしたことのある話ではありますが、ガブとメイの育む友情を通じ、“絆”とは何なのか、考えさえられる1冊です。
(谷島屋富士宮店 佐野)
●『ぼくらの七日間戦争』 宗田理 ポプラ社
私自身が中学生の頃に夢中になったシリーズがポプラ社より児童書として刊行されています。(私は文庫で読みました。)ワクワクしながら読んだことを今でも覚えています。今の小・中学生が購入していくのを見ると、おもしろい作品は世代を越えて読まれるものなんだなぁ…と、うれしくなります。
(谷島屋富士宮店 佐藤)
●『星の王子さま』 サン・テグジュペリ 岩波書店
大切なものは目に見えない。星の王子さまが残したこの言葉が、ちょっとした気持ちの行き違いが起きたときにふと頭に浮かびます。だから大切にしなければいけないんだと思い出させてくれる、いつまでも心に残る素敵な本です。
(谷島屋富士宮店 小澤)
●『きょうはなんのひ?』 瀬田貞二、林明子 福音館書店
なぞときと宝物さがしが家の中でできるなんてすごい!!と小学生の時にわくわくして読みました。マネして手紙捜しをいくつも作ってしまうほどでした。
(谷島屋富士宮店 小澤)
●『ふしぎなおきゃく』 肥田美代子、岡本颯子 ひさかたチャイルド
子供の時に読み、ラーメン屋にきて、ひと口ふた口だけ食べて帰ってしまうお客のあとを追っていく話をすごくドキドキして読みました。大人になってもう一度読んでみたかったのですが、タイトルを忘れてしまい、残念に思っていたら、2006年に新装改訂して復刊。再び読むことができた思い出ある絵本です。
(谷島屋富士宮店 小澤)
●『モチモチの木』 斉藤隆介 岩崎書店
おくびょうものの豆太が、大好きな爺さまをたすけるために、夜道を泣きながらひた走ります。じ~んとする本です。滝平二郎の切り絵も良いです。
(谷島屋浜松本店 清水)
●『はっぱのおうち』 征矢清、林明子 福音館書店
はっぱの下で、雨やどりするお話ですが、そこにいろんな虫がやってきて、気持ちがしずみがちな雨がなんだか楽しい時間となり、気が付けば雨がやんでいる。心がなごみます。
(谷島屋浜松本店 清水)
●『どうぶつのおやこ』 薮内正幸 福音館書店
文字はなく、動物の親子がリアルに丁寧に描かれていて、どんな会話をしているのか想像して話してあげたりもでき、絵の雰囲気もやさしい感じで、すばらしい。
(谷島屋浜松本店 清水)
●『はっぴいさん』 荒井良二 偕成社
欠点だと思っているところが、ちょっと視点を変えれば長所になったり、こういう人だ、とお思い込んでいたけれどそんなことなかったり…。日々なんとなく凝り固まってしまっている心の中をほぐしてくれる。荒井良二のこの絵本はあたたかい目線に満ちていると思う。
(谷島屋浜松本店 永山)
●『宇宙』 加古里子 福音館書店
宇宙の絵本や図鑑が好きで、中でも特にこの本が好き。子ども向けに書かれているとは思えないほど細かくて種類の多いデータが渋い。詳しいことはわからなくても、聞いたことのない星や人工衛星の情報を眺めてはワクワクできるインドア向け絵本。
(谷島屋浜松本店 永山)
●『がいこつさん』 五味太郎 文化出版局
ちょっとコワイ、でも何かカワイイ。がいこつさんの存在を周りがスルーしているのが何気にシュール。何をするか忘れたがいこつさんの行動に逐一ツッコミを入れる天の声(?)との掛け合いのテンポが小気味よい。
(谷島屋浜松本店 永山)
●『モモ』 ミヒャエル・エンデ 岩波書店
「時間のせつやく?だれの為に…?」モモと一緒に時間の旅に出てみませんか?今、使ってる時間の使い方…間違っているかも!?大人の方…!ぜひ読んでみて下さいっ!
(谷島屋呉服町本店 鈴木)
●『ぎゅっ』 ジェズ・オールバラ 徳間書店
でてくる言葉は“ぎゅっ”だけ。動物の親子がとっても愛くるしくて…☆☆親子でぎゅっ☆☆大切な人とぎゅっ☆ってしたくなる絵本。たくさんの言葉より、ぎゅっだけでいい。絆…深まりますよっ!!
(谷島屋呉服町本店 鈴木)
●『だるまさんシリーズ』 かがくいひろし ブロンズ新社
だるまさんが転んだり、笑ったり、おならまで…“笑”。もお、笑いが止まりません!!もお、笑いが止まりません!!プレゼントでも喜ばれるし、泣く子は笑顔になるし!万能絵本っ!だるまさんと“ぽにん”ってしてみたい…☆☆
(谷島屋呉服町本店 鈴木)
●『おしいれのぼうけん』 ふるたたるひ、たばたせいいち 童心社
自分が小学1年生のときに読んでもらった絵本。わくわく、こわさ、ドキドキ。この1冊にいっぱいつまっていました。ただ、ずっと反省のとき入れられるおしいれが楽しみの時間になってしまい、母は失敗したという顔でしたが…。
(谷島屋 鈴木)
●『絵本 地獄』 風濤社
こちらも子供の頃に読み聞かされました。まさか近年ブームがくるとは思わなかったですが…。恐ろしい内容ではありますが、周りの大人達がしっかりとフォローすればとてもよい絵本です。ただ子供に恐怖のトラウマをあたえるのではなく、いのちの大切さをしっかり伝えてほしい。
(谷島屋 鈴木)
●『どうぞのいす』 香山美子、柿本幸造 ひさかたチャイルド
「どうぞ」未就学児でもよく使う言葉のひとつです。「どうぞ」「どうぞ」でやさしさがつながっていき、親切にするということを自然と学べる1冊。
(谷島屋 鈴木)
●『ピヨピヨスーパーマーケット』 工藤ノリコ 佼成出版社
工藤のノリコさんのヒヨコシリーズの中の1冊です。たくさん欲しいものがあるけれど1人1コとお母さんに言われます。しょんぼりして家に帰ってきますが…。最後は思わずほのぼのとしてしまいます。
(サガミヤ書店湯の花店 山下)
●『ねえだっこして』 竹下文子 金の星社
お気に入りの場所だったおかあさんのひざに、今は赤ちゃんがいつもいます。私のこと忘れちゃったの?さみしくなんかないけど、ちょっとだけだっこしてね。強がってみせるネコのせつない気持ちが伝わってきます。
(サガミヤ書店湯の花店 山下)
●『テレビごっこ』 高木さんご ひさかたチャイルド
いぬくんときつねくんがテレビごっこをして遊んでいます。大がたテレビ、とびだすテレビ、ニュースや天気予報。でも何だか物足りません。やっぱり一番好きなのは外で元気に遊ぶこと。テレビごっこはまた今度ね。
(サガミヤ書店湯の花店 山下)
●『ちいさいおうち』 バージニア・リー・バートン 岩波書店
小さいころに読んだ絵本で、何度も読み返した記憶が残っています。のどかな土地に建てられた家をめぐるお話なのですが、最後に幸せな様子のおうちを見ると今でも心が温かくなります。
(戸田書店静岡本店 増田)
●『ずっこけ三人組シリーズ』 那須正幹 ポプラ社
小学校のころ、よく読んでいたのは思い出です。
(戸田書店静岡本店 増田)
●『泣いた赤おに』 偕成社
自分の身近にいる人達が、いかに大切な人かを感じさせる良い絵本です。
(谷島屋 海野)
●『ねぎぼうずのあさたろう』 飯野和好 福音館
擬人化された野菜達が東海道を旅する話で、身近に感じられるのではないでしょうか。
(済生堂書店 塚本)
●『そらまめくんのベッド』 なかやみわ 福音館
そらまめくんのじまんの宝物ふわふわベッド。宝物は1人じめするよりも、分けあった方がよろこびも倍になるということをほんのり感じる優しい絵本です。絵もかわいく、こまかい設定で大人もたのしめる本だと思います。
(藤枝江崎書店 スタッフ)
●『ゴリラのパンやさん』 白井三香子、渡辺あきお 金の星社
おいしいパンやさんは顔を怖がられてパンを食べてもらえません。何とか食べてもらおうとするのですが…。人を見た目だけの情報で判断することは損することだと教えてくれる絵本です。ラストのラストまでしっかり読んで頂きたい絵本だと思います。
(藤枝江崎書店 スタッフ)
●『バムとケロのにちようび』 島田ゆか 文溪堂
せっかくの日曜日なのに雨が降っている…でもそんな日曜日、雨が降っていてもあきない毎日!とにかくかわいい、こまかい、おもわず大人も楽しめちゃうすてきな絵本です。犬好きさん、カエル好きさん、必見!
(藤枝江崎書店 スタッフ)
●『だれも知らない小さな国』 佐藤さとる 講談社
この本を読んだ時の感動を今でも覚えています。ページをめくるごとにワクワクして目を閉じればこの部屋にコロボックルが歩いてたりかくれているのではないか…。庭山にお家を作りお菓子を置いて待っていました(笑)。この感動を子供たちに伝えていきたいと思っています。
(サガミヤデュオ店 杉本)
●『からすのパンやさん』 かこさとし 偕成社
小さなころ何度も何度も読みました。私の兄弟もこの本にでてくる4匹のからすといっしょで4兄弟でしたので、母が名前を私達に変えて読んでくれたの覚えています。おいしそうなパンがたくさんでてくるページを毎回楽しみに、そのページがでると大騒ぎしたことも思い出です。この本のおかげでお手伝いもたくさんしたそうです。伝えていきたい絵本の一つです。
(サガミヤデュオ店 杉本)
●『やさしいライオン』 やなせたかし フレーベル館
はじめて泣いた絵本でした。子供ながらに勇気あるやさしいライオンに心を打たれました。小さな子供のうちに読んであげたい大切な一冊です。
(サガミヤデュオ店 杉本)
●『わすれられないおくりもの』 スーザン・バーレイ 評論社
主人公アナグマと友人の思い出の生活がおくりものと感じていく日々の友人たちの心の変化と思いが深く感じられます。
(サガミヤデュオ店 山本)
●『おしゃべりなたまごやき』 寺村輝夫、長新太 福音館
みんなが大好きなたまごやき。王様なのにごく普通のたまごやきが好きなおちゃめな王様と家来の会話も楽しくて、失敗をかくそうとする王様の行動が笑いのツボ!!
(サガミヤデュオ店 山本)
●『どうぞのいす』 香山美子、柿本幸造 ひさかたチャイルド
親しみのある動物の心あたたまるお話。1つ1つの品物に心が込められています。
(サガミヤデュオ店 山本)
●『だめよ、デイビッド』 デイビッド・シャノン 評論社
主人公デイビッドのいきいきした表情が大好きです。自分の子どものときのイタズラ心を思い出します。
(島田書店外商部 佐塚)
●『考える絵本2 死』 谷川俊太郎 大月書店
「死」という難しいテーマをやさしく伝えてくれます。大人が読んでも考えさせられます。ページ毎の文章によって絵のトーン・色がガラリと変わっています。
(島田書店外商部 佐塚)
●『きょうはなんのひ?』 瀬田貞二 福音館書店
タイトル通り“きょうはなんのひ”。お父さんとお母さんのけっこん記念日おめでとうを1文字ずつ、宝探しのようにして、お母さんにメモを見つけてもらう本です。最後にメモを並べると“けっこんきねんびおめでとう”の文字がそろうかわいいお話です。物やお金で祝えるお祝いごとよりも、気持ちで伝えるお祝いもいいなと思う1冊です。
(戸田書店静岡本店 朝比奈)
●『しゅくだい』 いもとようこ 岩崎書店
子供達への読み聞かせでもよく『しゅくだい』は読みました。小学校低学年の子供達に「今日のしゅくだいは“だっこ”」と本を読んだ後に伝えると、恥ずかしいなあ…という声があがりますが、実のところお母さんに甘えたいのか、うれしそうに「“だっこ”がしゅくだい…」と言う、と保護者の方からも聞きます。とてもほのぼのした気持ちにさせてくれる絵本です。
(戸田書店静岡本店 朝比奈)
●『かお かお どんなかお』 柳原良平 こぐま社
はじめて赤ちゃんの顔に表情が出てきてから読み聞かせてあげる本にはよい本だったと思います。“かお”の表情は、おこった顔、わらった顔、泣いた顔、色々な表情をお母さんが声を出して顔を作りながら子供と一緒にたのしめる本だと思います。
(戸田書店静岡本店 朝比奈)
●『おしいれのぼうけん』 ふるたたるひ 童心社
とにかくおもしろい!さくら幼稚園で恐がられている「おしいれ」に入れられた さとしとあきら。二人を待っていたのはドキドキワクワクの大冒険だった。勇気と友情と冒険がつまった一冊です。
(江崎書店袋井店 久野)
●『ねないこだれだ』 せなけいこ 福音館
我が家の読み聞かせナンバーワン。ほとんど毎日(夜)読みました。20年以上経っても本を見ないで話せます。
(江崎書店袋井店 久野)
●『ハリーポッター 全七巻』 J・Kローリング 静山社
発売されて読み、映画を見ては読み、完結した時には1巻から読みました。何回読んでも面白く新しい発見があります。
(江崎書店袋井店 久野)
●『エルマーのぼうけん』 ルース・スタイルス・ガネット 福音館
エルマーが竜を助ける冒険に旅立つ物語です。賢いエルマーの勇気と知恵にわくわくします。何回読んでも楽しいです。
(江崎書店袋井店 小林)
●『おしいれのぼうけん』 ふるたたるひ 童心社
幼稚園の押入れの中でいろいろなことが起こる物語です。スリル満点の展開でドキドキします。
(江崎書店袋井店 小林)
●『からすのパンやさん』 かこさとし 偕成社
いろんな形のパンがとてもおいしそうで想像力が刺激されます。話の展開も単純に面白いです。
(江崎書店袋井店 小林)
●『人魚姫』 アンデルセン/清川あさみ(リトル・モア)、『ルフラン ルフラン』荒井良二(プチグラパブリッシング)、『アンジュール ある犬の物語』ガブリエル・バンサン(BL出版)
3作とも弊店歴代の芸術書担当者がギフトブックのシーズンの度にせっせせっせと売場に並べていた絵本。いま時分になると必ずそのことを思い出すので、ここに書き留めておきたいと思った次第。
(戸田書店静岡本店 仕入部 藤浪)
●『はれときどきぶた』 矢玉四郎 岩崎書店
でたらめ書いた日記がこんな風に本当になったらすごいなあ!と思いながら何度も読みました。でもそのたびに、本当にぶたが降ってきたら怖いなあ。とも思いました。
(BOOKアマノ入野店 山本)
●『ちびくろ・さんぼ』 ヘレン・バンナーマン 絵:フランク・ドビアス 訳:光吉夏弥 瑞雲舎
グルグルと木の周りを回った虎がバターになるのにびっくりしましたが、そのバターを使ったホットケーキがなんとも美味しそうで。いまだにあのホットケーキは、本の中で出てくる食べ物で食べたいものナンバーワンです。
(BOOKアマノ入野店 山本)
●『ノンタンシリーズ』 キヨノサチコ 偕成社
とにかくノンタンがかわいい!ノンタンが笑っていれば読んでいる自分も笑顔になるし、ノンタンが泣いていれば読んでいる自分も悲しくなるし、幼少期はとにかく「ノンタンといっしょ」でした。
(BOOKアマノ入野店 山本)
●『どうぞのいす』 香山美子 ひさかたチャイルド
まず、とにかく絵が可愛らしい!!柿本幸造さんの絵が大好きで、絵本を20冊くらい買い集めた時期がありました。ストーリーもあったかくて、可愛いオチもついていて、パーフェクトです!やさしくて、あったかくて、秋になると必ず面陳に(下手したら年中)する絵本です。
(BOOKアマノ アクト北店 杉村)
●『おこだでませんように』 くすのきしげのり 小学館
いそがしい日々を送っていると、つい、気持ちがはりつめてやさしさや思いやりを見失う大人側の心情ももちろんですが、とにかく主人公の男の子の気持ちがわかりすぎます!子供時代の自分を振り返って…というのに加え、今の自分がまだ共感しちゃっているのは問題かもしれませんが…絵を担当された石井聖斗さんは静岡の方なので、ますますなじみ深い!
(BOOKアマノ アクト北店 杉村)
●『おへんじください』 山脇恭 偕成社
7,8年位前に夏の読書感想文の(幼児向きだったかな?)県のすいせん図書だったと思います。絵のかわいさにひかれてページをパラパラめくっていく内にひきこまれて購入しました。児童書も扱う担当になったばかりの時期で「絵本にもストーリーがあって面白い!しかも絵があって最高にすてきなもの」という感覚をこの本に出会って知り、以後良い絵本があると思わず購入しています。
(BOOKアマノ アクト北店 杉村)
●『ぐるんぱのようちえん』 西内みなみ 福音館
小さいときは、大きい!楽しい!おいしそう!とか、ぐるんぱよかったねーと思っていた絵本です。大きくなってあらためて読みなおしてみると、ぐるんぱの苦労や悲しみが見えてきました。働くことの大変さ、誰かに必要とされる喜びなどを改めて感じ、胸が苦しくなるシーンも有ります。結局最後はぐるんぱよかったね!大きい!おいしそう!になるのですが。
(BOOKアマノ入野店 杢屋)
●『となりのせきのますだくん』 武田美穂 ポプラ社
「こっからでたらぶつからな」表紙のセリフ。悪い!悪いよますだくん!そんなインパクトも有りながらも本当は優しいんです。小学校低学年向けですが、新一年生になる年長さんにもぜひ。新しい生活に向けて読んでもらいたい一冊。学校生活を楽しみに、楽しくしてくれたら良いなと思う本です。
(BOOKアマノ入野店 杢屋)
●『いつもいっしょに』 こんのひとみルース 絵・いもとようこ 金の星社
大人になってから読んだ本、きっと読めば「あ...」と思ってしまう内容です。子ども向けではないのかもしれないけれど、いもとようこさんの優しい絵柄が少しでも心に残って、大人になったときに読んで、いつもそばにいてくれる人に優しい気持ちになってくれたら良いなと思います。
(BOOKアマノ入野店 杢屋)
●『100万回生きたねこ』 佐野洋子 講談社
1つの生に1年生きたとして100万年かかるわけだが、ずいぶんと長く生きたものである。もしくは、同時代に複数のねこがいたと考えるべきか。感動します。
(江崎書店 袋井店 豊島)
●『新ウォーリーをさがせ』 マーティン・ハンドフォード フレーベル館
小さな頃から、ウォーリーは探され続けている。赤と白の服は囚人服?という噂もきいたことがあるが、はたして本当だろうか・・・。
(江崎書店 袋井店 豊島)
●『ドラゴン~飼い方 育て方』 ジョン・トプセル 原書房
ドラゴンの飼い方育て方がイラスト付きで説明されています。お子様の情操教育にドラゴンの飼育はいかが?
(江崎書店 袋井店 豊島)
●『どうぞのいす』 香山美子 ひさかたチャイルド
「自分は良い思いをしたけれど、このあと来る人が悲しい思いをするかもしれない、なんとかしておこう」と思う気持ちは大切だと思う。
(戸田書店静岡本店 田中)
●『モモ』 ミヒャエル・エンデ 岩波書店
時間をケチケチすることで、ほんとうは別のなにか、とても大切ななにかをケチケチしていることに誰も気づかない、そして生活が日ごとに貧しく、冷たくなっていく、という一節に心うたれた。
(戸田書店静岡本店 田中)
●『風が吹くとき』 レイモンド・ブリッグズ あすなろ書房
「風」とは核ミサイルのこと。はじめて読んだときびっくりした。ほのぼのしたタッチながら衝撃的な内容です。
(戸田書店静岡本店 田中)
●『ビロードのうさぎ』 酒井駒子 ブロンズ新社
子供の頃、誰もが一度は経験したであろうお話。本書を読んであらためてその経験をいい思い出に昇華できるかと思います。酒井駒子さんのノスタルジックで繊細な挿絵もグッド。切なくも懐かしい・・・ああ、あの頃はよかったと思い出に浸る私。
(戸田書店 函南店 内田)
●『もぐらとじどうしゃ』 E・ペチシカ 福音館書店
自動車や背景の植物など何か近未来を思わせるサイケな図柄が楽しめる一冊。不思議とこの本(絵)に魅了された子どもの時分の私。主人公が有名なキャラだったとはNHKで放送されたアニメで初めて知りました。きっと「イーヤー」の決め台詞は今や全国区!?
(戸田書店 函南店 内田)
●『チェブラーシュカ わにのゲーナとおともだち』 エドゥアールト・ウスペンスキー 平凡社
見知らぬ土地にハプニングでやって来た一人ぼっちのチュブラーシュカ。そんな環境でおおくの友達を得るチェブラーシュカの前向きさと行動力に励まされます。また、映画では語られていない人物像や関係性がこの本を読むとよくわかります。寒―い国の心温まるお話。最後に一言「ウ~ラ~」
(戸田書店 函南店 内田)
●『きつねのでんわボックス』 戸田和代 金の星社
幼い頃に一番感動した本です。何度も何度も読み返したことを覚えています。
(江崎書店沼津アントレ店 大石)
●『ズッコケ三人組シリーズ』 那須正幹 ポプラ社
私が子どもの頃よく読んでいた本がこのズッコケ三人組でした。シリーズ作もたくさんあって楽しいです。どれもオススメです。
(江崎書店沼津アントレ店 大石)
●『こびとずかん』 なばたとしたか 長崎書店
顔が面白いです。シュールなところが子ども向けっぽくなくて大人にも人気のポイントです。
(江崎書店沼津アントレ店 大石)
●『おこだでませんように』 くすのきしげのり 小学館
「おかあさんに読んでもらいたい絵本NO.1」か何かに選ばれたこともある子を持つ親なら誰でもついつい怒ってしまうことはよくあると思いますが、親には身につまされる内容の絵本です。子どもの気持ちをもっとよく考えなきゃいけないと感じさせられます。
(江崎書店 室伏)
●『ゲド戦記シリーズ』 ル・グイン 岩波書店
物語の世界観とゲドの成長と活躍に心惹かれてドキドキしながら読みました。心に残る奥深い作品です。
(戸田書店掛川西郷店 後藤)
●『おおきな木』 シェル・シルヴァスタイン あすなろ書房
本当の優しさって何だろう?と考えてしまうお話です。愛する少年に、自分の持っているものなら何でも与えてあげたい。その気持ちはとても優しいけれど切ないものです。でも、そんな誰かを持てた木は寂しいけれど幸せなような少しうらやましいような気持にもなりました。
(戸田書店掛川西郷店 後藤)
●『ワニ』 梨木香歩・出久根育 理論社
色彩豊かな絵がとてもきれいです。自分とライオン以外には愛した価値を感じていないワニが、最後はパクリとライオンに食べられてしまうのは驚きですが、その時ワニの気持ちがなんだか少しわかるような、不思議な親しみを感じる印象的な絵本です。
(戸田書店掛川西郷店 後藤)
●『君のためにできるコト』 菊田まりこ 学習研究社
自分の気持ちを伝えることの大切さ。恋人同士に限らず親子、友人と関わる中で、つい「言わなくてもわかってほしい」と思ってしまうこともありますが、気持ちは「言わなければ伝わらない」と教えてくれた絵本です。口ベタでも勇気を出して気持ちを伝えれば相手からも気持ちが返ってくると・・・。菊田さんの絵はシンプルでとてもかわいらしくて大好きです。
(戸田書店函南店 内田典)
●『すずおばあさんのハーモニカ』 あまんきみこ・黒井健 ひさかたチャイルド
心の交流にほっと癒されます。黒井健さんの絵がとてもきれいです。おばあさんの優しさと子ぎつねの愛らしさに胸が温かくなります。
(戸田書店函南店 内田典)
●『おでかけのまえに』 筒井頼子・林明子 福音館書店
林明子さんの絵本はどれも好きですが、特にこの絵本が大好きです。子供の頃、菜箸とかお鍋とか「うちのとそっくり!」というところに共感しました。失敗しても見守ってくれる誰かがいれば子も親も安心して育っていけるのかなと思います。
(戸田書店函南店 内田典)
●『11ぴきのねこ』 馬場のぼる こぐま社
自分が小さい頃、はじめて買ってもらった絵本でとても親しみがあります。たくさんのシリーズの中でもやはり一番初期の作品が好きです。この憎めないキャラが引き立てます。
(マルサン書店富士店 鈴木)
●『あかいふうせん』 イエラ・マリ ほるぷ出版
字や言葉が無く、イラストだけの本です。タイトル通り子どもの想像をふくらませます。読み聞かせには難しいですが、是非子供に見せたくなる絵本です。
(マルサン書店富士店 鈴木)
●『白雪姫 ぶたいしかけ絵本』 大日本絵画
しかけ絵本の中でも、舞台版といわれるしかけ絵本です。本を縦にしてとびだす仕掛けは大人でもとても楽しいです。
(マルサン書店富士店 鈴木)
●『三びきのやぎのがらがらどん』 マーシャ・ブラウン 福音館書店
美しい色、ストーリー、オチのシュールさ。。。大好きです。
(戸田書店リブレ菊川店 白岩)
●『かばくん』岸田衿子・中谷千代子 福音館書店
かばのフォルムのたまらなさよ。詩的なことばのシュールさよ。
(戸田書店リブレ菊川店 白岩)
●『かいじゅうたちのいるところ』 センダック 冨山房
誰がなんと言おうと「かいじゅうたちのいるところ」が僕にとっての永遠のNO.1であることは、これからもきっと変わらない。我が子にこの絵本を読んであげられた喜びと子どもがこの絵本を同じように好きになってくれたことは、より一層この絵本が自分にとって特別であることを認識させてくれた。本当に全て大好きです。
(谷島屋浜松本店 野尻)
●『きょうはみんなでクマがりだ』 マイケル・カーゼン 評論社
絵本として、とても完成度の高い、すてきな線をした絵本。ことばのリズム、展開がユニークで、わが子も大好きな絵本です。
(谷島屋浜松本店 野尻)
●『しろくまちゃんのほっとけーき』 若山憲 こぐま社
子どもがはじめて自分で暗記して、まるで読み聞かせをしているようにページをめくりながら読んだ本。その姿がとても印象的で、それだけでこの絵本の素晴らしさが伝わった。
(谷島屋浜松本店 野尻)
●『よるくま』 酒井駒子 偕成社
小さい時には、夜ってすこし暗くてこわくて不安でした。そんな頃を何となく思い出してしまいます。何といっても“くま”がかわいすぎる。
(谷島屋浜松本店 合谷)
●『へんしんトンネル』 あきやまただし 金の星社
小学校に読み聞かせボランティアに行っていたとき、この本を読むとどんな子もたいてい笑ってくれました。子どもは繰り返しの展開に弱い。
(谷島屋浜松本店 合谷)
●『きょうは、なんのひ?』 林明子 福音館
子どもが小さい頃、何度も読み聞かせをしました。私の誕生日に、そっくり同じことをしてくれた時は嬉しくて涙が出ました。忘れられない一冊です。
(谷島屋浜松本店 合谷)
●『かようびのよる』 デビッド・ウィーズナー 徳間書店
かようびのよるだけのステキなファンタジー☆いたずら心いっぱいの楽しいカエル達が自由に飛び回り、ページをめくるワクワク感がたまりません。
(三原屋書店アピタ店 木下)
●『だるまさんが』 かがくいひろし ブロンズ新社
単純な繰り返しが楽しい絵本です。
(三原屋書店アピタ店 木下)
●『コロボックル物語シリーズ』 佐藤さとる 講談社
大好きだけど秘密にしたい・・・そんな宝物のような本です。そっと葉っぱをめくってコロボックル達を探したくなります。
(三原屋書店アピタ店 木下)
●『ここにいる』 舟崎克彦 ポプラ社
静かなという言葉がぴったり詩が絵にマッチしている。
(谷島屋本店 阿部)
●『なっちゃんときげんのわるいおおかみ』 香坂直 ポプラ社
ニコニコしてしまう読んで元気になる。頑張れ!なっちゃんとエールを送りたくなります。
(谷島屋本店 阿部)
●『トマトさん』 田中清代 福音館書店
トマトさんの顔、佇まい、そのすべてが一度見たら、読んだら忘れられません。愛すべきトマトです。
(谷島屋浜松本店 丸林)
●『ふしぎなナイフ』 中村牧江ほか 福音館書店
ドキっとする!絵本。この発想、この表現に大人も子供も大ハマリ間違い無し。
(谷島屋浜松本店 丸林)
●『ゆうびんやさんのホネホネさん』 にしむらあつこ 福音館書店
どこだろうとお手紙を届けてくれるホネホネさん。ガイコツだけど恐くない。ギコギコキーと自転車に乗ってみんなの想いを届ける。コミカルなホネホネさんが大好きです。
(谷島屋浜松本店 丸林)
●『おこだでませんように』 くすのきしげのり 小学館
子育て真っ最中、一生懸命すぎてゆとりがなく、悩んでいた時にこの本に出会っていたら子どもの話をもっとゆっくり聞いてあげて違った子育てができたのかもしれません。子育て中のお母さんにも是非読んでもらいたい絵本です。
(未来屋書店蒲原店 入澤)
●『こんとあき』 林明子 福音館書店
こんとあきの旅の途中で起こるハプニングに読んでるこちらもハラハラドキドキします。あきの表情の豊かさとこんのかわいさとなんともいえない一冊です。
(谷島屋高松店 杉山)
●『よるくま』 酒井駒子 偕成社
母親をさがす、よるくまの心細い気持ちとよるくまを助けてあげたい男の子の優しい気持ちがよく描かれています。
(谷島屋高松店 杉山)
●『しろいうさぎとくろいうさぎ』 ガース・ウィリアムズ 福音館書店
しろいうさぎとくろいうさぎがお互いにおもいやる気持ちがなんともいえません。やさしい絵は、見ているだけで、心を穏やかにしてくれます。
(谷島屋高松店 杉山)
●『しろいうさぎとくろいうさぎ』 ガース・ウィリアムズ 福音館書店
大好きだから一緒にいる。結婚のお祝にオススメな絵本。やさしい絵も大好きです。
(未来屋書店清水店 前本)
●『きんぎょがにげた』 五味太郎 福音館書店
読み聞かせ会では、子どもたちのくいつきがはんぱじゃない!みんなで一斉にきんぎょを見つけて教えてくれるんです。楽しい時間を過ごせます。
(未来屋書店清水店 前本)
●『いないいないばぁ』 松谷みよ子 童心社
赤ちゃんをあやす遊びが絵本になっているので、読んであげる方も赤ちゃんを笑わせようと思いをこめて読み聞かせできる絵本だと思います。かくれていたものが見えるという遊びがページをめくる行為に重なり、めくるタイミングは赤ちゃんの反応に合わせてあげると、より楽しめる絵本です。生まれて初めての絵本にふさわしい本だと思います。
(谷島屋新流通店 井澤)
●『きんぎょがにげた』 五味太郎 福音館書店
“はじめて子供に読み聞かせをする”という方にもおすすめの1冊。「どこ?」と問いかけながら赤ちゃんの反応を気にするので、一緒に絵本を楽しんでいるという実感があります。他でもないわが子がきんぎょを見つけたときは、本当にその成長に感動します。そして、いっぱいほめてあげて欲しい。親子を幸せな気持ちにしてくれる絵本だと思います。
(谷島屋新流通店 井澤)
●『わたしのワンピース』 西巻芽子 こぐま社
ページをめくると「あらっ」と、ワンピースの模様が、まわりの風景に合わせて変わっていくという発想が、子供らしくてとても魅力的だと思います。子供の気持ちを大切にしてくれているように感じます。まっしろだった「わたしのワンピース」が最後には「わたしのすてきなワンピース」になったところも好きです。とくに女の子には読んであげたいなぁと思います。
(谷島屋新流通店 井澤)
●『しんせつなともだち』 ファン・イーチュン 福音館書店
“食べものを2つ持っていたら、ひとつは友だちにわけてあげよう”子供時代にこんなふうに、友だちのことができたらなんてすてきなんでしょう。この絵本で子供たちにシンプルに伝えることができます。最後にうさぎが「ともだちがわざわざ持ってきてくれたんだな」と気づくことができたのも、仲間を信頼している証拠。本当にすてきな絵本です。
(谷島屋新流通店 井澤)
●『スイミー』 レオ・レオニ 好学社
“みんなけっしてはなればなれにならないこと。もちばをまもること”というスイミーの教えで、1人ではできなかった大きな敵に立ち向かうことが、みんなの力を合わせてできたという成功話を、子供らしい発想で子供たちに伝えることができる絵本です。大人の私たちも生きていく上で大切なことであり、私の仕事のバイブルでもある絵本です。
(谷島屋新流通店 井澤)
●『ちいさいおうち』 バージニア・リー・バートン 岩波書店
装丁は絵本ですが、とても長く、深みのあるお話。環境問題について考えさせられる内容の絵本が、こんな昔から作られていたことにおどろきます。自然と共に四季の移り変わりの喜びがあることに気づかせてくれます。こういう絵本を子供たちに残していきたいと思います。文章にあったさし絵のつくりもとても魅力的です。
(谷島屋新流通店 井澤)
2014年 第3回 静岡書店大賞寸評…小説部門
2014年 第3回 静岡書店大賞寸評…児童書名作部門
2014年 第3回静岡書店大賞寸評…児童書新作部門
2014年 第3回静岡書店大賞寸評…文庫部門
2013年 第2回 静岡書店大賞寸評…「小説部門」
2013年 第2回 静岡書店大賞寸評…「映像化したい文庫部門」
2014年 第3回 静岡書店大賞寸評…児童書名作部門
2014年 第3回静岡書店大賞寸評…児童書新作部門
2014年 第3回静岡書店大賞寸評…文庫部門
2013年 第2回 静岡書店大賞寸評…「小説部門」
2013年 第2回 静岡書店大賞寸評…「映像化したい文庫部門」
Posted by 静岡書店大賞SST at 16:59
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