2017年12月30日

第6回 静岡書店大賞 授賞式のご報告

12月5日(火)17:00~18:00、第6回静岡書店大賞授賞式を、昨年と同じく「しぞ~か本の日!」の
一環として、グランディエールブケトーカイ4階で開催しました。今年はロビーで行い、昨年よりも
多くの方にご参加いただきました。


「しぞ~か本の日!」書店大商談会のプログラム冊子です。今年も日販の川田さんが中心となり
製作してくださいました。静岡書店大賞の実行委員会ご挨拶、授賞式プログラムや過去の受賞作
も今年も入れさせていただき、感謝です。取次店、書店の垣根を越えたこのプロジェクト、多くの
方々のお力により実現できるもので、大変貴重でありがたいものです。


今年の看板はグレードアップし、写真撮影で手持ちしなくても大丈夫な状態になりました(^^)/
素晴らしいです。ヤッター!!


授賞式開始前の様子です。メディアの方々もたくさんいらしてくださいました。また今年は書店員・
図書館員以外に、読み聞かせや読書推進活動をされている一般の方数人にお声かけをさせて
いただきました。井上靖文学館の徳山加陽さん、どくしょ塾の村上淳子先生、静岡県読み聞かせ
ネットワーク
の勝山高さん、おはなしかごの殿岡千鶴子さんと石川明美さん、ご参加くださり、
ありがとうございました。

まずは小川事務局長からご挨拶。「飛行機が止まり、近隣ホテルも
満杯。さて今あなたの隣にいる人と一緒に空港で一晩、閉じ込め
られても大丈夫ですか?耐えられますか?ここ笑うとこなんです
けど(^^;)静岡書店大賞実行委員は一緒に喜んでいられると思い
ます。創始者の高木さんを中心として、全員が静岡書店大賞を
楽しみながら真剣に取り組んでいるミーティングは大変興味深く、
勉強になりました。さまざまな意見を自由に言い合い、それを全員
が敬意を持って検討し、何よりもみんな本が好きだという気持ちを
ぶつけるんですね、これは本当に楽しいひと時でした。過去最高の802人の投票がありました。
これは図書館員さんが4倍という快挙を成し遂げた影響でした。この勢いはまだまだ止まりません。
皆さまのお力をお借りして、来年再来年と継続してまいります。もっともっとこの静岡書店大賞を
盛り上げていきます
。」と、実行委員皆も感動のご挨拶でした。

今年も副賞の「ご当地サイダー詰合せ」をご提供くださった㈱木村飲料の木村英文社長さんからは
指導要領が変わり、これからは詰め込み式ではなく、新しいものを生み出す、世界と同じスタート
ラインに立ちます。私は大学4年間で千冊本を読む目標を立て、1日1冊のペースで本を読みました。
活字を読むことはものすごく頭脳取引になり、新しいユニークな商品を作れる土台になっている。
若い人も本を読んで無から有を生み出すような、本の中からイマジネーションをもらい、世界を引っ
張る日本人の進むべき方向かなと思っています
。」と、本のエピソードを交えたお話をいただきました。
木村社長三のユニークなアイデアには本の力があったのですね!嬉しいお話でした。


いよいよ表彰です。まずは映像化したい文庫部門。大賞作は文芸社 小坂流加さんの『余命10年』です!
静岡書店大賞 実行委員の宗形康紀さん(マルゼン&ジュンク堂書店)からトロフィーを贈呈です。

小坂さんは文庫の発売を待たずに旅立たれました。代わりにご両親の小坂有司さん・照子さんご夫妻
がご登壇くださいました。お父様の有司様が「書き終わってその日といっていいくらいに息を引き取って
しまいまして…。この病気はこうなるよと病院から言われていたのですが、書くことに情熱を燃やし、命を
削って書いたのかなと思います。人に世話になっているばかりで、何か人のためになれないかなと言って
おりましたが、人が生きることの大切さというか大変さといいますかが書かれていて、大勢の方に読んで
いただいたことで、これで少しは恩返しかなと親として思います
。」と、お話くださいました。姉妹の方々も
おみえくださり、すばらしいご家族に流加さんの人となりを感じましたし、ありがたく思いました。物語が
より一層胸に迫るものとなりました。

続いて小説部門の大賞作はKADOKAWA 伊坂幸太郎さんの『AX』に決定いたしました!残念ながら
欠席の伊坂幸太郎さんの代わりに、KADOKAWA 編集担当の岡田博幸さんに、静岡書店大賞実行委員
山本明広さん(BOOKアマノ)より、トロフィーを贈呈。

岡田さんが、伊坂さんからのお手紙を代読くださいました。「AXは5つの短編が収録されていますが、後半
の2つの短編を完成させるのには1年以上かかってしまいました。どうやってこのお話を完結させたらいい
のか分からなくなったからです。悩んだ末に親が子どもに何かをのこす話、これならば書けるのではないか
と思い、このような物語になりました。悩みが多かっただけに読んだ人の反応がこわかったのですが、こうして
書店員の方たちに面白いと思っていただけて本当にホッとしています。もう少し頑張ろうと思います。どうも
ありがとうございました
。」と、知らなかった小説ができあがるまでの貴重なお話を伺え、嬉しかったです。
伊坂さんからは直筆色紙が。AXの主人公は兜ということでカブトムシのイラストを描いてくださいました。


続いて児童書新作部門です。第3位はPHP研究所 ヨシタケシンスケさんの『なつみはなんにでもなれる』
決定しました!ヨシタケさんは昨年の児童書新作部門1位・2位のダブル受賞に続いての受賞となります。

なつみちゃんという女の子がお母さんにクイズを出すのだけど、お母さんは一つも答えられないというお話。
親子で問題を出し合うのだけど、ひとつも分かり合えない。お母さんは子どものことを分かってあげられない、
でも決してお母さんは笑わない、かといって怒っているわけではない。実際子育てしていて思い通りにいかない
こともたくさんありますし、つらいこともたくさんあるんだけれど、なにげない子どもとのやりとりの中に楽しさとか
幸せっていうものがあるんじゃないかな。幸せっていうのは分かり合わなきゃいけないものじゃなく、なかなか
通じ合わなくても、笑顔でなくても幸せっていうものを表現できるんじゃないか
。」と、今年も心に響く素敵なお話
をしてくださいました。ヨシタケさんのお話にホッとして救われる子育て中の方が多いのではないでしょうか。
ヨシタケさん、今年もご参加くださり、本当にありがとうございました。

児童書新作部門、第2位は 偕成社 いわいとしおさんの『そらの100かいだてのいえ』に決定いたしました!
いわいさんは3年前に『うみの100かいだてのいえ』で大賞を受賞されています。残念ながら欠席のいわいさん
に代わり、偕成社 橋村さんに、静岡書店大賞実行委員 原川さん(谷島屋書店)から、トロフィーを贈呈。
橋村さんが、いわいさんからのお手紙を代読くださいました。

3年前の『うみの100かいだてのいえ』に続き、今回も『そらの100かいだてのいえ』を選んでくださり、ありがとう
ございます。とても嬉しいです。僕が静岡県の伊豆半島で暮らし始めて6年が経ちます。伊豆の自然豊かな環境
の中で、広い空の色や雲の形の変化、鳥や植物の成長を目にするうちに、この絵本が自然に生まれてきました。
この絵本の中に描いたのは僕自身の妄想の世界ですが、その妄想にはたくさんたくさんの伊豆のそして静岡の
空気を吸い込んで出てきたものです。たくさんのつまりこの絵本には静岡の空気がたくさん詰まっています。
静岡発の『そらの100かいだてのいえ』、今後ともよろしくお願いいたします
。」と、思わず伊豆の美しい空の色が
思い浮かぶような、そして静岡発という嬉しいコメント、ありがとうございました。


そして児童書新作部門 大賞作は 金の星社 ふくながじゅんぺいさんの『うわのそらいおん』に決定いたしました!
静岡書店大賞 実行委員の新村英希さん(江崎書店)からトロフィーを贈呈。

「『うわのそらいおん』はデビュー作で、とても思い入れが強い作品。幼少期住んでいた団地の隣に本の森という
小さな町の本屋さんがありました。今そこはコンビニになってしまっています。本の森に入りびたり、本に囲まれた
幼少期をすごしました。絵本から始まり、児童書、小説、マンガ、雑誌、いわば本に囲まれた人生を歩んできました。
書店員さん・図書館員さんが選んでくれたということはとても嬉しく幸せなことです。」
と、本が大好きで本とともに
歩んでこられたという ふくながさんのお話、ジーンとしました。静岡市在住、葵区のアトリエで活動されているという
まさに地元の作家さん、これからも応援していきます。

最後に児童書名作部門 大賞作の発表です。大賞は こぐま社 わかやまけんさんの『しろくまちゃんのほっとけーき』
に決定しました!わかやまけんさんは故人ですので代わりに先生のご担当だった編集長 関谷裕子(せきやゆうこ)
さんに、静岡書店大賞協力委員 八木麻美さん(静岡県立静岡中央図書館)からトロフィーを贈呈。また、絵本の中
から、こぐまちゃんも来てくれました!会場は一気に盛り上がりました!

関谷さんから「わかやま先生は残念ながら2年前にお亡くなりになりそれが今年あきらかになって、一時こぐま社のHPがダウンするくらいワッと問い合わせがきまして、本当にわかやまけん先生とこぐまちゃんは皆様に愛していた
だいていたのだなと改めて分かりました。15人しかいない小さな出版社ですが、この『しろくまちゃんのほっとけーき』
は1972年に出ましたけれど、一番新しい刷りで2215刷り。297万2千部。現役で本を作っている身からすると、結構
つらいものがあるんですが、何を出しても常に一番、毎年この本が一番たくさん皆さんに愛されているものとなって
います。嬉しいことに愛読者カードで何でこの本を買いましたか?との質問に、『小さい頃に読んでいたから』『息子に
読んでいたものを孫に』『知っていたけれど買いました』などと書いていただいて、嬉しい。よく見てくださっている方、
図書館の方からお問合せが時々あるのですが、奥付には、わだよしおみ、もりひさしという3人の先生が書かれて
います。この3人とこぐま社の創業者が4人で、合同で作ったもの。実際スタッフは7人で、いい年の男の人たちが皆で
ほっとけーきを焼いてどんな音がするのか耳を澄まして、そしてこの本を作ったというなかなか知られていないこと
なので、今日ここで紹介させていただきました
。」と、名作誕生の貴重な秘話をお話いただきました。誕生当時の様子
を想像し、思わず微笑んでしまうエピソードでした。関谷さんのお話で、より愛しい作品になったと思います。


第6回静岡書店大賞2017 規定4部門すべてが出そろい、今一度、盛大な拍手がおくられました!


受賞作家さんたちを囲み、書店員・図書館員が記念撮影です。こぐまちゃんもいて、何とも楽しい撮影に♪


丸林篤史 副事務局長の閉式の挨拶後、18:15~19:45、シンフォニーにて懇親会に。司会は今年も、
静岡書店大賞実行委員 島原あきさん(戸田書店)です。今年も和やかな進行、よかったです!

開会のご挨拶は今年も静岡書店大賞実行委員長 江崎直利(藤枝江崎書店)より。「腎臓はおとなしいけれど
ないがしろにしてはいけない。書店も図書館も一緒です。機能が衰えたら不自由ですけど生きていけますが、
なくなったら完全に毒がまわってしまいます。健康でいるために、人間の体温と同様、紙のぬくもりというものを
信じ大切に保持増進をしていきたいと考えています。 必要な他の臓器が元気でいるためにももっと本と出会う
場所を増やし、相互を尊重し敬意を払い、補いながら役割分担に務めなければならないと考えております。私は
想像力や読解力不足の人間が住む町は共感力にとぼしくて住みにくいと思います。だから運動不足と言われない
ように、本屋ももっと本を知り、手間を惜しまず、頭と足を動かし、長生きしていかなければならないと考えています。
この会はそのために良い場所と機会にしていきたい
。」と、腎臓を交えたいいお話でした。

乾杯のご発声はKADOKAWAの高橋さんに。「静岡書店大賞、回を重ねるごとに書籍の売上が右肩上がりという
ことで、実行委員会の皆さんの努力でここまで大きくなったというところで、10回20回、50回100回と、静岡県民の
文化に根付くというところまでいけたら本当に嬉しく思います
。」と力強いエールをいただきました。

中締めのご挨拶は静岡県立中央図書館 館長 河原崎全さん。「自主的にやるというのはある意味不安定なところも
ありますが、気持ちがこもっている分だけ強いイベントだと思う。皆様方の気持ちに支えられて6回めになったのかな
と思います。図書館も途中から加えていただき、昨年より4倍の投票と聞きました。ただ元の数が少なかったものです
から、絶対数はそれほどでもない。来年また4倍になるか保証はありませんが、呼びかけていきたい。大商談会の方
も市町の図書館にお声かけをさせていただきました。地方では図書館と書店が手を組んでいろんなことをやっていき
ましょうということが広がるのではないか。静岡はこのイベントをひとつの起爆剤にして、書店、図書館、本を作って
くださる出版社の方がタッグを組んでいけたら一番いいのかなと。11/6の県の図書館大会で『あるかしら書店』を紹介
させてもらいました。「あるかしら書店」という書名ですが、その中にラブリーラブリーライブラリーという項目があり、
図書館の職員として元気が出るといいますか、嬉しいな、心があったまることが書いてあります。一冊の本の中に
書店さんと図書館の両方が一緒になっているというのは嬉しいなと思いました。これからも皆で出版文化を支えて
いかねばなと改めて思っております
。」と、書店・図書館の協働の背中を押していただくメッセージ、嬉しかったです。

最後に、静岡書店大賞 創始者である高木久直さん(戸田書店掛川西郷店)から締めのご挨拶。皆さん、聴き入っていました。
6年前、伊豆の方から湖西の方まで、休日を利用して書店の経営をしている皆さん、店長の皆さんにこういうのやりたいねと話をしたのが5年前。週休2日の3ヵ月間を書店まわりに費やしました。おそらく静岡県を回っているどこの出版社の営業さんよりも静岡の書店に足を運んだ3ヵ月間だったのではないかなと思います。ただその頃には目の前に広がる光景、
全く想像ができませんでした。今日聞き及んだところによりますと、ここに
お集まりいただいた方は390名に上ると聞いております。390名ですよ。
ぼくら書店、図書館、静岡の出版業界に携わる皆、ものすごい力をいた
だきました。感激しております。今日いただいたパワーを今ここだけの盛り上がりにしてはいけないと痛切に感じております。内輪の盛り上がりに留めることなく、今から読者を育てる、読者をクリエイトする、読者を育む、そういう活動に前進していかなければならないのではないかと痛切に感じております。今日は静岡の葵タワーにお集まりいただき、感謝の念に堪えません。また来年再来年、この取り組みが続けられるよう我々実行委員も頑張ってまいります。何とぞ応援のほどよろしくお願いいたします
。」

高木さんが訪ねて来てくださった日、忘れません。自らの意志でたった一人で県内の書店をまわっていると伺い、
その熱意と真摯な姿勢に心打たれました。思いはあっても、実現はなかなかできないことだと思います。実行力、
本当に頭が下がるばかりです。継続は力なり、来年も気持ちを一つに頑張っていきたいです。

静岡県内の書店、図書館で静岡書店大賞のフェアを展開しております。多くの方々に受賞作品を楽しんで
いただけるよう、これからも力を入れてまいります。皆様、2018年もどうぞよろしくお願い申し上げます。





  

Posted by 静岡書店大賞SST at 20:032017年 第6回 静岡書店大賞

2017年12月05日

第6回 静岡書店大賞 発表!



お待たせいたしました!12月5日(火)17~18時、第6回 静岡書店大賞の授賞式にて
受賞作品が発表されました。受賞作家さん・出版社さん、おめでとうございますicon12

昨年から「しぞ~か本の日!」として、取次さんが毎年行っている商談会・懇親会と一緒
に開催となり、会場も昨年と同じ、葵タワーのブケ東海さんです。書店大商談会の終了後、
行われた授賞式の様子等は、後日改めて掲載させていただきますねface02

今年も素晴らしい作品が選ばれました。県内の書店、図書館でフェアを開催していきます。
静岡県民の皆様、ぜひ受賞作品をお楽しみください!よろしくお願いいたしますface03  

Posted by 静岡書店大賞SST at 18:00お知らせ

2017年09月08日

第6回 静岡書店大賞の投票用紙、告知ポスター、応募要項をWebにアップしました!



第6回 静岡書店大賞の投票用紙、告知ポスターをWebにアップしました!
(小川事務局長、委員の田中さん、高木さん、ありがとうございます!)
今年もいよいよ投票が始まります。投票期間は9/15(金)~9/30(土)までですface02

https://onedrive.live.com/?cid=240BF5AE22EB1933&id=240BF5AE22EB1933%21105

上記URLからPDFをダウンロードのうえ、ご利用くださいませ154

小説、児童書新作、映像化したい文庫はいずれも2016年9月1日~2017年8月31日に刊行された本が対象です。
なお、小説と映像化したい文庫部門は、すでに10万部を超えている本は除きます(応募要項ご参照ください)。

また今年は、児童書名作部門の投票は図書館員さんのみですので、ご注意ください。書店員とひと味違う
図書館員の方々の視点から、どんな投票結果となるのだろう?と、楽しみでなりません155

過去5回の受賞作品一覧もありますので、参考にご覧いただけたらと思います156

静岡県内の多くの書店員&図書館員の皆様の投票を心よりお待ちしておりますface03
早めのご投票いただけますと大変ありがたいです。よろしくお願い致しますicon12
  

Posted by 静岡書店大賞SST at 12:28お知らせ

2017年08月18日

投票の事前告知です!(^^)!



こんにちは~♪静岡書店大賞事務局です。

夏が終わると、9月は静岡名物:静岡書店大賞の投票シーズンです。
早いもので、第6回静岡書店大賞を迎えます。
ひとえに皆々様の応援の賜物です。
今年の投票日程は下記の通りです。

9月15日(金)~9月30日(土)

9月上旬には、静岡県内の書店・図書館に投票用紙が届けられます。
また、公式ブログから投票要綱はダウンロードもできるようになります。
もうしばらくお待ちくださいませ。

静岡県の書店員・図書館員(学校図書館に携わる方含む)の皆さま、
ふるってご投票ください!

12月5日(火)第6回静岡書店大賞授賞式・懇親会に向けて活動して
おります。今年の目玉は、読み聞かせや読書推進活動をされている
読者をご招待することです。
※画像は昨年の授賞式の模様です。

初代事務局長の高木さん(戸田書店掛川西郷店)が、ツイッターと
フェイスブックでも事前告知をしてくださいました。
https://twitter.com/sst_bot
https://www.facebook.com/sstaisyou/
ツイッターは、1日1回配信される設定となっています。
皆さま、よろしくお願いします!(^^)!



  

Posted by 静岡書店大賞SST at 15:00お知らせ

2017年06月02日

第6回 静岡書店大賞実行委員会・・・新体制スタートしました



5月25日(木)16~18時、葵タワー16階 会議室にて、第6回静岡書店大賞の実行委員会を開催しました。
小川誠一事務局長(マルサン書店 仲見世店)の新体制がいよいよスタートですicon14

昨年の第5回の報告や反省をふまえ、今年第6回の運用について、委員11名で意見交換を行いました。
新メンバーも入り、心強いですface03

6月下旬に、取次さんとの合同打ち合わせも行う予定です。9/15~30の投票、12月の書店大商談会・
静岡書店大賞授賞式・懇親会に向け、皆で話し合っていけたらと思います。第6回静岡書店大賞、
よろしくお願いいたしますface03
  

Posted by 静岡書店大賞SST at 15:55実行委員会

2016年12月31日

第5回静岡書店大賞 授賞式 2016のご報告

12月6日(火)16:30~17:30、第5回静岡書店大賞授賞式&懇親会をグランディエールブケトーカイ4階 ワルツにて開催しました。ご報告が遅くなり、申し訳ありません。

今年は「しぞ~か本の日!」という取次の垣根を越えた大商談会・懇親会の間で行い、会場も雰囲気も
今までと違う中、とても多くの方々にご参加いただきました。そしてこれまで以上に、トーハン日販
大阪屋栗田中央社の取次の皆様に準備段階から大変お世話になりました。感謝に堪えません。


上の画像はプログラム冊子の表紙です。静岡らしい素敵なデザインです。日販の川田さんが
中心となり製作してくださいました。表の表紙の裏面、裏表紙等に静岡書店大賞の初代事務
局長・高木さんの文章、実行委員会ご挨拶、プログラム、過去の大賞について記事を入れ
させていただき、ありがたかったです。時間のない中、本当にありがとうございましたface01


昨年製作した看板、数字部分を4→5に変えて、今年も輝いております!しかしいつものように
上から下げられず、ついたてにつける形となりました。この手作り感が静岡ならではですface02


今年も明屋書店 イケヤ高林店の貝塚知香さん作の缶バッジが。販売とともに、昨年と同じく寄付
も募ったところ、たくさんのご厚意をいただき、感謝しきりです。すっかり定着した缶バッジ、
今年は貝塚さんがマグネットやシールも作成してくれ、会場をさらに盛り上げてくれましたicon12

右上の写真は、SSTてぬぐい(tenu for books:ブックカバーになるてぬぐい):読書的てぬぐい
です。生まれも育ちも三島のフリーで編集・デザイン・手ぬぐい屋をしている住麻紀(すみ まき)
さんデザイン、浜松注染(ちゅうせん)の独特の味わい深い染めによる布のブックカバーにも
なる手ぬぐいです。静岡県内の図書館員さんが、ただただ静岡書店大賞と住麻紀さんを知って
欲しいという気持ちで、自費にてのボランティア的制作をしてくださいました。「本のある風景」と
して車窓から見た富士山などの素敵なデザインと、日本的な優しい色合いの洒落たブックカバー
手ぬぐいに感激です。静岡書店大賞・・・通称SSTの輪が広がり、大変ありがたく幸せです。
素敵なつながりをくださった図書館さんとの連携も、今後益々深めていけたらと思います。


会場に入りきれないくらいの大勢のお客様が!つづきとなっている隣の部屋でもモニターで
授賞式の様子が流れるため、そちらにもご案内させていただきました。大商談会終了後のため
皆さんクロークに荷物を預けるためのお時間がかかり、予定より少し遅れての開始に。

いつも司会横にいてくださる音響の内藤賢久さん(TSUTAYA佐鳴台店)が入口近くで離れて
しまい心配でしたが、式場の係の方とともにタイミングを見計らって効果音や音楽の音出しを
してくださり、感謝です。


司会 吉見佳奈子(吉見書店外商本部)、ステージ補佐 貝塚知香(明屋書店 イケヤ高林店
コンビはいつもと同じくです。 丸林篤史事務局長(谷島屋ららぽーと磐田店)が「静岡県内の書店
員617名、図書館員32名が投票し、4部門6作品が決定しています。そして県内180の書店、公立
図書館等でフェアを開催いたします。それも一緒に盛り上げていただけたら。投票者数は若干に
減少を続けています。要因としては書店の減少がひとつあげられるかなと。待っているだけでは
ダメだ、一番本に近くにいる私たちが、書店・図書館・出版社・取次の皆様と一丸となって協力して
いただいて一緒に発信していけたらと思います」とご挨拶。


今年の副賞は、ユニーク飲料・ご当地飲料が話題の木村飲料さんが、静岡書店大賞の特別な
箱入りのサイダー10本をご提供くださいました。スペシャル感満載です!

高木久直初代事務局長(戸田書店掛川西郷店)がご紹介後、木村英文社長さんよりご挨拶を
いただきましたが、穏やかな中にユーモアがあふれ、とても楽しいお話で。笑い声があふれ、
会場は一気に和やかムードに。「本屋さんとタイアップし、本屋でよく売れるラムネ、サイダーを
作りたい。良いアイデアがあれば教えてください」との嬉しいコメントも。木村社長さん、大活躍
していただき、素晴らしい副賞もありがとうございましたface03


お待たせいたしました!表彰にうつります。まずは映像化したい文庫部門。大賞作はポプラ社
ほしおさなえさんの『活版印刷三日月堂 星たちの栞』に決定しました!静岡書店大賞協力委員
の八木麻美さん(静岡県立中央図書館)よりトロフィーを贈呈。
 「私が本というものを考えるとき、土台にあるのは活版印刷。今は安く印刷物を刷れる時代、
活版印刷は機械も活字ももう作っているところがほどんどなく、そんなに長くもう続けられない
のかもしれない。本物の印刷所が稼働している内に本当に映像化されたらいいなぁと、今回
の受賞とても嬉しく思っています。」
と、ほしおさんより本や印刷への愛あふれる、またとても
詳しく分かりやすいお話をいただきました。
 ご主人(東浩紀氏)と小学生の娘さんも出席してくださり、授賞式後、いろいろと気さくにお話
もしていただけて、とても楽しく嬉しかったです。ありがとうございました。

続きまして、小説部門の大賞作は、幻冬舎 小川糸さんの『ツバキ文具店』に決定しました!
残念ながら欠席の小川糸さんに代わり、幻冬舎 有馬さんに、静岡書店大賞実行委員 小川
誠一さん(マルサン書店仲見世店)からトロフィーを贈呈。小川つながりなんですface03

小川糸さんから直筆のお手紙を有馬さんが代読してくださいました。「手紙というのは相手に
贈る小さなギフトのようなものではないでしょうか」「手紙の封を開けた瞬間、ふわりとその人
の周囲に漂う空気やにおいを感じることがあります。私はその感覚がとても好きです」
という
お言葉、うんうん、その通りですよねと思わず心の中で頷きました。『ツバキ文具店』を書いて
から、たくさんの手紙をいただいたそうで、その中のあるお葉書のエピソードが印象的でした。
「いつも読者の方との縁結びをしてくださっている書店員の皆さん、心からの感謝を申し上げ
ます」
との小川さんのお言葉も嬉しいかぎりです。

商談会の幻冬舎さんブースでは『ツバキ文具店』の素敵なレリーフも配布してくださいました。
『ツバキ文具店』の世界をさらに楽しめるレリーフ、本とともにお客様に差し上げたら喜ばれる
こと間違いなしです!有馬さん、加藤さん、ありがとうございましたicon12


続いて児童書名作部門の大賞作発表です。ブロンズ新社 かがくいひろしさんの『だるまさん
シリーズ
』に決定しました!静岡書店大賞実行委員 山本明広さん(BOOKアマノ入野店)から
トロフィーを贈呈。かがくいひろしさんに代わり、ブロンズ新社の佐藤さんからお言葉を頂戴
しました。「本来であれば、かがくいさんがご登壇ということになりますが、残念ながら2009年、
54歳という若さでお亡くなりになりました。絵本作家デビューが50歳で、その前まで長く特別
支援学校の先生をされており、障害のある子どもたちをもっと笑わせたい、楽しませたいという
思いと経験から、だるまさんシリーズも生まれました。2008年の刊行から9年を経て3冊累計で
465万部まできています。いつの日か、これを読んだ子どもたちが大人になり親になって自分の
子どもたちに読み聞かせるような時代を超えたロングセラーにしていきたいと思っております」

と、かがくいさんの思いも一緒に伝わるお話、心に響きましたicon11

続きまして、児童書新作部門です。第3位は WAVE出版 町田尚子さんの『ネコヅメのよる』に決定
しました!静岡書店大賞実行委員 宗形康紀さん(マルゼン&ジュンク堂書店新静岡店)からトロフ
ィーを贈呈。町田尚子さんから「この部門だけ3位まであって本当によかった。私は静岡にはコネも
ない、親戚もいない、たぶん出版社さんは業界でそんなに強いわけではない、何より私が有名な
わけじゃないので話題性もないのに、それなのに3位に入っていたということは、本当に静岡の書店
員さんや図書館員さんが表を入れてくださったんだなと、本当に嬉しいです」
と、最後は涙ぐまれた
ような、率直でユーモアのあるお話にこちらも笑ったり泣きそうになったりしましたface06


児童書新作部門、今年は何と!大賞と2位が同じ著者のため同時に発表となりました。第2位は
ブロンズ新社 ヨシタケシンスケさんの『このあとどうしちゃおう』、大賞は同じくブロンズ新社 ヨシタケ
シンスケ
さんの『もうぬげない』に決定しました!静岡書店大賞実行委員 島原あきさん(戸田書店
静岡本店
)からトロフィーを贈呈。ヨシタケシンスケさんから「本っていろんな人がいろんな時に
いろんな場所で読める、昔読んで十年二十年経ってもう1回読んだ時にまた違ったものに見えて
くるというのがすごくいいところだと思うので、そういう現象が起きてもらって初めて作らせていただ
いた意味が出てくるといいなぁ、それまで長持ちしてもらうことが何よりの理想的なかたちなんだろう
な、と思っております。そのためにも現場の本を扱う方々に長く愛されていただけるとすごくやっぱり
うれしい」
と、本の力を改めて実感するお話が。そして「たくさんの方のおかげでこういうかたちでこの
場に立たせていただいております。それぞれのいろんな方々のあたたかい気持ちが、いいように、
うまいことそれぞれの幸せにつながればいいな」
と、心温まる一言で締めくくってくださいましたicon06

どの作家さんも出版社の方も、会場全体が感動するお話をしてくださり、感謝でいっぱいです。
ヨシタケシンスケさんには、副賞のサイダーsetももちろん2つemoji13木村社長さんも笑顔ですface02


静岡県の書店員・図書館員が選んだ県民読者に最も読んでもらいたい本2016、静岡書店大賞
規定4部門すべてが出そろいました!今一度、盛大な拍手がおくられました!


受賞作家さんと書店員・図書館員が記念撮影です。今年は受賞作家さんに看板を持っていただく
というかたちにicon10恐縮でしたが、手作り感の静岡書店大賞ならではと皆さん快く笑顔で、感謝ですicon12


閉式の挨拶は河口雅哉 副事務局長(本の王国 ZAZACITY浜松店)に。「今年も受賞作、すばらしい
ものが発表されています。早いところでは授賞式終了後、すぐにでも店頭に並ぶ書店さんもあるかと
思います。これ以降しっかりと県民読者にすばらしい本だよというのを皆さんの力をお借りしてお届け
できればと思いますので、よろしくお願いします」「例年ですと、ここでは次期事務局長の挨拶となって
おるんですけれど、今年はこの後の懇親会で紹介させていただくので、楽しみにしていてください」

ご挨拶。そうなんです、例年と違い、授賞式閉式の挨拶でなく、懇親会で次期事務局長の紹介ですface06

懇親会の司会は静岡書店大賞実行委員 島原あきさん(戸田書店静岡本店)。大役お疲れ様でした!
笑顔とSSTバッジ、輝いてますね。とても盛大な懇親会の幕開けですicon36
まずは静岡書店大賞実行委員長 江崎直利(藤枝江崎書店)より開会のご挨拶、そして来賓を代表し
静岡県立中央図書館 館長の河原崎全(かわらさき あきら)さんにご挨拶をいただきました。

乾杯のご発声は幻冬舎 営業局長の加藤裕之さんがしてくださいました。静岡書店大賞 小説部門の
大賞『ツバキ文具店』のエピソード、たくさん皆さんに語りたいところを、お時間を考え抑えてくださり、
申し訳なかったです。商談会で配布していただいた12頁のA5サイズのレリーフ、営業担当者さんの
文章は加藤局長さんだそうです。鎌倉舞台地図のお写真も。『ツバキ文具店』には副産物もたくさん
生まれ、さらに大きく広がっていくだろうなぁと期待いっぱいです。加藤さん、ありがとうございましたemoji49


たくさんの出版社さん、取次店さん、書店員・図書館員の方々が参加され、大規模な懇親会でした。
静岡書店大賞の受賞作家さんには、サインを求める人がたえまなく訪れていましたが、作家さん方、
丁寧に応じてくださり、写真撮影も快くしてくださって感謝感激でした。いただいたサイン色紙は、
県内各書店や図書館で、受賞作フェアのコーナーに飾られていることでしょう151

そして静岡書店大賞 次期事務局長の小川誠一さん(マルサン書店仲見世店)のから中締めの
ご挨拶により、閉会となりました。哲学的なお話、遠い席にいたためちゃんと聴き取れず、録音して
おけばよかったと心残りです。小川さん、来年度よろしくお願いしますface02

静岡書店大賞発表から3週間、売上部数は好調と、丸林事務局長から実績の連絡が届いていますicon14
受賞作品がより多くの方々に読まれ、感動の輪が広がるよう、引き続き力を入れて推していきますicon21
皆様、2017年もどうぞよろしくお願い申し上げますicon06  

Posted by 静岡書店大賞SST at 23:412016年 第5回 静岡書店大賞

2016年12月06日

第5回 静岡書店大賞 発表!



お待たせいたしました!12月6日(火)16:30~17:30、第5回 静岡書店大賞の授賞式にて
受賞作品が発表されました。受賞作家さん・出版社さん、おめでとうございますicon12icon12icon12

今年は「しぞ~か本の日!」として、取次の日販さん、トーハンさんが毎年行っている商談会
と一緒に開催することとなりました。会場は葵タワーのブケ東海さんです。書店大商談会の
終了後、行われた授賞式の様子等は、後日改めて掲載させていただきますねface02

今年も魅力いっぱいの作品が選ばれました。県内の書店、図書館でフェアを開催していきます。
静岡県民の皆様、ぜひ受賞作品の感動を味わってくださいね!よろしくお願いいたしますface03  

Posted by 静岡書店大賞SST at 17:30

2016年09月07日

第5回 静岡書店大賞の投票用紙、告知ポスター、応募要項をWebにアップしました!



第5回 静岡書店大賞の投票用紙、告知ポスターをWebにアップしました!
(丸林事務局長、委員の田中さん、高木さん、ありがとうございます!)

https://onedrive.live.com/?cid=240BF5AE22EB1933&id=240BF5AE22EB1933%21105

上記URLからPDFをダウンロードのうえ、ご利用くださいませface02

小説、児童書新作、映像化したい文庫はいずれも2015年9月1日~2016年8月31日に刊行された本が対象です。
なお、小説と映像化したい文庫部門は、すでに10万部を超えている本は除きます(応募要項ご参照ください)face01

静岡県内の多くの書店員&図書館員の皆様の投票を心よりお待ちしておりますface03よろしくお願い致しますicon06

  

Posted by 静岡書店大賞SST at 18:552016年 第5回 静岡書店大賞

2016年07月30日

盛りだくさんの実行委員会でした!



7月26日(火)16:30~19:00、戸田書店静岡本店の会議室にて、実行委員会を行いました。

今回は岩手県盛岡市の「さわや書店」フェザン店・店長の田口幹人さんも同席くださったのです。
田口さんは『まちの本屋 知を編み、血を継ぎ、地を耕す』(ポプラ社 2015.11.14)の著者であり、
第2回静岡書店大賞の折、静岡県立図書館に招かれ講演会を行われました。書店員の神様の
ような素晴らしい方です。当ブログの管理人、懇親会に出席できずお話できなくて残念でしたicon11
田口さんの記事はネットで検索するといろいろ出ていますので、ぜひご覧ください。感動です!
 ※写真向かって後列の一番左が田口幹人さんです

今年の第5回静岡書店大賞の発表&授賞式は12月6日(火)に決定いたしましたicon12
詳細がはっきり決まり次第、改めてご連絡させていただきます。お待ちくださいませ。

投票は、9/15(木)~9/30(金)です。投票対象となる本は2015年9/1~2016年8/31までの
1年間に刊行された日本の小説、文庫、児童書、そしてロングセラーの児童書の4部門は
例年通りです。夏休み、ぜひこの4部門から候補作品を考えておいてくださいね!

今まで違う副賞(静岡ローカルのお土産)も決定し、会場や開催時間等も変わりますので、
大きなステップアップとなる静岡書店大賞。図書館員さんの協力も心強いかぎりですface03

なお静岡新聞社さんとのコラボ企画のお話もいただき、これまた楽しみですface02

夏真っ盛り!静岡書店大賞「夏の推薦図書」もぜひよろしくお願いいたしますicon14  

Posted by 静岡書店大賞SST at 11:56実行委員会

2016年07月07日

2016 夏の推薦図書

昨年に続き、今年も夏の推薦図書が決定しましたemoji02ご賛同いただいている県内書店、
図書館でこれから展開していきます。課題図書、推薦図書が並ぶ中、静岡書店大賞がおすすめ
する作品もぜひ多くの方にお読みいただき、感想文に挑戦していただいたり、この夏の心に残る
1冊になればと思いますface02


出版社さんからすてきなPOPが届きました。店頭フェアにぜひご活用くださいface03





※ポスター、POP等の拡材はこちらSST夏の推薦図書 拡材
委員の田中さん、今回もアップロードありがとうございました! 感涙しています!  

Posted by 静岡書店大賞SST at 14:28夏の推薦図書